スマートフォン向けRPG「メギド72」を始めました。プレイ日数が1週間に達したところです。
https://megido72.com/

メギド72 メギド72 メギド72

開始タイミングについて

本作は、2025年3月9日でのサービス終了とオフライン版への移行が発表されています。

メギド72

友人が長年遊んでいたり、戦闘システムがボードゲーム的で面白いという紹介記事を読んだことがあったり、それから仲間キャラに犬がいると知っていて、興味は持っていました。とはいえ長期運営のゲームに追い付く苦労や、掛け持ちの難しさに二の足を踏んでいる内にサービス終了が発表。このまま縁がないまま終わると思っていました。
しかし年末の振り返り記事で名前を出したところ、「今からでも間に合う」と教えて頂いたので、これも縁と思って始めたのでした。

なお、ゲーム開始前はずっと癖のある絵だと思っていたのですが、ゲームを始めて何度も目にする内に、絵柄自体に癖があるというより、表情が強いんだと気付きました。

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泥臭い、と言うのが適切かもしれません。号泣する主人公イラストが何度も話題になりましたものね……。

連鎖的に広がる大ボリュームのストーリー

現在全シナリオが解放されているようですが、自力攻略で、メインクエスト2章16話まで終了しました。

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1話が3~4つのフェーズに分かれていて、ストーリーはフェーズの前後にあります。そういう構成で現在13章129話もあるので、1話ずつは短めと言ってもかなりのボリュームです。ただ、本作では画面下部にシークバーがあることで話の進捗が目に見えるため、読んでいる最中に「まだ続くのか」と思うことがありませんでした。会話シーンにシークバーを表示したゲームは初体験ですが、意外と良い効果がありますね。ちなみに、シークバー本来の機能としては役立っていないと感じました。

冒頭、いきなりメギドラルだ何だと言われて、独自用語を連発するタイプかと身構えましたが、戸惑わされたのは最序盤だけで、話自体は分かりやすい作りでした。最初に仇討ちという短期目標を設定し、その後にハルマゲドンを防ぐという長期目標へ自然とシフトするのが上手いと思います。独自用語も、ヴィータ(人間)→ヴァイガルド(人間界)など関連する物の頭文字が統一されているので覚えやすいです。

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個人的に、終末物は暗く閉塞感があるため好まないのですが、本作は犠牲者の数は多いけれど案外読みやすいと感じています。
伏線→回収が割と早かったり、この手の作品では良く邪魔者として登場する終末論者たちが、本作では意外と理性的に行動していてタダの狂信者ではなかったりするのは結構興味深いと思いました。
更に、主人公が思い悩んで足踏みしても周りが叱咤してくれるし、行動した結果が悪い方に転ばない展開のお陰でストレスを感じないようです。頑張ってクエスト攻略して得られるものが「主人公が良かれと思ってした行動が裏目に出る」パターンだと辛いですからね。
序盤からキャラ数が多く、且つそれぞれ異なる考えを持っているので、群像劇的な雰囲気もあります。メギド一人ずつに「メギドクエスト」というバックボーンストーリーが用意されている点も、群像劇感を強めています。
後述しますが、仲間の数がとんでもなく多いので、全員にこれだけのストーリーが用意されているのはさすが7年コンテンツと感心しました。後から追い付くにはハードルが高くて、ちょっと尻込みもしちゃいますが……。
あと、サブキャラのネーミングが「ノーフ」「タガヤス」など、どういう人物か凄く分かりやすくて笑いました。

敵味方の行動を逆算する独自のバトルシステム

バトルに関しては「フォトンドラフトシステム」という独自のシステムを採用。広義ではコマンド型RPGと言って良いと思います。プレイヤーと敵で交互に場から欲しい「フォトン」を選ぶことで行動を決めていくという内容で、確かにボードゲーム的な決断力と思考力が試されるゲーム性だと思いました。

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仲間メギドにどのフォトンを与えるかで行動が変わるのですが、フォトンを選ぶ基準が「どの行動を取らせたいか」だけでなく、敵にこのフォトンを渡したくないから取るという選択肢があったり、敵がスキルを取ったら「感電」、アタックを取ったら「めまい」と、後出しで先手取れるメギドに状態異常技を使ってもらい無力化を図るなど、色々考えることとやれることが多くて複雑です。でも、上手くハマれば格上に粘り勝ちできたりもして面白いです。

