• 2011年登録記事

安部龍太郎「風の如く 水の如く」

【あらすじ(最後までのネタバレ有り)】
関ヶ原合戦後、本多正純は家康の命により黒田如水の謀反の疑いを追求する。黒田長政等への訊問から、家康と三成を共倒れさせようとした如水の企てが見えて来るが、その調査結果は公にされない。実は家康は計略を知っていながら、正純に調査させることで如水を牽制していたのだ。如水は潔く負けを認め、隠遁する。

正純による関係大名への訊問と言う形で物語が進んでいく点が、歴史物らしからぬ印象で新鮮でした。証言や回想で時間軸が行ったり来たりするので、慣れるまで少し読み難い気がしましたが、少しずつ壮大な知謀が紐解かれて行くのは面白かったです。
史実はそのままに、その展開や背後にある人々の思惑が変化球と言う仕様で、面白かったです。豊臣恩顧の武将たちが、三成への憎しみゆえに家康へ荷担する従来の関ヶ原論よりも、各人一国の主らしい計算や人間関係が働いていて説得力がありました。
肝心の謎解きは、最後に如水が淡々と説明してしまうので少々拍子抜けしましたが、最終的に家康の勘と言う偶発的な要素が天下を穫ったと言う下りは、事実もそんなものかもと思います。

この小説での黒田長政の人物像は、個人的に気に入りました。
父親を尊敬し認められたい気持ち、同時にコンプレックスゆえの根深い反発に、成程と感じました。また、突撃将軍なだけでなく、一国の大名らしい曲者だったのだなと発見もありました。
黒田如水の方は、家康の人物像が巨大過ぎて、その分スケールが小さく感じる気がします。吉川広家も味方だったなら、もう少し巧く戦局を動かせたような気がしますが、それだけ息子を信頼していたと言う事でしょうか。
あ、長政視点は勿論、正純視点で読んでも、細川忠興にはむかつきました(笑)。

アトリエやまこの「紅ほっぺ苺ロールケーキ」
http://yamako.ocnk.net/

麻生家の物差しで測った長さは長さ17.5cm、直径8cmと言うところでした。直径8cmあると、さすがに大きくて嬉しいですね。

癖がない、さっぱりした味です。
苺丸ごとではなく、1.5cm程度にスライスした苺が繋げられている形でした。苺の先端がない分お得、かも?
しっとりしたスポンジはプロの技ですね。
特に独自の発想はないのですが、基本の製法を守っている手堅い印象でした。

今年から、花粉症デビューしました。
お仲間の皆さま、どうぞよろしくお願い致します。

鑑賞会翌日、鼻がむずむずしてくしゃみが連続で出たり、頭痛は何時もの事とは言え、嘔吐感まであると言う事で、雨天でしたがもしや……と思って耳鼻科に行ったところ、一瞬診ただけで「アレルギー性鼻炎です」でした。
疲れが出たところに花粉が忍び寄っていたのでしょうね。
なお、採血してもらう元気がなかったので、具体的に何アレルギーかは不明なままです。

色々体験するのは人生経験だと思っていますが、正直これだけは体験したくなかった……とションボリしています。
でも、一度発症したら治らないものかと思ったら色々治療法があるんですね。
説明だけはしっかり聞いてきましたが、来年は発症しない、と言うことを期待してしばらく薬で様子をみることにします。

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と言うわけで改めて。
昨日は麻生主催のシンフォニアOVAテセアラ編通し鑑賞会でした。
お集り頂きましたのは、麻生他スタッフ含む12名。自己紹介して頂くと「現活動は別ジャンル」と言う方が多かったですが、2003年発売のゲームで、今もこんなに集まって頂けると言うところが凄いですよね。
麻生自身も、久し振りにシンフォニア愛を確認できました。「最終封印」更新も催促されたので、頑張らねば。

詳細はレポートにまとめるとして、今回、メインの企画として白ワイン「KRATOS」を饗させて頂きました。

味は大変美味しく、あまり癖のない飲み易さで、ワイン耐性のない麻生はうっかり飲み過ぎて酔いそうになりました。苦味はなく、フルーティ。後味は引きすぎることなく、すっきり透明な感じです。かといって甘過ぎることもないやや辛具合がクラトスらしくて良い、と評判でした。
別に、TOSのクラトスとはなんの関係もないお酒なんですけれどね!(笑)
「クラトスのお代わり」「クラトスを飲み干す」など状況が分からないと意味不明の単語が飛び交う会場内は、大変面白かったです。
【楽天】ルイジ・マッフィーニ ”クラトス”パエストゥム[2009](イタリア・白ワイン)
↑安売りしていたので貼っておきます。自分用に買おうか悩みます……

他にも酒類を用意し、カクテルを作ったりしていたので、1〜3巻の間はちょっと注文を捌くので必死だったのですが、OVA4巻は初見だと言うこともあり、一旦裏モード封印して席できちんと観させて頂きました。
鑑賞中は、色々可笑しくて思わず突っ込みまくってしまいましたが、そう来るのか、と驚かされるところもあり、最後に出て来た「あの人」が次回どんな風に一行に関わり、精霊王オリジンやエターナルソードの秘密が明かされていくのかなど、早くも統合編が待ちきれません。
テセアラ編は思い切った物語の再構築をしているので、ゲームとは全くの別物として楽しめますね。

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本日、都内某所にて3度目のOVA鑑賞会を行い、無事終了致しました。
ご参加頂きました皆さま、誠に有難うございました。
主催としては結局バタバタしてしまった等反省もあるのですが、世界統合編での開催がなんだか半決定みたいなノリでしたので(笑)、次回に生かしたいと思います。

とにかく今は泥のように眠りたいので、詳細はまた後日。