ロマンチックアクションゲーム「みんな大好き塊魂アンコール+王様プチメモリー」PS5版をプレイ。
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シリーズ2作目「みんな大好き塊魂」のリマスター版。
コンシューマー版の完全新作が発表されたことをきっかけにSwitch「塊魂アンコール」を再プレイしていたのですが、どうせなら新しいステージがやりたいと思って本作に手を出しました。まさに気分はこのイメージ。
異様に長いタイトルだと思ったら、「王様プチメモリー」と付いているのは、子供時代の王様で転がす新課題が増えているためのようです。
前作以上に「高熱の時に見る夢」みたいなハイテンションの世界観とビジュアルで尖っていますが、明るく陽気なので楽しいです。サイケデリックで胃もたれしそうな重さもありますが(笑)。
PS5の能力なら、ステージ開始時のロード演出や、ステージの先を示すときにロードで待たせる必要はないと思うのですが、その辺は王様のセリフを聞いたり演出を見られるよう、意図的に残しているのだろうと納得しました。他機種版もありますしね。
やっていることは、前作同様「塊を転がしてモノをくっつけて大きくする」だけですが、どのステージも“塊を大きくするプレイ”と“目標サイズへの到達スピードを競うプレイ”の2パターン用意されているようで、同じステージとはいえスタート地点が異なるため、「味変」している感じで二度、新鮮に遊べています。
難易度は、一見バカゲーのノリに反して結構高め。目標サイズのクリアだけなら初見でも到達できるけれど、それだと王様やファンからの評価がボロクソなので、いい評価欲しさに繰り返しプレイしちゃいます。
なお、初代の「牡牛座」クラスの理不尽&高難易度ステージは、本作だと「キャンプファイヤー」だと思っています。こんな序盤に解放していいステージじゃないでしょう。このステージだけは最初の「スモール組み木」すらクリアすらできず、ゲームオーバーを喰らいました。目標を達成しないと、王様からお叱りを受けるなんて初めて知りました。
二度目は「ミドル組み木」に難易度アップしていたのを、これまたヒーヒー言いながら攻略。次「ビッグ組み木」になりそうな気がするんですが、とても攻略できる気がしないので、一旦別ステージに逃げました。
ステージ前後には寸劇があって、全てのステージが、ファンに煽てられた王様の命令で王子が働かされる、というお約束の流れで構築されているようです。
王様の一人語りだった前作でも十分濃かったのに、変な人物がどんどん登場するシュールさが面白いです。
いまは、ファンとして犬が出てきたところです。早速クリアして犬と触れ合うぞ!と思ったら、このステージで巻き込める対象は、他のステージで作った星々になっている模様。つまり、他の全ステージの高評価攻略が必須と思われます。
犬の喜ぶ姿を見るために頑張ります。犬のファンの要求は難癖つけずに最初から聞いてあげるあたり、王様も犬派かな?
基本システムは前作で完成しているため、真っ当に「少し難しい&変わったステージを用意した正当続編」という感じ。ステージセレクトが横並びになって分かりやすくなっていたり、オプションやセーブはメニューからも呼び出せるようになっていて、UIは優しくなっていて遊びやすいです。
一度遊んだステージでも、たまにファンから「またやろう」と呼び掛けてきて再プレイを促すのは面白いですね。
新たにカメラ機能がついたけれど、カメラ操作中も制限時間カウントダウンが止まらないようなので、ちょっと使いにくいです。
収集対象であるステッカーが、往年のナムコファンに嬉しい要素なので、撮りたいとは思っています。
塊魂が意外と難しい原因の一つに、独特の操作性がある思います。
私は方向転換が下手で思った方向に転がせないので、今作では「カンタン操作」に切り替えてみました。前作「塊魂アンコール」はオリジナル版の操作で遊んだから、最初はカンタンという割に扱いにくく感じたのですが、塊を任意の方向に運ぶことは確かに楽になったので、本作はこの操作方法を採用してみるつもりです。
あとは体感ですが、塊をぶつけた時に、巻き込んだものが落ちる率が減った気がします。
ステージ攻略の合間に、若かりし頃の王様の回想が流れるのですが、微妙に昭和っぽい大コスモの世界観や、無駄に壮大な音楽で笑ってしまいました。
王妃様との出会いシーンが無茶苦茶好きです。王妃様、造形は王様や王子と同じなのに、なんだかぽやぽやしていて可愛いんだよなぁ……。
ゲーム中、右下に表示される王子の動きの可愛さは、王妃様から受け継がれたものだと感じました。