現在地:PLV52
今回の感想はメギドストーリー中心です。
先月まではメインストーリーをひたすら進めて5章終了まで進んだのですが、今月は進行を止めて、メギドストーリーやイベントを消化しました。
先輩ソロモン王の友人から、6章の前にシナリオ加入メギドたちの個別ストーリーを読むことを勧められたという理由が第一ですが、5章が前向きな状態で一区切りついたのに、また艱難辛苦が待っていると思うとその先に行くのが躊躇われて足踏みした面もあります。
そんな次第なので、オフライン版になってからゆっくり進めるつもりです。
メギドストーリー感想(ネタバレを含みます)
ブネ
プレイヤーが知る「メギド72」のオープニングに繋がる前日譚として、これまでの物語の補足になっていて面白かったです。
ブネが王都に来て接触しなければ、ハルマ側は追放メギドのことを正しく理解できていなかったというのは驚きでした。ここからソロモン王探索が始まったことを踏まえると、ベリアル並の功労者ではないでしょう。
それから、ブネの行動原理である「メギドラルへの復讐心」が生まれた経緯が分かって得心しました。
なお、このストーリーを読んだ時点では、ブネがヴィータに転生したから後付けで「軍団の仲間を想う感情」を抱いた可能性もあるんじゃないか?と思ったのですが、後に知ったアガレアレプトが「仲間想い」な面のある純正メギドだったので、メギドにも仲間意識はあるんだと分かりました。まだまだ、メギドの生態について理解が足りないなと思います。
ウェパル
初っ端、メギドラルに存在するウェパルが、我々の知るウェパルの姿を得たのを見て「んんん?」と思ったら、実はウェパルは転生メギドじゃなかったという、まさかすぎる真相が明らかにされて心底驚きました。
しかも、その後の展開は二重に意外な悲恋物ストーリーで、泣ける内容でもありました。
内容があまりに5章のネタバレなので、メギドストーリーはリリース後ある程度経ってから実装されたのかと思いましたが、友人に聞いたところ、初期からあったらしいですね。
ということは、まだ主人公たるソロモン王の指輪がレプリカなことも、メギドラルが自軍にソロモン王を作ろうとしていることも知らないまま先にウェパルのストーリーを読んでいた可能性があるのですか?
プレイヤーにどの順番で情報を開示するかは、物語へのインパクトを左右する重大なポイントだと思いますけれど、メギドの製作陣は、よくこのストーリーをいつ読んでも良い状態にしていましたね。どんな開示順でも面白いと思わせる自信があったのか、プレイヤーへの信頼なのか、それは分かりませんが、私個人としては自分が辿った5章クリア後にメギドストーリーを読む流れは、本編での驚きも、メギドストーリーでの驚きも味わえてとても良かったなと感じています。
バルバトス
哀しくも温かい思いやりに満ちた、大変良質なストーリーでした。
「バルバトスっていい男だな」と実感しました。また、端々から吟遊詩人としての誇りを感じたので、どうしてこの職を選んだのかとかも知りたいですね。
白い犬の話は私にも聞かせて欲しかったです。勝手に、まだ我がアジトにはいないイヌーンを連想させる内容じゃないか?と思いましたが、もしかしたら、バルバトスの語りすべてに元ネタがあったりするんでしょうか。
モラクス
なんというか、モラクスがいい子に育ってよかったーーとしか言いようがなかったです。ヴィータも善人ばかりでないのは当たり前だけれど、メインストーリーだとメギドたちの方が中心だし、そんなに性格の悪い奴は登場していなかったので、モヤモヤとしました。
モラクスに対しては、彼が見つけたソロモン王が人に感謝してくれる子で良かったね、と思います。
追放メギドの皆がメギド時代の名前を使っているのは、両親がくれた名前とは関係なく自分で勝手に名乗っているのかと思ったけれど、モラクスみたいなパターンもあるんですね。
シャックス
メギドストーリーは全部重い内容なのかと思いきや、シャックスのストーリーは完全ギャグ展開で面白かったです! 親メギドラル組織についてどう決着をつけるのかと思ったら、明るいオチだったのも嬉しかったです。
