現在地:9章終了(ネタバレを含みます)
メインストーリー感想
よくやく、メギドのストーリーにおける「節」という概念を理解したので、今月は節を意識しつつ進めてみました。
攻略
今回もボス戦は難所があり、結構な数の専用パーティを組まされました。
特に86-4ケーダシンや92-4フリーザーワームなど、節ボスの前哨戦は大体ギミック戦でした。初見では理不尽な強さに感じても、ギミックに対応した面子やオーブを揃えれば着実に突破できたので、ゲームバランスは8章より良かったと思います。まぁ、ケーダシンは、最初に感電を付与できるかどうかの運勝負に負けて、面子を揃えた後も二度やり直しましたけれど。
これに比べると、同じく前哨戦にあたる95-4ドラギナッツオは真っ当に強い強敵でした。結局Fインパルスが分からないまま強引に突破しちゃいました。
それで、章ボスである96-4ロクスは真面目に攻略しようと思って、先に敵能力説明を確認したのですが、今度は能力説明にある「捕縛」が分からなくて混乱しました。バトルヘルプにも説明が見当たらなかったからです。
仕方なくいつも通り実戦で確認しようと挑んだら、戦闘開始時にカットイン付きで説明されました。
だからバトルヘルプがなかったのかと納得はしましたが、予習しようとした時に限ってこれか、とズッコケたのも事実でした。
特定トランスが必須になる局面はなかった気がします。
88-4は怒闘パーティが必要かと思って手持ちの少なさに青褪めましたが、ジズの重奏パーティで突破できました。リジェネクロケルなしの暴奏だとフォトン運に左右され安定しませんが、それでもまだ戦える辺り、本当に暴奏は狡いですね。
ストーリー
9章は、全体通してプルソンが「主人公」のノリで少年漫画っぽい展開だったなと思います。
タイトルで、懲罰局の壊滅、つまりメギド72による襲撃の成功がネタバレされていましたが、実際は遠征隊の方が壊滅し、立て直し後もなかなか懲罰局本部に辿り着けなかったので、本当にこの章で壊滅まで進むのか?とハラハラしました。
1節
メギド72からイレーザーを補充する、というフライナイツの計画は前章ラストで明示されていましたが、まさかエウリノーム本人が直接スカウトに来る形式とは思わず驚かされました。
この時の、スカウト対象が自分だと思ったら違った、というプルソンの恥ずかしい勘違いには私も少しダメージを受けました。エウリノームが作為も悪意もない感じで対応していただけに、余計に居た堪れないものがありました。そこから自分探しの旅に出て、プルソンが自分を認めることが以降の難局を突破するカギになったので、結果としては必要な挫折でしたが、進行中は、プルソンが折れてしまわないか少し心配でした。
アムドゥスキアスについては、メギド体が頭部だけに見える……と前から疑問に思っていたので、ボディが登場して諸々納得しました。
本隊の危機以上に、分隊でアスモデウスが倒されたのは慄然としましたし、その一撃を加えたのがベルゼブブ当人ということに驚愕しました。サタンもエウリノームもフットワークが軽いと思ってましたけれど、ベルゼブブの場合はこの状態で出歩いている、という点が驚きでした。
私は虫が大嫌いなので、体内に無数の蝿でもいるのでは?と思わされる異常な状態を見せられて、あまりの恐怖に泣きそうになりました。
2節
2節はアムドゥスキアス奪還編。思ったより早い軍団への帰還で、長く引っ張らなかったのはホッとしました。
結果的に共闘となる軍団ヤブレカブレは、とても良い奴らなのに雑ネームで笑わされました。ソロモンの戸惑いも、見知らぬメギドが一緒に戦っていることより、名前に驚いているみたいに見えて面白かったです。
3節
章全体としては起承転結の転だけあって、盛り沢山の展開だったと思います。
バールベリトが遂に姿を見せました。任務に忠実なイレーザーと見せ掛けて、砲撃で楽しくなっているところは、ちょっと可愛いなと思いました。
ただ、砲撃自体は個のぶつかり合いを避けた敵対勢力の消去方法でしかなく、フライナイツに対するざらりとした気持ちは強くなりました。特に、軍団ヤブレカブレが全滅してしまったのは悲しかったです。
ケーダシンも暗殺されたけれど、一矢報いた後だからこちらはまだ受け入れやすかったです。
メギド72と共闘して、召喚契約を結んでいないのに死んでいないカイルたちは運が良い気がしてきました。
一方、ルシファーの過去回想では、大罪同盟が議会を支配していた時代を見聞きできてワクワクしました。他の話を挿入しないで、一気に見せてくれたのも良かったです。
それぞれ秘密を守るため別々に行動していた的な発言が前にあったから、大罪同盟はドライな関係と思っていたので、蓋を開けたら割と仲良し7人組で驚きました。それだけに、同盟が崩壊していく一部始終が物悲しかったです。
