2月7日・8日に開催された「超常事変 ~対立スル正義~」DAY1・2リバイバル上映に参加しました。
https://idolmaster-official.jp/live_event/sidem_prs2023/movie/

アーカイブなしのリアルタイム視聴のみとは言え、各日3時間の公演を無料公開するという初の施策に驚かれました。
お陰で、深夜終演の時間帯なのに多数の他事務所Pにも参加して貰えた模様。来月の朗読劇イベントへの集客に繋がったなら嬉しいです。
私も、この「超常事変」は初視聴でした。
2023年当時に視聴しなかったのは、私が「学園物」も「超能力バトル」も不得意だからです。また、モバゲー版のイベント「超常学園」の続編であるため、イベントストーリーを履修しないといけない、と感じる心理的ハードルもありました。サイスタの打ち上げガシャは回したし、公演後の感想を多少拝見していましたが、今回の機会がなければ公演内容は知らないままのPだったと思います。
条件は同じなのに今回試聴したのは、周囲にアイマスP同僚がいない私にとって、他Pと一緒に楽しめる貴重な機会だったからです。実際、既読P・初見P一緒に盛り上がるコメント欄はとても楽しかったです。
長年渋っていた「超常学園~覚醒スル切札~」も、上映会に備えて読みました。

予想より遥かに短いコミュでさらっと読めたのは良かったですが、正直、話はシーン抜粋ばかりで背景が分からなかったです。公演では映画のアバンとして「前作のおさらい」が用意されていたので、そちらの方が余程理解しやすかったです。だから予習はしなくても話の理解度は変わらなかった気がします。
ただ、DAY1は前作回想シーンがちょくちょく挿入されるので、その時に前作シーンだと分かることや、成長した前作組でエピローグを締める良さが味わえたので、予習自体はして良かったと思います。MCで飛び出た「力がみなguilty」は、予習していなかったらファンサービスだと気付かなかった可能性もあります。
朗読劇パートが、映画撮影に向けた日常+映画本編という構造なのは、2024年「天地四心伝」と同じですが、超常事変はDAY1・2通して1つの話であるために、両日見ないと少々スッキリしない点や、アイドルによって役の重要度や台詞量の差が大きいのは気になりました。アイドル映画と考えて翼、恭二、玄武辺りのファンが見たら、この映画は結構低評価になると思います(笑)。クリス演じるウォーレンなんて、誰からも言及されないままDAY2では存在が消えましたよね?
更に両日出演のキャストが2人だけなので、望海側も雷斗側も、クライマックスシーンで対話相手が録音演技になっていたのも惜しかったです。
個人的には、登場人物が49人もいて、且つ姓名と能力の有無(+能力名)があるせいで、キャラ把握にも苦戦しました。私は315Pだから「誰が演じている役」で認識できるけれど、他事務所Pは大変だったのでは。
こう言った点を改善した結果、天地四心伝以降は前後編でなく過去編や続編という形で、両日で独立したストーリーを描くようになったんだなと理解できました。
とはいえ、超常事変が面白かったから次に続いたんだと確信もできる、熱の入った素晴らしい公演でした。
立ち絵と同じポーズで登場するOP、役と合わせた衣装、能力発動時のSEと光の演出、朗読劇なのにライブ並みに使われる特攻(火とスモーク)など、ビジュアル面でも非常に満足度が高かったです。にゃこが少し下向きにセットされていたので、朱雀の持つ台本を覗き込んでいるように見えて終始可愛かったです。
映画マナームービーはこの時からあったのかと大いに笑いました。
朗読劇後のMCは、天地四心伝に関してはほとんど記憶がないのですが、これだけ明るく演技の感想を喋ってもらえると、後味が浄化されて良かったです。
細かい展開や一人ずつの印象を語っていると文字数万超え記事になるので、全体的な感想としてまとめます。
ストーリーは、対立スル正義という副題で、公安が必ずしも正義でないという前提は起きつつ、学園および軍部に狂気寄りの人物が配置されている時点で、実際は公安が主人公(正義)側の話だったなと思います。
そうなると、「現時点の現実は何も変わらないけれど明日を信じる」という結末になるのは納得でした。
そもそも、対超能力者の抑止力を手に入れたときに対話でなくテロに走った時点で学園側は負けているんですよね。いかなる理由であれテロは犯罪であり、テロという手段で世界を変えてはいけないので。とはいえ、無能力者たちはテロでないと世界は変わらないと思い詰めるほどの差別を受けていたんだろうし、今苦しい人たちに「未来は良くなると信じて暮らせ」と諭しても受け入れられないのは当然であり、対話の手が取られなかったのも納得です。
残を撃ったのに零司の能力で無効化された望海からすれば、能力者は常に安全圏にいるように見えるし、稔侍が周りに放つ侮蔑の言葉は、能力者から言われたものを投げ返しているんだろうと思います。
でも一方で、紅炎みたいな無能力者を差別せず寄り添える男もいるわけだし、宇未と優壱の思いやりを尊く感じるのは能力の有無と関係ないし、なんでも一括りにするのが一番良くないんですよね。
キャストの演技に関しては、濱野大輝氏、榎木淳弥氏、比留間俊哉氏、汐谷文康氏の怪演が印象に残りました。彼等が演じている間、ずっと「怖っ」しか言えませんでした。
「演技が上手い」という演技を求められる矢野奨吾氏がプレッシャーだったというのは良くわかるけれど、しっかり「天才子役」の演技をしていましたし、その直央の演技に習って次郎が本番演技に活かした、というニュアンスを組み込めている中島ヨシキ氏の演技力にも改めて脱帽しました。
ちなみに、DAY1は当時の配信映像そのままだったようで、確かにキャストによって音量バランスが違ったり、カメラのブレを感じたりしました。DAY2はBlu-ray収録映像だったので、終始安定していて視聴しやすかったです。
今週末の天地四心伝リバイバル上映会は、どちらの映像になるのかも注目したいと思います。本気で深夜までかかる上演時間なのが不安材料ですが……。