アクションアドベンチャー「レゴ スター・ウォーズ/スカイウォーカー・サーガ」PS5版をプレイ。

レゴ

レゴシリーズは初体験。
アストロボットの影響でもっとアクションゲームがやりたいと思ったので、前から興味があったレゴに手を出しました。

9作分の映画をLEGOで追体験できる大容量ゲーム

本作は映画スターウォーズ9部作全部入りなので、1作品はダイジェスト程度の内容だろうと予想していたのですが、意外にも大ボリュームのゲームのようです。

レゴ

EPISODE4冒頭のタンティヴIV襲撃からしっかりステージが作られていて驚きました。レイアから設計図を託されたR2-D2が脱出ポッドまで移動するというような、映画の何気ないシーンまで全部操作できるし、モス・アイズリーなど拠点的な場所ではサイドミッションも用意されています。

レゴ

全部を遊ぼうとしたら膨大な時間がかかりそうです。

ゲームとしては、映画を少しギャグチックにアレンジしたストーリーで追体験できるストーリーモードと、ストーリーで訪れた惑星を自由に探索できるフリーモードに分かれているようです。

レゴ

ストーリーモードは、EPISODE1、4、7という各三部作の一作目から順に開放される形式。
どの三部作から手を付けるかはプレイヤーに委ねられている辺り、スターウォーズファン同士でも揉める「旧三部作(オリジナル)、新三部作(プリクエル)、続三部作(シークエル)のどこから観るべきか」問題を上手く避けたなと思いました。
私は、公開日順派なのでEPISODE4から開始したのですが、ジェダイ特有のアクションが最初から楽しめるEPISODE1もアリだったな、と思います。

ハイクオリティな背景+オモチャ感のグラフィック

グラフィックはかなりリッチ。

レゴ

背景を除くあらゆるものがレゴパーツで作られている筈なんですが、レゴ感があるのは宇宙船くらいで、背景にブロック感やチープさはなく、スターウォーズの世界に入り込んだ気分になれます。個人的には、もっとレゴブロック感があっても良いのになと思ったくらいです。

一方、キャラクターは完全にレゴの人形になっているので、精密でリアルな世界の中でチープな人形が動いている感はあるかもしれません。装飾の類がシンプルなのは致し方ないけれど、Rシリーズのドロイドたちのボディ裏面が白いのは寂しいと思いました。

レゴ

でも、三つ目の宇宙人やトイダリアンなど、スターウォーズらしい多様な姿の異星人がレゴで再現されているのはワクワクしました。

とにかく簡単なアクション

基本アクションはジャンプ、近接攻撃、射撃攻撃程度ですが、一応コンボ的なものがあったり、スターウォーズではお馴染みのグラップリング・フックのギミックが撃てたり、要素は多いようです。
操作キャラは多数いて、ジェダイなら特有の能力もあるようですが、基本操作は変わらず、ほぼ同じことができるようです。

レゴ

素手でストームトルーパーに殴り掛かるレイア姫にはちょっと笑ってしまいました。

敵味方ともHP制で、多少攻撃されても直ぐには死にませんし、死んでもその場で復活するようなので、アクションゲームとしての難易度は無きに等しいと思います。イージーなゲームを期待していたので、これ自体は良い塩梅だと思います。
ところどころでミニゲーム的な要素が要求されますが、これも簡単でした。

レゴ

しかし肝心のアクションゲームとしての面白みは感じられませんでした。全ての動作が単調で、キャラクターを動かして気持ち良い感触が得られません。また、若干カメラ酔いもありました。

防御柵や固定砲台を作ったりできるのは、レゴ世界ならではの要素だと思います。

レゴ

といっても、組み立られる場所と物は決められており、自由な発想で遊べるではありません。あくまで雰囲気作りという感じです。

万人には向かない

遊びやすく作られているから誰でも楽しめるゲームかと言うと、それは違うと感じます。

レゴ

残念ながら私には合いませんでした。

今回はストーリーモードを遊んだのですが、ただマーカーを追って話を進めることが主体になってしまい、自分なりの目的意識が持てませんでした。仮にストーリーモードは話を追ってエリアを解放することが目的だとしても、それなら続くフリーモードで探索したくなるようなフックがあって欲しかったです。
レゴらしいギャグに関しても、本編を面白おかしく脚色するのは良いけれど、ストームトルーパーがなぜかタンティヴIV艦内で風呂に入っているなど脈絡がない箇所は「子供騙し」と感じました。

レゴ

しかも目に見えない壁があってドロイドでは風呂場に入れなかったのも、些か不満でした。

チュートリアルはあったのですが、翻訳の問題なのかいまいちピンとこない箇所があったり、説明して欲しいところに説明がなかったり、そもそも用語が分からなかったりで、十分理解できたかと問われると難しいところです。
例えば、ストームトルーパーを倒した後に装備が残ることがあり、それを着ることができるのですが、着たらどうなるのか説明はありませんでした。同行者も含めて全身ストームトルーパーになると、敵兵から攻撃されないみたいですけれど、基本は見た目装備なのでしょうか。

レゴ

武器を変更する時も、それぞれがどういう性能かなど分からないので、どう選んだらいいのか困りました。

最も謎だったのは、C3POの上半身と下半身を切り離せる機能です。

レゴ

TIPSやヒント機能など諸々充実しているので、本気で遊ぶ気ならしっかり目を通して理解すれば良いのですけれど、そこまでやる気が起きないというのが正直な気持ちです。
数時間しか遊んでいないのにバグと思しき挙動(操作キャラクターを切り替えられない、フリーズ)に複数遭遇したのも気になりました

難易度から考えても、正にLEGOで遊ぶ世代の子供とその親が一緒に楽しめる、くらいのゲームなのかなと感じました。
であれば、私はターゲット層でないので、合わないのも致し方ないですね。

レゴ

スターウォーズ好きが作った雰囲気は感じますし、レゴで作られた宇宙船の造形は好みなので、たまにプレイするかもしれませんが、集中的に遊ぶことはなさそうです。

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