アスモデウスがちゃんと盟主として振る舞っている分、サタンは8章の印象に比べると少し幼い感じがしました。私の勝手な妄想でアスモデウスはパイモンをそこそこ可愛がっていると解釈しているのですが、この頃はサタンのことも可愛がっていたんじゃないかと感じました。
イポスがアスモデウスに迷惑をかけられている云々というのは、この時代の話だったのですね。このところずっとイポスがいい味出しているので、ストーリーを読みたいところですが、我がアジトには祖もリジェネ体もいないのでした。
また、これまで物言わぬ人形だったルシファーがどういう人物か分かったのも収穫。アスモデウスを筆頭とする仲間への信頼や聡明なところが好ましく、自我を取り戻してきちんとアスモデウスと再会させてあげたくなりました。
そのアスモデウスがキノコになってるのは笑いましたけれどね。熱い会話をしても、キノコデウス相手だとぜんぶギャグになってしまうんだよなぁ(笑)。
ラスト、ケーダシンのミュトスを見つけてきたバラムとバルバトスの会話が良かったです。伝言できないミュトスという、本来の役割を担えないものに対して、死なないことに意味があって、役目はこっちで考えれば良いと言うバルバトスの発想も柔軟で良いです。
そしてソロモンに報告するシーンを敢えて最後まで描写しないことで、ミュトス生存の喜びから一転して悲しむだろうソロモンにバラムがどう返したか、プレイヤーの想像に委ねられているのもグッと来ました。
4節
久し振りにセンシティブ表現を含む警告があったのでなにが起きるのかと思ったら、とんでもない拷問が繰り広げられてドン引きしました。6章の警告は、暴力の対象が子供だから警告している程度に感じましたが、これは本当に必要な警告だったなと思います。
懲罰局パートは、治癒猫だけが癒しでした。
独断で懲罰局に忍び込んだアモン隊も酷い目に遭うのでは?と不安でしたが、そちらは上手く仕事してくれました。プルソンが目立つけれど、アモンもこの章ではずっと活躍していましたね。まぁ、オレイがルシファーへの変身を模索する流れは、遊んでいるように見えて若干イライラしましたが、相棒のカルコスがその分取り返す勢いで仕事したので不問とします。カルコス、好きです。
偽ルシファーの正体は、ヒントとなる情報はあったから、鋭い人は気付けていたんでしょうね。私は物語を読んでいる最中に裏を読まないので、普通に「な、なんだってー」でした。1stは未だ謎ですが、2ndから4thまでは生まれたての無垢なところを見ていたせいか、他人を痛めつけることに生を見出している歪みっぷりがアンチャーターと結びつきませんでした。でもロクスには生きかたモデルとする生き物がメギドしか存在しなかったと考えると、これもまた無垢故になった姿だったのかもしれません。
リヴァイアサンがエウリノームに「お父さん」という概念を与えてしまったとき、あーあー…と嘆息しました。
実は、友人から「お父さんを自称する狂人」がいることは教わっていました(これが、私がプレイ開始前に知っていた唯一のメギド72情報でした)。そのとき見せてもらったキャラクターだな、と気付いていたので、9章中のプルソンやアムドゥスキアスに対するバグった言動からお父さんの片鱗を感じていたのですが、こういう経緯だったのですね。
この狂人がヴァイガルドに野放しにされてしまったけれど、大丈夫なんでしょうか……。また、このまま行くと議会に間に合わず「マグナ・レギオの意思を受け取っていないメギド」になると思うのですが、その辺も問題ないのか気になります。
アスモデウス復活を祝う「サラダ会議」発言は、妙にツボに入って笑いました。この章で一番印象に残った台詞かも知れないです。それで良かったのか疑問です。
そんなこんなで9章も面白かったです。
7章から議会への出席を理由にメギドラルに来ていたのに、実際に議会が始まるのが10章になるとは凄い紆余曲折ですね。議会中の様子はいままで描写されていなかったと思うので、その辺も気になります。
それからガギゾンについて、ハック参戦イベントで見掛けた記憶がある程度で関わりが薄いので、軍団から無茶苦茶嫌われているのは敵対者だから仕方ないとしても、ベルゼブブへの献身がまったく報われていないのは少々可哀想に感じています。魂のランタンを貸してくれたし、その策謀が軍団の障害になるようにも見えないので、不憫な奴という印象が強いです。
ルシファー復活を知れば軍団に絡んでくるだろうし、次章でソロモンと邂逅したら、また双方に影響がありそうで楽しみです。
イベントストーリー感想
嵐の暴魔と囚われの騒魔
※本イベントに対する否定的な意見を含みます。嫌な方は読み飛ばしてください。
中盤にプロメテウスが登場して、話の時系列が一致してからは話に引き込まれましたが、前半、特にジズ側の話は読むのが辛かったです。
