• 2011年登録記事

宝塚宙組「クラシコ・イタリアーノ/NICE GUY!!」11:00回(前楽)を観劇。
残念ながら千秋楽公演は確保できませんでしたが、大変な盛り上がりで、最高のクリスマスプレゼントになりました。

芝居でのアドリブは、レニーがサンタ帽を被り「メリークリスマス!」と登場したくらいでしょうか。
フランクの決まり台詞「なんだその格好!」が見事にハマっていました。

とにかく全力投球という感じで、合計7回観た内で最高の出来でした。
初登場の泣きや初撮影のNGシーンなどで、改めてミーナ@野々すみ花の演技巧者ぶりを思い知りました。非常にデフォルメされたキャラクターなのに、リアルでした。
レニー@凰稀かなめは、調子が悪いのか回数を重ねる毎に滑舌が悪化してるような気がして、少し心配になるのですが、2日前の日誌で指摘した会話の「間」は改善されていました。
職人インタビューは、ニーノ@月映樹茉は張り切り過ぎか、いつも以上に勢いが激しかったです。少し「落ち着いて!」と思いました(笑)。
その後のルッカ@風馬翔ミゲル@光海舞人は抑制の利いた良い演技で、今日はこちらに泣かされました。

ショーは、「Young Blood(イケメンオークション)」が完全にクリスマス仕様にされており、「クリスマス特別企画、スペシャルメンズオークション!」として開催。
Mr.マオと魅惑の男たちは全員サンタ帽を装着(Mr.アフリカは頭の虎がサンタ帽を被っていました)。
サンタ帽を被った縦長の影がスクリーンに映るだけで面白い、というのは新鮮な発見でした。魅惑の男のシルエットが映るたびに会場が爆笑し、拍手喝采で迎えました。
ナイス・アイドルY@大空祐飛もサンタかと思いきや、きらきら光るトナカイの角を付け、モールを山ほど肩から提げて登場。かなり破壊力のある可愛らしさでした。
Mr.メキシコの掛け声「サンバ!」と、ナイス・アイドルYの決め台詞「俺だけを観ろ!」は、どちらも「メリークリスマス!」に変更されていました。
とにかく大変な盛り上がり具合でしたが、この直後に、真逆の世界観の「Yaw(薔薇)」をいつも通り展開したのは流石にプロだなと感心しました。

また、中詰のロケットボーイが捌ける時と「Yonder(風)」の退団者ダンスに拍手が入ったので、私も思う存分、異動者&退団者への想いを込めておきました。

過去最高回数のリピート観劇でしたが、隅々までが楽しい作品で、悔いのない舞台見納めとなりました。

ところでこの公演、ある日一緒に観た非宝塚ファンの友人から「ショーの副題“Yの法則”は染色体のYなの?」と聞かれ、その発想はなかった!と思ったのですが、同じことを別の友人にも聞かれたのが印象的でした。
ちなみに、答えはトップスター大空祐飛の「Y」です。

先日ご紹介した池袋のカジュアルフレンチレストラン「ブラッスリー ラ フェット」のディナーについて、アラカルト注文、ラ・フェットコース、スペシャルコースの3通りを試したので、それぞれを寸評したいと思います。
なお、来店1回目の感想は2011年8月23日記事参照

まず、結論から言うと「コースを選んだ方が良い」と思われます。
アラカルトだと、テーブル料が別途清算されたのですが、コースの場合は予め料金に含まれているためお得です。
参考として、私が使用した時に掛かった費用は下記の通りです。
・アラカルト 3,510円(飲み物なし)
・ラフェットコース 2,940円~+ワイン代
・スペシャルコース 3,990円 +ワイン代

どちらのコースを選ぶかは、食べたいメニュー次第だと思いますが、デザートを重視するなら「スペシャルコース」をお奨めします。
実は1回目の「ラ・フェットコース」の時に、ワゴンデザートを小さく取り分けて2種類以上にしてもらうことが出来るか確認したところ断られたのですが、「スペシャルコース」では、好きなだけ選ぶことが出来るサービスになっていました。
また、私が頂いた時の前菜は、フルーツが豊富に盛り込まれたサラダの上に、食べ応えのあるフォアグラが乗ったもの。この時点で価格的には大満足だな、と思いました。
スペシャルコースの欠点を上げるとしたら、ラ・フェットコースと異なりメニューの選択肢が少ないことでしょうか。メインディッシュを魚と肉のどちらにするかだけ選択できます。

なお、12月は女性客用の1口デザートがブランマンジェに変わっていました。
これがとても美味しかったです。

宝塚宙組「クラシコ・イタリアーノ/NICE GUY!!」15:30回を観劇。
今公演、唯一の2階席でした。
2階後方席から統制された拍手が入った御陰で、盛り上がって楽しかったです。

