PS5版レースゲーム「はじめてのグランツーリスモ」をプレイ。
https://www.gran-turismo.com/jp/products/myfirstgt/

はじめてのグランツーリスモ

本作は、2022年発売の「グランツーリスモ7」のレースやタイムトライアルを一部楽しめる無料トライアル版(2024年12月6日配信)。
発売から2年も経っていまさらGT7の体験版?と思いましたが、PS30周年記念施策のようです。また、GT7自体はいまもアップデートを続けているそうで、コースや車種を増やす運営型に移行しているのなら、新規プレイヤー参入を促すのも納得です。

はじめてのグランツーリスモ

はじめてのグランツーリスモ

現在、体験版だけのプレイ感想は書かない方針にしているのですが、本作はコンプリートにかなり苦労したので記録しておきます。

私にとっては、2017年の「グランツーリスモSPORT」オープンβテスト以来のレースゲームになりました。

はじめてのグランツーリスモ

公式サイトに「7歳から77歳まで」と銘打たれているし、タイトルに「はじめての」と付けるくらい初心者向け感を出していますが、実際は初心者には難しめの調整だと感じました。
私の運転が致命的に下手という理由もありますが、最初に遊べる「ライセンス」モード国内B級ライセンスの時点で泣くほど悪戦苦闘しました。完走してもそれだけではクリアにならず、規定タイム内にゴールしないといけなかったからです。

はじめてのグランツーリスモ

クリア条件が甘くないのは、コース取り、アクセルとブレーキのタイミングといったドライビング技術を、なぁなぁにせずキチンと習得してから次に進ませる意図があるのだと思います。説明はしっかりしてくれるし、お手本が用意されていたり、コースや減速位置のガイドを出せるので、確かにこれに従って何度もプレイすれば上達はすると思います。ですが、説明自体がそもそもリアルドライバー向け、自動車知識があるプレイヤー向け、という印象は感じました。
もしかすると、私のように中途半端な知識があるペーパードライバー兼ゲーマーは、一番プレイ適性がなかったかもしれません。

正直、この課題がいくら走ってもクリアできず、諦める寸前でした。

はじめてのグランツーリスモ

ラストランのつもりの走行中にあれこれボタンを押していたらカメラ位置が第三者視点に変わり、この状態だと走りやすいと分かって続けられました。でも一人称視点の方が「グランツーリスモ」らしいシミュレーターの雰囲気があったので、引きの画面で遊んでいると悔しさがありました。

設定関係は、キーコンフィグからアシスト設定まで細かく指定できます。

はじめてのグランツーリスモ

普段はボタン操作が好きですが、このゲームに関してはステアリングをモーションセンサーにするのも楽しいと感じました。
私は名称だけでは一部機能が分からなかったですが、これも自動車知識があるプレイヤーであれば問題ない点でしょう。

「ライセンス」は、前述した通り課題をクリアしていくモード。GT SPORTの「ドライビングスクール」に相当する内容です。しかしレース系のモードと違い、僅かにコースアウトした時点で失格になるのが厳しいと思いました。

はじめてのグランツーリスモ

国際ライセンスB級の最終面(IB-5)のリトライ回数は数えられません。

「ミュージックラリー」は音楽に乗ってコースを周回していくミニゲーム。一定のポイントを通過すると走行可能時間が加算されるので、時間を稼いで曲が最後まで流れるように頑張る、という仕様です。

はじめてのグランツーリスモ

完走のために一定のスピードは必要ですが、順位を気にすることなく他の車と一緒に走れるのでなかなか楽しかったです。

「レース」は、多数のライバル車と速さを競う、一番分かりやすいレースゲームモード。「ライセンス」を国内A級までクリアする解放なので、ようやく普通のレースに参加できた、という変な感動がありました。

はじめてのグランツーリスモ

ただ、レースから発進シーンが欲しいと思うのですが、このゲームはなぜかすべてオート走行状態から始まるのですよね。走行中の最下位ドライバーくんに乗り移ったイメージなら納得ですが、たぶんそんな裏設定はないですよね。
レース難易度初級は接待レベルで気持ちよく勝たせてくれるくらいの難易度で、ライバル車を後ろから上手いこと抜き去っていけるのが爽快でした。

「タイムトライアル」は、1ラップの最速タイムを競うモード。これの三ステージ目がまた鬼門で、クリアできずに達成率95%のまま終わるんじゃないかと思いました。

GT SPORTで感動したブランドセントラルや写真合成機能がなくて残念でした。GT7製品版には存在するようです。
獲得した車の説明が見られるのはよかったです。文面にやや画一的な部分はあるけれど、車好きにとってどういう位置付けの車なのか知ることができました。

はじめてのグランツーリスモ

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