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先日イベントが行われた、TVアニメ「銀河英雄伝説 Die Neue These 邂逅」のPVが公開されました。
http://gineiden-anime.com/index.html

新アニメ化プロジェクトの一報からあまりに間が空いたので、立ち消えになったか?と何度も思っていました。なんせ、原作忠実にしても、オリジナル解釈で再構成するにしても、絶対論争が起きる難しい作品ですからね!
でも、サブタイトルを「Die Neue These」としたからには、オリジナル寄りなのでしょうか。

声は放映されれば慣れると思うのですが、キャラクターデザインが無個性で、この先多数登場するキャラクターの判別がつくか、今から心配になりました。
戦艦のデザインは刷新ですね。今風になりつつ独特感もあり、こちらは面白いのではないかと思います。
12話ではどう構成してもまともなオチまで行き着かないと思うので、「劇場まで行きたくなるような作品を作る」という心意気はあるのでしょうけれど、果たして成功するのか、お手並み拝見という気持ちで来年を楽しみにします。

「銀河英雄伝説」新アニメプロジェクトがようやく本始動のようです。
http://gineiden-anime.com/index.html

初報は舞台「銀河英雄伝説 第四章後篇」なので、2014年2月。3年3ヶ月も待たされるとは、田中先生の遅筆っぷりがアニメにも影響を……(笑)。

リニューアルされた公式サイトのビジュアルを見る限り、藤崎竜版を踏襲する訳ではなさそうですね。個人的には、安心しました。藤崎竜版の感想は頓挫していますが、良くも悪くもあの「封神演義」を描いた作者のコミカライズという印象があります。
とはいえ、過去にも語っている通り、原作に忠実なアニメは既にあるのだから、違うアプローチをしても構わないとは思います。そもそも田中芳樹先生の作品は、長編構成であるために、導入部は退屈な部分もあると思います。となると、なるべく早期に視聴者を引き付けねば打ち切られてしまうアニメや漫画の場合、やはり展開を独自に考えないといけない部分はあるのでしょう。
でも、2年前も指摘した「あらすじ」が直っていない点は、まさか本当にこの設定でいくのか?と思わされて危惧しています。

「戦争の天才」ラインハルト・フォン・ローエングラムと、「黒髪の魔術師」と呼ばれるヤン・ウェンリーである。 

「常勝」「不敗」という矛と盾のキーワードを入れないなら、単に「魔術師」でもいいのに、なぜ別ベクトルの単語が入るのか不思議です。
らいとすたっふ様、監修をお願いします!

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ヤングジャンプコミックス・藤崎竜版漫画「銀河英雄伝説」2巻

さすが週刊誌、刊行が早いです。
展開自体は、ラインハルト側は惑星カプチェランカの初陣(「黄金の翼」収録「白銀の谷」)、ヤン側は第六次イゼルローン攻防戦の開始(同「千億の星、千億の光」)という進み具合なので、遅いくらいですが。 

惑星カプチェランカの登場人物2人は、原作では実行者と指示者程度の差しかなかったのに対し、フーゲンベルヒ大尉に人格を加味し、別個の個性に分けて、エピソードに深みを持たせたのは面白いな、と思いました。
ラインハルトの潔癖さも、キルヒアイスの目を通して描かれると、より主人公らしく、格好良く見えました。

さて、初登場したヤンですが、告知イラスト等でチラホラと姿が見えていたこともあり、藤崎竜版ラインハルトを初めて観たときのような衝撃はなかったです。原作通りに描写すると、こうなるよなという感じ。
それより、キャゼルヌ准将が眼鏡キャラだったことに衝撃を受けました。
銀英伝らしくない、と思ってよくよく考えると、眼鏡という物自体、原作に存在しないですよね。旧漫画版でも、アニメでも、使われなかったのでは。「銀河英雄伝説@TAKARAZUKA」で、グレーザー医師@松風輝が眼鏡を掛けていた程度かな。慣れるまで、少し掛かりそうです。
猫の「元帥」は、アニメ版からの流用かな。なんだか妙に「ゆるキャラ」っぽい造形で、一匹だけ時空が違う生き物で笑えます。特に、ルンバに乗ってるのがお気に入りです。

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ヤングジャンプコミックス・藤崎竜版漫画「銀河英雄伝説」1巻