もう一つの「マスエフェクトシステム」は、リーダーに据えたメギドによって効果が発動するパッシブスキルで、この効果を得られるメギドでパーティを組みたくなる要素だと思います。
ただ、私自身はマルバスのマスエフェクト(毎ターン回復)が好きすぎて、他のリーダーを全然使えていません。

メギド72

メインクエストは大体このパーティで進めています。格上相手にも粘り勝ちできるのがお気に入りです。ただ、火力が欲しい時はフルーレティをシトリーにチェンジして使っています。
特性やスキルを細かくチェックしていないので、各メギドの特性を深く理解してシナジーを考え出すと、無限に時間が溶けそうです。

多彩なキャラクターと積み重ねる育成の楽しさ

まず、仲間となるキャラクター(メギド)の数がとんでもなく多いです。
当初は、ソロモン72柱が全員仲間として登場するものと予想していました。その時点でも水滸伝並みの大所帯ですよね。でも正月のメギド確定ガチャを引いたら、72柱ではないメギドが登場したので、72柱以上いるし、何なら72柱にも別クラス(別キャラ扱い)がある!と気付き、図鑑を見てその数に唖然としました。
全員の性能把握はたぶん無理だと思いますが、これだけ多様な仲間がいると、自分の好きなメギドをリーダーにして活きる仲間で揃えるとか、プレイヤー別の解を見付けられそうな感じがします。

更に、最初は意識していなかったのですが、本作は仲間にはレアリティの概念がないことに途中で気付いて感心しました。ガチャで排出されるメギドもストーリー報酬で加入するメギドも、全員星1から始まって最大レアリティまで自力で育成していく仕様です。

メギド72 メギド72 メギド72

メギドに贈り物をすると直接的にステータスが上がり、指定された贈り物を全て渡すとレアリティが一つ上がってレベル上限が上がるーーという感じになっています。特にレアリティが上がるとグンと強くなった実感が得られるので、ちまちまと育成するのが楽しくなります。
一応、贈り物を入手できるクエストの制限により、実質的なレベルキャップを設けて難易度を調整している面もあるようです。ただし、ゲーム内通貨であるゴルドショップを使えば、現時点では挑めないクエストでドロップする贈り物が手に入る場合があります。ちょっとズルして一段階強くなれた時は嬉しくなりますね。

両極端なUIとUX

UIは正直悪いです。コンテンツを俯瞰して見られないし、奥まった場所にあることが多く、どこでなにができるのかなかなか見えません。
特に、画面下部のボトムナビゲーションからメインクエストに直接移動できない点は、1週間以上遊んでも未だに戸惑います。一旦アジトを経由して、更にスライドメニューでメインクエストを出してーーと手順が多いです。
復刻イベントの報酬で貰った「EV指名召喚チケット」は、使う場所がわからなくてわざわざ調べました。

インターフェースの悪さに反するように、ユーザーへの優しさは高いゲームだと思います。

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まず、過去イベントが自由に遊べて、イベント配付キャラを仲間にもできることに驚きました。後から始めたプレイヤーに優しいと思っていた「テイルズ オブ ザ レイズ」でも、過去イベントの復刻は有償要素だったからです。
しかも、ストーリー加入含めた配付キャラが普通に有能です。
ガチャでは、SSRよりRのオーブの方が汎用性が高く使いやすかったりします。SSRはどちらかというとピーキーな性能に感じます。
このゲームは、どこで集金して7年も運営していたんだろうと不思議に思うくらい優しいですね。

デイリーミッションがない点にも驚きました。もちろん、ログインボーナスや1日1回無料ガチャなど、毎日の起動を促す要素はあるのですが、拘束時間はかなり短く感じます。
一度全員生存でクリアしたクエストは、チケット消費+STで報酬だけ得られるのも有難いです。

そんな感じで、7年分のコンテンツに追い付くのは大変ですが、楽しんで進めています。この後は速度が落ちると思いますが、逆にオフライン版でのんびり遊んでいってもいいかなと楽しみにしています。

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