現在地:4章蜀・終了

真・三國無双ORIGINS

この先の劉備はどうするのかと思っていたら、帝のためとは言え、しれっと曹操から城を奪ってゲリラみたいなことをし始めました。悪意はなくても、あちらこちらを引っ掻き回していますね。こういう信念の見えない行動は私の嫌いな要素ですが、劉備陣営に所属していると、こうなるのも仕方ないと思わされたり、この未完の大器がどういう結論を出すのかという興味も湧いて、劉備を支え続けたくなる気持ちが少し分かってきました。

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とはいえ、今でも劉備の底の知れなさは怖いと思ってます。
それに、三義兄弟だけで戦い続けるのも限度があります。参陣すると言っていた徐庶はまだか、公孫瓚は死んだのだから趙雲も来てくれーーと味方の増加を願っていたものの、その前に曹操軍との戦いが始まってしまいました。

というわけで、まず「下邳防衛戦」。
今回は劉備と張飛が不在のため、遂に参加者2名だけの軍議になりました。

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関羽が曹操に下るエピソードは記憶にあったけれど、そんな状況になったのは何故かと不思議に思っていたので、本作で事情が分かり納得しました。曹操軍が攻めてくるタイミングだったのに、大将不在にしても大丈夫と判断したのがそもそも甘かったと思います。曹操軍は、ちゃんと諜報もして劉備たちがいないことは掴んでいたでしょうしね。

敵は大軍でしたが逐次投入だったので、第一波を押し返した後は割と余裕がありました。

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関羽が水門の方に行ってしまった間、紫鸞が城門前に陣取って敵を倒し続けるのは、両者がそれぞれ仕事をしている感があって良かったです。
ゲームステージ上で勝ってもシナリオ上は負け展開なのも、長期的に見て勝てる戦いではないと分かっていたので不満はありません。関羽に助命嘆願されて生き残ったらしい張遼が、関羽を説得して降伏を受け入れさせるのも、武人同士通じるものを感じました。

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それにしても、蜀ルートだと下邳が戦場になってばかりです。そんな取り合いになるほどの要地だったのでしょうか。そもそも、曹操が父親の死を口実に攻めたのがこの辺の地だったはずで、この地を得るために長期間戦い続けたんだなと驚きます。

曹操の客将扱いになった関羽の微妙な立場を一緒に味わえるのは面白かったです。
曹操が、このまま自分に仕えないかと聞きに来た際、関羽にしか打診しないからもう紫鸞には興味ないのかと不貞腐れていたら、後ほど紫鸞にも秋波を送ってきたので、ちょっと安心しました。

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でも、絶対靡かない関羽への熱烈なラブコール具合を見ていると、実際に自分のものになったら餌をやらないタイプに見えてきたので、次周がやや不安です。それに、仲介できる適任者がいないから直接打診しに来たと言っていた辺り、曹操軍所属だったら紫鸞が関羽の勧誘役にさせられそうな点も不安です。板挟みにしないで欲しいです。

客将としての仕事を果たすため「白馬・延津の戦い」には曹操軍で参加。
関羽と張遼に任せておけば顔良は撃破してくれそうでしたが、顔良も文醜も、紫鸞が倒してしまいました。

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過去を探るサブイベントが前周で消化済みのせいもあって、紫鸞の過去がまったくメインストーリーに関わってこないと思っていたら、ここで白鸞が襲撃してきました。山越に身を寄せている設定はそのまま、出張してきたようです。
今回の紫鸞は曹操の配下でなく、成り行きでこの戦いに助力していただけなのに、曹操についたと非難されてちょっと閉口しました。まあ確かに軍議にはしれっと参加していましたが。本当の主は劉備だと言ったら、より漢室寄りだしなにも為していない男なので、もっとズタボロに言われそうですね。勘違いされて良かったのかもしれません。

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それに、白鸞が曹操を倒してくれれば、赤壁の戦いも発生しなくて助かるな!と思いました。未来でそうならないと言うことは、このあと白鸞は誰かに退けられたのでしょうか。

劉備生存の噂を知ったことから、曹操軍を抜けて「関羽千里行」へ。

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関所破りをしたエピソードに関しても有名なので知っていましたが、曹操に通行許可を貰ったのに結果として関所破りをする羽目になったことや、なにより官渡の戦い前後にこんなことをやっていたことに驚きました。
郭嘉が劉備の居場所について話したのは、まさかウッカリではないでしょうけれど、袁紹との決戦を終えるまでは伏せて関羽を使い倒した方が良かったのでは?と思います。でもこの時の劉備は袁紹に助力していたようだから、重要な局面で急に裏切られないよう先に切ったのでしょうか。魏ルートで説明があることに期待します。

このステージの前半はスピード勝負で、ガンガン馬を走らせました。

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関羽がしれっと曹操から贈られた赤兎馬に乗っているのは羨ましかったです。こちらの芦毛もレベル最大だから脚力はそんな見劣りしないと思うけれど、威圧感がまったく違いました。

面白かったのは、道中で突然「馬泥棒?」表記の周倉と、それを追う趙雲が現れ、急に賑やか且つコミカルな感じになったことです。

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親分呼びされて戸惑う関羽は、いつもの厳格な感じより親しみやすかったし、馬に乗った3人に周倉が自前の脚で付いてくるのが最高に無茶苦茶で笑いました。うち一頭は赤兎馬だぞ?
さらに曹操軍と戦闘中の劉備たちとも合流し、ここからBGMが「勝ち確定」みたいなノリになって盛り上がったのが気持ちよかったです。私も後で気付いたのですが、関羽と2人でずっと敵地にいるのは意外と気詰まりだったようで、気楽な蜀に帰ってこれたことや、仲間が増えたことに喜びを感じました。

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戦闘後、三義兄弟に紫鸞、趙雲、周倉を加えた6人で盃を交わして4章を終えた時には、ここからが本当のスタートだ、と思えてとても清々しかったです。悲嘆に暮れて終わった孫呉とはだいぶ対照的でした。

それにしても、尋常でなく強い奴ばっかり集めてゲリラ戦を仕掛けてくる劉備って、曹操軍からしたら悪夢みたいな存在ですね。
そして、いずれ魏ルートに進んだら、劉備と関羽と張飛と趙雲が揃ってるところに私が突撃するのか、と思ったら笑うしかありませんでした。

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