いつも通り、まずは芝居から。

当然の事過ぎて書き忘れていましたが、サルヴァトーレ@大空祐飛が好きです。
パオロの店でピザを食べた後、指を擦って粉を落とす仕草。思い出のアレッサンドロと決裂した瞬間に見せる迷子のような顔。ナポリまで追って来たミーナに「なぜ?」と聞いてしまう鈍感さ。そして修行時代のサルヴァトーレ@桜木みなと
回を重ねるごとにハッキリと見えてくる素顔が可愛くて、思わずニマニマします。

しかし一方で回を重ねるごとに気に障るものもあって、今回はレニー@凰稀かなめの演技に物を申したくなってしまいました。
美味しい役なのに、台詞通りに喋っているだけに感じます。一ヵ所だけでも演出指導できるなら、サルヴァトーレへのインタビューシーンで、間を入れて欲しいです。「本当の自分」を質問した後、彼が答えに詰まって項垂れた時に、1秒の間を入れるだけで段取り感が消えるはず。
レニーを「相手に考える間を与えず喋り倒して自分の意見を押し通す」という人物像で描いているなら、今のままでも良いのですが……。
あとは独特の高い台詞回しも、前回公演の疾風役くらい抑えて欲しいです。

逆に、初見の感想を辛口にしたジャコモ@十輝いりすですが、演技が良くなってきて、油断できないライバルという雰囲気が出てきました。
ところで、ジャコモのお付き3人衆で、天玲美音ではない男役が好みの美形であることに突然気付きました。風羽玲亜で良いのでしょうか? 次回から注目しておきます。

マリオの送別会で、上手の職人たちが座っている席の小芝居が気になりました。
今日の感じだと、ルッカがお針子の1人に気があり、ミゲルたちが2人を纏めようとしているものの、彼女の返事はあまり芳しくないみたいですね。
面白くてずっと観てしまったけれど、彼等にマリオを見送る気持ちはあるのでしょうか(笑)。

さて、ショーは一場面で大人数が登場するため、どこを見るべきか毎回悩まされます。
特に今回の場合は、下記の理由で視線の右往左往度合いが増えています。
・見納めとなる退団者を観たい
・異動発表された春風弥里を観たい(十輝いりすは中日劇場があるので後回し)
・芝居の影響で、チェック対象に澄輝さやとと桜木みなとが追加された
あと1回、想い残すことがないようにしっかり観なければ!

全編通して対で使われているYAMATO@蒼羽りくNADESHIKO@伶美うららですが、ダンスの実力に差があり過ぎて、同じ振り付けに見えないのが面白いです。
ちなみに、同じ「ダンサー」でも、華のある蒼羽りく、緩急のある珠洲春希、やる気100%で全てがフルスロットと言う印象の春風弥里と、ダンスの違いが面白いです。
例えば歌い継ぎで野々すみ花が銀橋を渡る時、本舞台で踊る3組に、男役が娘役の腰に手を回す振り付けがありますが、春風の抱き寄せ方が一番深く、踊る相手への愛情を感じます。
体の使い方が大きい春風は、喜怒哀楽が激しい人なんだろうなぁと勝手に想像しています。
ちなみに、同シーンの寿つかさはあくまでダンスパートナーと言う感じに端正で、鳳樹いちは優しい抱き寄せ方だと思います。

以下、シーンについて思っていることを少し書き残しておきます。

「Yak」で「Hey you!」と割り込んでくる野々すみ花はとにかく可愛い。

「Young Blood」は、オークション対象の本人より、周りを観ている方が面白いことがあり、特にMr.アフリカとMr.ウェスタンの時の男役陣の反応が楽しいです。
ナイスアイドルYは暗転する最後の瞬間までサービスしてくれるので、「俺だけを観ろ」を実践させられますね。

中詰の男役の群舞(13場)で、途中踊るメンバーと静止するメンバーに分かれた時に、どうしても踊る方を観てしまうのですが、実は静止している後方メンバーが物凄く格好良いというジレンマ。

セクシャル9は、実は鳳樹いち君のアピールが派手でとても気持ちいいと思います。
実はメンバーに入っているのが意外だったのですが、好きなので嬉しいし、本人も楽しんでいるような気がします。

最後、「Yawp」のシーンでは、男役群舞が観るほどに愛おしくなって堪りません。
スターの新陳代謝が行われるのが宝塚の常ですが、大空体制の宙組を支えて来たメンバーが揃って、祐飛くんが真ん中にいる、この光景をずっと観ていたかったんだとつくづく思います。
せめて、退団までこの光景を観ていたかったです……。

東京丸の内にて行われている「Marunouchi Bright Christmas 2011 Special 宝塚歌劇展」を見てきたので、簡単にレポしておきます。

