• 2013年登録記事

PSP「密室のサクリファイス体験版」を遊んでみました。
http://www.d3p.co.jp/sacrifice/

この手の探索アドベンチャーは、割と好きなジャンルです。しかし、観察眼と推理力がないので好きと言っても「下手の横好き」。時間制限がある場合は、大体投げ出します。
更に、多くの場合、探索アドベンチャー=脱出物でもあります。脱出物は恐い思いをさせられますよね。
でも本作は美少女ゲームですし、web体験版の雰囲気だと、女の子たちでお互いに不平を言い合いつつ、なんだかんだと協力して脱出するのでは、と予想しながら体験版をダウンロードしました。で、起動してOPを見たら、女の子たち同士で殺し合い、してる……? もしかして、鬱ゲーム?
というわけで、始める前から裏切られた気になりながら体験版を開始したのでした。

体験版で遊べるのは、ミキの初期シナリオ「胎動」とアスナの初期シナリオ「霊」の2シナリオ。
「胎動」は、ミキが1人、動けない状態から脱出するのでコンパクトな内容。「霊」も、探索対象が多くないので、結構スムーズにクリアできました。気になる部分はカーソルが変化するので、とりあえず画面内を虱潰しにカーソル移動するだけでも何とかなります。ただ「どこをクリックすると何の判定になるのか」が分かり難くて、総当たりでクリックしてしまいました。
個人的には、「極限脱出 9時間9人9の扉」と同じように、タッチした対象エリアが分かると、無駄押しが減って良いように思います。

お話はダークな雰囲気。
なぜ1人で危機的状態に陥っているところからゲームが始まったのか、状況が分からないので、解釈しようがないのですが、とりあえず少女たちが可愛いからと手を出せる雰囲気ではなさそうです。
あと、そもそもは生活空間の筈なのに、一部謎解きの為のステージになっている部分があるのは不自然に感じました。

久し振りに時間に余裕がある状態で家電屋に寄ったので、PS Spotを利用させて頂きました。

先日こたつきさんから「フェイバリットディアが面白い」とお奨めされたので、ゲームアーカイブスを「ふ」で検索して出て来た「フェイバリットディア 円環の物語」を即刻購入&ダウンロードしました。
ダウンロード中に、そういえばお奨めされたのは「純白の預言者」だったかも?と不安に狩られ、面倒だったので続けて「純白の預言者」も購入&ダウンロード。
結局お奨めされていたのは「円環の物語」で合っていたようですが、1と2は異なるシステムだと聞いているので、それぞれ楽しみたいと思います。

想定外のフェイバリットディア2本DLの時点で、メモリーカードの残り容量が少なくなってしまい、あと3作は購入のみしておきました。
最近大容量の体験版を色々入れていたので、仕方ありません。それに、一ヵ所のPS Spotに居られる時間は、40分が精々ですよね。
ということで、今回の購入ソフトは下記の通り。

……結局、クロノアを買っちゃいました。初代クロノアを買うの、4回目(内1本はリメイク)ですよ!
あと、「がんばれ森川君2号」は「アストロノーカ」と間違えました(苦笑)。

五十音順キャラクター・ショートショート企画、半分終わりました!

ちなみに、ルール(2012年12月17日記事参照)には明記していませんが、実は縛り条件はあと2つあります。
その1つは「お題の語から始まるタイトルをつける」ことです。
さて、もう1つは一体なんでしょう?
正解は、全部のお題を縛ったまま書き上げられたらご報告します(笑)。

五十音順キャラクター・ショートショート【の】
→ルールは2012年12月17日記事参照


 呪われた悪魔の子か、無垢なる天使の子か。
 この子たちはどちらにでもなれる。

 精霊は、妹であり母でもある大樹に幼子たちを託した。
 愚かしくも愛しい子供たちは、今度こそカーラーンの肉体を捨て、罪に縛られない自由な魂として生まれ変わる。
 彼らがこの先いかなる者になるかは分からないし、もう間近く見守ることもできないけれど、慈しみに満ちた大樹の世界ならば、きっと悲劇は起こらない。
 いつか、輪廻の末に二人の魂がカーラーンへ戻ることもあるだろう。その時は、二人が天使になれるような世界になっているよう、精霊は心から願った。

Nobody knows their future
……ノルン(ゲーム「テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョン」)


リメイク版未プレイのため、ゲームボーイ版準拠です。
氏より育ち、最初から悪い人はどこにもいない。その世界観は、正義に対するのも正義だったファンタジアの続編らしいと思います。
子供向けの語り口と優しいテイストで包まれた、物凄く怖い話なんですけれどね。
このゲームボーイ版と小説版が好き過ぎるため、リメイク版はあらゆる変更点を批判してしまいそうで遊べません。

五十音順キャラクター・ショートショート【ね】
→ルールは2012年12月17日記事参照


「ねぇ、これただの鋼の剣でしょ。3000ゴールドなんてぼったくりじゃない!?」
 声を荒げた客に詰め寄られているのに、カウンターに腰かけたまま店員は微笑んだ。
 有名店だけに、時折こういう手合いがいるのだ。
「はい、お客さま。そちらは鋼の剣でございますが――」
 それも、全国の武器屋が2000ゴールドで売っている量産品に、この店の刻印を掘っただけの代物だ。ちなみに、刻印代は一本あたり10ゴールドとなる。
 しかし――
「他店にはない、勇者さまがお使いになっているのと、同じ型でございます」

 お客様に満足を与える付加価値を。
 著名人とのコネを活かした商品作りで、一都市の武器屋から世界有数の商社となったトルネコ・コーポレーションでは、創設者の経営ブレーンだった妻ネネの教えがいまも社是となっている。

ネネの武器屋経営術
……ネネ(ゲーム「ドラゴンクエストIV」)


トルネコの店って、他から仕入れて売るだけでしたよね。
たぶん、選ばれし者たちの1人であることを大いに生かして、それまでこの世になかったブランド戦略を取ったのではないか、と思っています。
で、ネネさんと言えば銀行(預り所)を始めてましたよね? そういう所からして、ただ夫の店を預かるだけに留まらない、かなりの先見性の持ち主だったろうと思います。