当初は、道原かつみ先生版の旧シリーズが非常に好きだったので、新たにコミカライズされても受け入れられないかも、と危惧していました。しかし、週刊ヤングジャンプ公式サイトの「3話試し読み」で、藤崎先生の原作に対する愛情と、これまでのメディアミックスとは違う切り口に大いに感じるところがあり、発売日にいそいそと購入してきました。
なお、昨日公開された、コミックナタリーのインタビューも非常に興味深い内容になっていますので、併せてお勧めです。
http://natalie.mu/comic/pp/gingaeiyudensetu

1巻読んでみての感想としては、大変原作ファン向けのコミカライズだと思います。
正直、原作未読者がこれを読んで面白く感じるのかどうかは定かでありません。
原作や、従来のメディアミックス作品と異なり、ラインハルトの幼少期から時系列に沿って描くという試みは、驚いた反面、率直に述べると退屈な面もあると思いました。
しかし、これまでの先行作品と同じことをされてもつまらなかったと思うし、ラインハルトの一代記として描くという意図ならば大いにアリだと思います。
でも一番嬉しいのは、「原作のこの記載からエピソードを持ってきたのか!」とニヤニヤしながら読めることですね。特に、幼年学校時代の同期生という、トゥルナイゼンとの関係性をコメディタッチで入れてきたのが面白かったです。原作では大言壮語の馬鹿な若手というイメージだったのに、なんだか可愛く感じてきました。リップシュタット戦役での再登場が待ち遠しくなります。
漫画にしては、ちょっと驚くほど「地の文」が多いのですが、そこが「銀英伝っぽい」雰囲気を醸し出す一助になっているかもしれません。

絵柄は好みの問題もあるので、何とも。
せっかく少年漫画に移ったのに、それらしくない絵柄ですが、銀英伝らしいとは言えます。
個人的には、ラインハルトやキルヒアイスという主要キャラクターの顔が安定していないように感じますが、まだ少年時代なので、成長中の誤差と思って許容しました。コミックス表紙や本誌でもカラー絵だった部分は、全体的にいい感じだと思います。

なお、1巻は6話まで収録。
ただし、1〜2話はページが大幅に増やされているのに対し、3話以降は通常の連載ページ数となるため、1巻の全ページ数の三分の二程度が試し読みで公開されていることになります。
嬉しいけれど、その点はちょっと複雑……。

既に連載では惑星カプチェランカのエピソードは消化済みだそうですし、ページ数が少ないとはいえ週刊誌なので、さほど待たずに次巻が読めるのでないかな、と期待しています。

DMM.comのブラウザーゲーム「銀河英雄伝説タクティクス」プレオープンサービス開始。
http://www.dmm.com/netgame/feature/ginei-ta.html

元々、2014年のゲームショウで第一報があって、2015年春がサービス開始だった筈が、延期に次ぐ延期で、とっくにお蔵入りしたものと思っていました。
私はこの手のゲームは参加しないことにしているので、もちろん登録していないわけですが、せっかくなら盛り上がると良いなと思います。

というわけで、今日は銀河英雄伝説に関する徒然。

●公式英語版「Legend of the Galactic Heroes」1巻が3月発売予定。
これは読んでみたいと思うのだけれど、洋書はペーパーバックのくせに高いし、大体紙質も悪いし……ブツブツ……。

●2015年10月よりヤングジャンプにて連載を開始した、藤崎竜版「銀河英雄伝説」が、気付いたら3話まで公開されていました。
http://youngjump.jp/manga/gineiden/

幼少期からスタートして、現在本誌連載では外伝「白銀の谷」にあたる内容をやっている、という情報は仕入れていましたが、実際に読んでみると今まで漫画化されていない箇所ですし、なにより少年たちが必死に頑張る物語になっていて、新鮮です。
しかし、キルヒアイス視点の物語ということは、もしかして本編第2巻で完結してしまうのでしょうか。

●原作本は何度も再読していますが、巻は思いつきでシャッフルしています。
あるとき、本編を10巻→4巻の順に読んだら、ランズベルク伯とシューマッハ大佐の顛末を見た後に、誘拐事件を見ることになって、改めてこの2人について考えさせられました。
シャッフル読み、今までにない視点で物語を追えることがあるので、お勧めです。