そんなわけで、話数は長かったけれど、サクサク読めました。
我がアジトでシャックスと共に初期から活躍しているシトリーが少し登場してくれて、人柄が見えたのも地味に嬉しかったです。一方、かなり出番が多かったもう一人のメギド・マルファスは未所持なので、引いておきたかったなぁと思いました。
マルコシアス
私は、彼女が掲げる正義が怖くて、過去がわかれば少しは理解できるかと思ってストーリーを読んだのですが、やっぱり少しイカれた子だなと言う結論で終わりました。
ところで、マルコシアスがアンドレファスと一緒に幻獣と戦って大苦戦していた描写と比べると、ブネの方が強いように感じますが、これは元々のメギドとしての戦闘力の差なのでしょうか。
ガープ
とても良かったです。
本編で軽く過去を語ったときには、ガープは剣闘士たちに敬意を抱いていると感じましたが、メギドストーリーの冒頭ではそんな雰囲気はないし剣闘士も嫌な奴が多く、バッドエンドが見えているのにこんな状態で大丈夫なのか?と思いました。
しかし、幻獣が暴れ出して極限状態になってからの人間模様は、プラス面でもマイナス面でもグッときました。
特にゲスレオン君に対しては、名前からしてゲスだと思い込んで申し訳なかったと謝ります。育った環境に適合した言動になるのは仕方ないことだし、それが普通の親愛を伝えるやりかたじゃないと分かったら自分を変えようと努力するところが偉かったです。本当に惜しい奴を亡くしました。
あと、ボスの死に際実況は、グロいんだけれど丁寧な実況具合がちょっとおかしくて笑いました。
しかし、まさか一番女っ気のなさそうなガープにこんな良い女が付いていたなんて驚きました。帰還の日を待っているだろうに、ソロモン王の一行に加わってしまったから、まだまだ帰してあげられませんね。せめて、仇討ちを果たしたことは報告済みであって欲しいなと思います。
パイモン
正直、ダムロックが孫のソロモン王からは想像もつかない予想外の馬鹿で、定職もなくナンパと博打ばかりしている、メギドより謎な生態の男だったことに驚きました。
指輪がソロモン王に引き継がれたことを考えると、ダムロックとマーグラは最終的には結ばれたんですよね。でも指輪の出所は意味不明だし、両親については影も形もなく、ソロモン王周辺は却って謎が増えた気がします。
なお、パイモンの推測通り、アルスノヴァ血統が本能で同族や指輪を求めるよう操作されているなら結構エグい設定ですけれど、ベリアルだってメギドなんだから、そのくらい仕込むかと思ったら納得しました。
パイモン自身については、乱暴者から角が取れたような感がありつつ、実は最初から社交性の高いメギドだったんじゃないかと思います。
ヴィータの両親は死ぬまでパイモンを普通の息子だと思っていたということは、両親の前ではヴィータの息子として振る舞っていたのだろうし、無用の争いを避けるため潜んでいたことからしても、かなり気遣いをして生きてきたんじゃないでしょうか。そう思うと、ナンパの上達が早いのも納得です。
だから、実は召喚した人がダムロックじゃなくても上手く付き合ったと思います。でもヴィータに馴染みたくなかったのか、寂しくなるのを避けたかったのかで自分からはヴィータに絡まなかったから、ダムロックに呼び出されて世界を広げることができたのは僥倖だったんでしょうね。
フォルネウス
友人の勧めで読んだのですが、空いた口が塞がらない話でした。いまこそ悪を退治するためマルコシアスを呼び出すときだ、と思いました。
最初は、見事な詐欺師の手口にドン引きしつつ、そうは言っても仲間キャラなのだから、加護するつもりが反動でしっぺ返しを与えちゃう系とか?などと甘いことを思っていました。しかしそんな可愛い話ではなく、被害規模が大きすぎる上に張本人は結果に大満足していて震え上がりました……。
なにより、フォルネウスの動機がまったく見えなかったのが怖いです。
救い(死)に人を導くために行動していたことはわかるのですが、そもそもメギドがヴィータを救おうという動機で行動するものですか?
