メトロイドヴァニア&シューティングゲームな「The KNIGHT WITCH(ナイトウィッチ)」Switch版をプレイ開始。

現在地:巨人の広間・ボス アブラクサス戦中
ご承知の通りシューティングは苦手ジャンルですが、下手の横好きな面もあり、嫌いではありません。本作については、デッキ構築要素があるというシューティングではなかなか聞かない仕様と、メインジャンルはメトロイドヴァニアであるらしい点、更に一風変わったレベルアップシステムが気になって突発的に購入しました。

結果、チュートリアルから容赦なく殺されまくって青褪めました。慌てて調べたら、難しい部類だというレビューが多いですね。
自機の当たり判定が大きいのと、少し慣性があるのかピタッと止まってくれないところがあり、弾を避けるのが難しいです。あと、現在のエリアのボス戦だと自機も攻撃判定がある岩も見にくくて余計に苦戦しています。
使い方がわかっていませんが、公式チート機能があるらしいので、どうしても突破できないボスはそれに頼るかもしれません。

現在挑戦中のアブラクサス戦に関しては、セーブポイント(神秘の標柱)からボス戦までの道に弾幕をばら撒く雑魚敵が湧くのが若干面倒に感じています。デッキを組み直すこともあるから、セーブポイントまで戻されること自体は有難いんですけれどね。
ストーリーは始まったばかりで詳細不明ですが、14年前の戦争で英雄になったナイトウィッチたちをリーダーとする街に謎の侵略者が現れ、当時ナイトウィッチの修業をしていたので一般市民だけれどナイトウィッチの力を持つ主人公が戦いに巻き込まれていくという感じ。
チュートリアルを終えて話を進めたら、主人公のレインがこの容姿で結構いい歳の人妻と分かってビックリしました。

正規のナイトウィッチたちとは少し確執がありそうだけれど、レイン自身は不満を露わにせず夫を宥めているので、精神的にもちゃんと大人だと思います。チュートリアルのロビンからは、リーダーとしての重圧と責任感でいっぱいになっていそうだと感じてたので、レインがそれを汲んでいて良かったし、それはそれとして痼があるのも普通の人間らしいです。

夫アカイとは確かな愛情があることが、二人の会話やレインの標柱での振り返り台詞から自然と感じられるので、アカイの無事を祈るばかりです。
本作はメトロイドヴァニアらしい探索要素がありますが、ナイトウィッチであるレインは空を飛んでいるので、最初からエリアの隅々まで探索できます。しかも、地図を見ると通行可能な箇所が分かる親切設計。

お陰で、存在するかどうか分からない隠し通路を探して彷徨く必要がなく、敵の攻撃が激しかったり、邪魔なオブジェクトが設置されている危険な道があっても、それほど苦にならず楽しめています。
一方で、例えば現時点では開けた状態を維持できないシャッターなど、まだ進めない道を作ることで、ちゃんとメトロイドヴァニアになっていると感じます。
シューティングに関しては、前述の通り難しめ。
いわゆるツインスティックシューターなので、弾を360度任意の方向に向けて発射できますが、自機に加えて照準も動かすのはシューティング下手には難しいものがあります。近くの敵を狙う自動エイム機能があるので、それに頼りっぱなしです。

マナを消費して撃てる「スペル」はボム的要素ですが、防御機能を備えたものや、ショットを変化させるものがあって、どう組んでどう使うかプレイヤーの思想が反映できます。

ただ、戦闘中に使えるスペルは事前に組んだデッキから3種がランダムに選ばれる方式で、使いたいタイミングで使えると限らないのが結構悩ましいです。
ナイトウィッチは「リンク」という力があり、人々に感謝・信頼されると強くなる(レベルアップできる)というなかなか面白い仕様。

アブラクサスに初見で瞬殺されたので、どこかに助けられる人々がいないか探して回りました。そういう需要を見越してか、ちゃんとレベルアップできました。
このレベルアップ時は、ナイトとウィッチのどちらの力を伸ばすか選択する形になっていて、自分のプレイスタイルに合わせられます。
ちなみに、私はとにかく死に難くしたかったので最初のレベルアップ選択はライフを優先しましたが、その後にマナコスト4のカードが手に入り、使いたくて悶絶しています。でもゲームを最初からやり直したとしても、結局ナイト優先で育成する気がします。

二つ目の選択も、上昇率はスペルの方が得だけれど、常時撃つショットダメージが上がる方が道中が楽なのでは、と思ってナイトを選択しました。
これだとナイトウィッチならぬナイトナイトになっちゃうので、次の選択がライフ/マナだったら、マナを上げたいです。
グラフィック関係は好印象。
翻訳は及第点。少し独特の言い回しもあるので好き嫌いはあると思いますが、ストーリーの理解を妨げるような訳の乱れはありません。

UI関係も文句なし。快適に動きますし、直感的に操作できます。
ただし起動時のロードが毎回ひどい長さで、ローディング中を示す猫の顔をどれだけ眺めていればいいんだ、とイライラしました。

ところでこの猫、チュートリアルの戦争でアイリーンが召喚していた猫と同一個体でしょうか。ローディングは早くしろと催促してしまうけれど、大岩を頑張って持ち上げている姿は可愛かったので、あの姿を思い出して広い心で待とうと思います。