丸の内オアゾ

衣装デザイン帳、ポスター展示など。
「モンパリ」のとある衣装に、「三越提供」というメモが記されていて、衣装のどの部分を指しているのか、色々想像させられました。

丸ビル

体験用大階段と、「ベルサイユのばら」で使用した馬車。
大階段はシャンシャンを持ち、三番手クラスの羽根を背負って撮影する形で、私は恥ずかしいから絶対やらないと思ったのですが、意外と「待ち」の行列ができていました。
大階段は階段の幅が狭いと聞いたことがあるのですが、横から見た感じでは、幅より高さが辛そうだと思いました。
そのため、直後の観劇では、裾の長いドレスを着てスタスタと斜めに大階段を降りてくる野々すみ花にドキドキさせられました。
馬車は不人気で、ほとんど人がいませんでした。
なお、ここに飾られている大きなクリスマスツリーも、シャンシャンをモチーフにしているようでした。

新丸ビル

帽子とスターブーツなどの展示。
芝居、ショーを問わず、比較的近年の作品からの出展が目立ちました。
「エリザベート」からは、2002年花組版(大鳥れい)と2009年月組版(凪七瑠海)の喪服時の帽子が出展されていました。予想外に点数があり、こんなに付け替えていたのかと驚かされました。
展示品を実際に着用した舞台のハイライト映像も流されていて、コンパクトに凝縮した展示で大変面白かったです。

東京ビル(TOKIA)

群舞とデュエットダンスのパネル、昭和初期の座席券・マッチ箱展示など。
ダンスシーンを写真で見ても……と思いましたが、群舞は躍動感があって面白かったです。
宙組は、最新作「NICE GUY」からでした。デュエットダンスが中詰「Yellow jacket」のラストだったのは、少し不満です。あれはデュエットダンスと見なすのでしょうか。
また、黒燕尾の群舞シーン映像が流れていましたが、中途半端な編集だったのが残念でした。

The Orchid 丸の内店にて、オリジナルメニューの「リゾットチャーハン」を頂きました。
中央に花をかたどったスモークサーモンがあり、これが「花」組をイメージしているとのこと。
あんかけチャーハン的な食感ですが、味は洋風で、なんだか不思議でした。見た目は華やかだし、ごく普通に美味しかったです。
オリジナルメニューを注文するとプレゼントされるポストカード(6枚組)は、下記の内容でした。
・トップスター5人+轟理事(写真はTCA Press表紙で使用された最新公演)
・各組パレード写真
 花:ファントム(華形ひかるから朝夏まなとまで)
 月:不明(明日海りおから青樹泉まで)
 雪:ROYAL STRAIGHT FLUSH!!(緒月遠麻から沙央くらままで)
 星:めぐり会いは再び(白華れみから真風涼帆まで)
 宙:NICE GUY!!(北飛海莉から十輝いりすまで)

宝塚大劇場には「プチミュージアム」がありますが、東京ではこんなに色々展示を観る機会もないため、なかなか楽しかったです。

19年目(1036年)1月の麻生一族。

幻灯

大家族!……の常で、入れ替わりも激しく発生しました。

討伐

引き続き、討伐強化月間は対象ダンジョンへ出撃し、その他は地獄巡りと選考会にあてました。
強化月間があったので、相翼院へも行ったのですが、術「矛錆び」を持つ大将が見当たりませんでした。大江山後では入手できないのでしょうか……。
夏は久し振りに大江ノ捨丸を撃破。いつ解放できるかわかりませんが、朱点退治までに毎年1回撃破することにしようと思います。

それから、選考会の方は春は優勝したのに、夏でまた阿部晴明に技あり負けしてしまいました。
選考会の出撃隊長は、使い勝手よりも体力や防御力を重視して選ばないと駄目ですね。

一族史

今年の交神は、基本的に一芸に秀でた神様を選んでみました。

昨年末に交神した由美の子は予想通り男の子で、完全女系家族を免れました。

直加

2月は、瑞穂(1才2ヶ月)と太刀風五郎(奉納点25815)で交神。
誕生したのは、壊し屋の澪。

澪

素質を見る限りでは、期待以上に優秀な子供です。実際に使っても、なかなか良い具合。

6月は、彩輝(1才1ヶ月)と黄黒天吠丸(奉納点32652)で交神。
顔グラで勘違いしていましたが、女の子でした。

千咲

踊り屋にしましたが、技力の素質が総じて低いのはどの程度挽回できるでしょうか。

8月に由美が逝去したため、直加を18代目当主に任命。
このまま弓使い家系による当主がクリアまで続きそうですね。

10月は、愛(1才1ヶ月)と雷電五郎(奉納点27058)で交神。
生まれたのは、槍使いの雪。

雪

杏瑠の直系を残すのを止めたため、大筒士家系が途絶えました。
色々検討した末の処置でしたが、「刃でなく、刃を包む鞘みたいな女になりたかった」という辞世の言葉に、子供を抱かせてやれば良かった、と思わされました。

一族の成長が足踏み状態だと感じるので、そろそろ思い切った奉納点の使い方をするべきかも知れません。