あるいは、本当にカトルス教で純真培養されていて、まだ転生メギドとして過去の記憶がない可能性もあるのか、と納得しようとしたら、件の友人からディレクターコメントの存在を教えられて、本気でヴィータを救うつもりの行動と分かり、頭を抱えました。
https://megido72-portal.com/entry/1st-anniversary-comments_relay
一本のストーリーとして良かったのはバルバトス、キャラ萌えしたのはガープ、前日譚として純粋に面白かったのはブネ、心底驚いてストーリーの深さを感じたのがウェパル、単純に笑えたのはシャックス、真顔にさせられたのはフォルネウス、という感じでした。
イベント
- イベント「ソロモン王に花束を」
- 常設イベント「ソロモン誘拐事件・悪夢編」
- 常設イベント「ソロモン誘拐事件・逃走編」
「ソロモン王に花束を」は、メインクエスト12章(ステージ130)以降の時間軸と提示されていたので、メインストーリークリア後か直前のお話のようですね。
ネタバレの山かもしれないと思いつつ、開催期間にやっておかないと勿体無いので突撃。結果としては、そこまで激しいネタバレは感じず楽しめました。ソロモン王のことが大好きで心から感謝の気持ちで花を用意する仲間もいれば、そうでもないけれど勝負事だから花を用意しようという仲間もいて、5章で企画した多様性の軍団が出来上がった未来を垣間見ることができました。
「ソロモン誘拐事件」は、これまた友人から6章前の消化を推奨されて読んだもの。
悪夢編は、サーヤとの101年に渡る夫婦生活(の夢)とイチャイチャっぷりにビックリしましたが、それだけの愛を抱いた上で厳しい現実に帰る意志も持てるソロモン王に凄みを感じます。愛を失いたくないが故のサーヤの言動の方が納得できたし、だからこそ第二の門番相手にはソロモンの援護をしてくれた決意が胸に来ます。サキュバスなのに、魅了の力とかを使わず純粋な愛を築いちゃう辺り、凄く純真ですね。
ソロモン王の深層心理の中に、まだこの時点では出会っていない不死者たちが存在したことについては、単なるサービスなのか、深読みした方がいいのか気になります。
逃走編の方は、「ヴィータの盾」に無力なソロモン王の弱点を上手く突いているにも関わらず、追う側も追われる側もだいぶ杜撰で行き当たりばったりな展開に感じました。悪い意味だけではなく、メフィストらがそういう目先でしか動かない奴だという描写であったのだろうも思います。
カスピエルが実際は「メギドラルに戻りたい追放メギド」だったことが分かった時は、あの熱心さの理由が腑に落ちて唸りました。5章で護界憲章に引っ掛かって爆散したモブメギドもそうでしたが、追放メギドの全員が反メギドラル一色じゃないのは当然ですものね。
それにしても、この時点で純正メギドも意外と気軽にヴァイガルドに来ていたことの方が意外でした。5章の実験をするまでもなかったのでは…? それとも、説明されていないだけでアガリアレプトたちはヴェパル同様、ヴィータの皮をかぶってきていたのでしょうか。
そうだとしても、インキュバスの例を見るに、メギド体にさえならなければ力も使えるようだし、ちょっとメギドラル有利すぎてこの先大変そうだなと思いました。
育成
本編を進めなかった分、スタミナを育成に割いたのでだいぶ育成が進みました。
アジト所属のメギドが52体(同一メギドのリジェネレイト含む)で、シンギュラリティメギド以外は星4以上に育成済み。星6が11体。なかなか優秀ではないでしょうか。
星6になると結構大きくビジュアルが変わって豪華になるのですが、シトリーが全身鎧から突如露出の多いエッチな衣装に変化したのにはひっくり返りました。
シナリオ加入メギドの多くは、育成に星間の禁域のボスの報酬が要求されますが、何匹か捕獲がし難いボスがいて、そこで足踏み状態になりがちでした。
時々、びっくりするくらいドロップしない素材があって、スタミナ回復→攻略チケットを連打したりもしました。なぜか金の素材より銅の素材の方が落ちなかったりしますよね。
権限がありません