迫害描写が辛いことに加えて、麻生が子供を苦手とする理由が100%詰め込まれていたためです。ジズの精神が幼い理由が判明するまで、正直イライラしましたし、みんながジズに過剰に同情しているように見えて、そこにもモヤモヤしました。
そりゃあ子供が迫害されるのは純粋に可哀想ですし、最初に親子を引き離した村は明らかに悪です。しかもジズがメギドに変身して力を振るえるのは護界憲章の判定がザル過ぎるせいだし、その力を制御できないのはメギドラルの思惑によるものだから、ジズに非はありません。それは私も同意です。
でも、ケーキ屋のおばさんなどジズに優しくしてくれた人だっていたのに、暴走した力に彼等も被害を受けました。その暴力に晒された人々、恐れる人々から嫌厭されるのは当然だと思います。
追放メギドはヴァイガルドに望んで来たわけでもないのに迫害されたーーという被害者意識も、理解はできるけれど、ヴィータだって望んで産まれてないし、逆にもしヴィータが望んで産まれているとしたら、それを転生時に乗っ取った追放メギドの罪深さが増すだけでは……。
まぁ、その理屈はわかっているからモラクスも感情を爆発させるのだろうし、自分の境遇故にジズに肩入れしたくなるのも仕方ないと思います。でも、マルコシアスもバルバトスもジズに肩入れしているので、メギドって、社会性を重視する生き物じゃなかったの?と引き気味になったのでした。
私が好みに合わせて書くなら、「嵐の暴魔」の正体を知った後もジズに批判的な仲間を一人入れておくかもしれません。そして、暴走がメギドラルによって作為的に引き起こされていたと判明したときに、そのキャラからジズ自身は無罪と結論を出させれば、バランスも取れるし、私のような捻くれ者でも素直に同情しやすかったと思います。
その点、バフォメットはいい味のする奴でした。ジズを助けるスタンスではありつつヴィータを刺激しないよう立ち回っていたので、彼女の言動はどれだけ自身に都合良いものでも、理解も納得もしやすかったです。
文句は付けましたが、ジズが助かって良かったと心から思います。プロメテウスがいてくれて本当に良かったです。両親とも再会できるようで、最後は気持ちよく読み終わることができました。
ダムロックと4人の不死者
4人の不死者とタイトルで言いつつ、5人目(バエル)も登場してくれて良いイベントでした。バエルが心の中でついてる悪態、好きです。
イベント開始直後から歌が始まって驚いていたら、ダムロックでマップを走ることになって更に驚きました。
ただ、過去編故のLvとパーティ編成固定に苦しめられました。フォトンの出目が悪すぎるとカマセインにも負けるのが少し切なかったです。不死者のお二人は、もう少しその異名に恥じない強さを見せて欲しかったです。
黒い犬がいると思っていたら、サタン様当人でひっくり返りました。あの人、自分も犬になれるんですね。黒い犬状態ならヴァイガルドに行けることを我が身で確認する辺り、豪気すぎると思いましたが、イベント後にメインストーリーにてアスモデウスがヴァイガルドに行く方法があると開示していた事実が分かったので、多少勝算はあったのかなと納得しました。
メギドストーリー感想
サブナック
村八分にされていたり搾取されているメギドを何人も見ているので、慕われている様子にホッとしました。
フォラス
イベント等で登場した時は知者として扱われていたけれど、娘相手とはいえ「なんでも」プレゼントするなんて言ってしまう迂闊さだったり、学会中にプレゼントを考えていたり、鈍チンだったり、結構隙のある男だなと思いました。
フォラスが妻帯者で子供もいる、という事実はあちこちで目にするので知っていました。デレデレ具合は微笑ましかったですが、フォラスがメギドとして目覚めたのは結婚前なのか後なのかでだいぶ話が変わるので、その辺も知りたかったです。
クロケル
子供の話を素直に聞くいい人たちしか登場しなくて、終始ニコニコしちゃいました。
でもクロケルの「奇跡の子」自称って、結構切ないバックボーンがあったんですね。奇跡の子だと信じて送り出されたのでなく、厄介払いだったのでは、と思わざるを得ません。
育成
新たな大幻獣アラハバキに苦戦していました。プルソンを使う想定のステージであることは分かるのですが、何か間違っているのか倒し難かったので、点穴パーティでギミックを無視してダメージを通すようにしたら安定して勝てるようになりました。
点穴は偶に効果的なんだよな……と思って、ふと銀冠クリアのまま放置していた8章84-4にも突撃してみたところ、ターン数は多かったけれど犠牲者なしでクリアできました。ようやく、マモン様育成が進みそうです。
加入イベントにはあれこれ言いましたが、イベント配付の祖ジズのお陰で、オロチを安定して倒せるようにもなりました。祖でもリジェネでも頭が上がりません。