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最近舞台と言うと、贔屓を追っかけるのに忙しくて宝塚カテゴリしか使ってないぞ、と反省。本日はちょっとその他舞台の話題をいたしましょう。

まず、来月から、舞台「戦国BASARA」公演が始まりますね。
http://hmenta.jp/basara/
原作ファンを当て込んでるなら、扮装写真くらい出してくれないとイメージが出来ないだろうとか、そもそも公式ブログに現時点で一件も記事がないのはどうなんだとか、原作並に突っ込みどころが多い自体になってます。
ここまで公演情報が乏しいと、どんな舞台になるのか想像も難しいですが、殺陣に関してはどれだけ派手にやるのか、特撮出身の役者さんが多いようなので、ワイヤーアクション等駆使するのだろうか、と少しだけ期待して様子を見ているところです。

ちなみに、似たような系統で思い出されたブリミュは、先月フィルムフェスなる謎の劇場イベントをしてましたが、結局2010年1月に卍解SHOW code:003を演ることが公式告知されてましたね。
http://pierrot.jp/title/bleach/musical/
登場しないキャラが出て来てしまうと言う問題もありますが、キャストが変わらないと言うのは、以前からのファンにとっては嬉しい要素だと思います。
一回最後と言って幕を下ろした舞台が、間を空けて復活した場合、どんな感じになるのか、これも様子を見たいところです。

上記二つと系統がまったく異なる舞台ですが、改装前に一度歌舞伎座に観劇に行きたいと思ってます。が、こちらはこの景気下では珍しいチケット難状態になってますね。
「歌舞伎は襲名披露で稼ぐ」と言われますが、なかなかどうして、宝塚並の「さよなら」稼ぎをされているようです。

2008年4月1日エイプリルフール限定公開したBLEACHサイトより、そろそろ時効と言うことで収録。
コミックス20巻ネタバレ+カラブリネタです。


 今年も、柿は生った。

 三番隊隊舎の庭には柿の木がある。吉良が三番隊に配属されて以来数十年間、毎年実を生したこの木は、隊首が手ずから植え育てた渋柿である。
 ――だからこそ。
 吉良は独り、朱色の実を見上げた。
 隊首の如き柿への思い入れはない。それどころか、干した果物に共通する独特の甘みを苦手としていた吉良は、執務室から見える柿の木を気にしながらも、多忙を言い訳に、剪定も摘蕾も行いはしなかった。
 だと言うのに、葉が枯草に変じ始めたのと引き換えに、実は鮮やかな丹へ色付いた。
 ――今年は生らないと思っていた。
 気紛れでひとつところには収まらない隊首であったが、柿の木に関してだけは別で、年中手入れを欠かさなかったから、柿もその愛情に応えるのだと、どこかで信じていた。だと言うのに!
 これは明白な裏切りだ。
 そしてそう感じた自分自身に、吉良は愕然とした。己はまだ彼の隊主に囚われ続けている。裏切ったのは、隊首の方だと言うのに。

 今年も、柿は生った。


「柿が生る あああ今年も 柿が生る」に対する、一つのアンチテーゼのつもりでした。
あと、雰囲気の問題でカタカナを書きたくなかったので名字表記しましたが、吉良と書くと別人みたいだと思いながら書いた記憶があります。

2008年4月1日エイプリルフール限定公開したBLEACHサイトより、そろそろ時効と言うことで収録。
コミックス16巻ネタバレです。


 ――可哀想な子。

 少女は既に斬魄刀を抜いていた。
「俺の知ってる藍染はな――!」
 少年は言葉を尽くして亡き男の人格を訴えるが、少女の耳は既に閉ざされている。
 もっとも、男について少年の知ることなど、なにひとつ真でない。偶像を仰ぎ見ていた者が如何に言葉を重ねようと、真実からは遠離るばかりだ。
 憐憫を禁じ得ず、市丸の口の端に薄い笑いが浮かんだ。
「だって、書いてあったもの!」
 流される涙は血に似ていた。
「藍染隊長がそう言ってるんだもん!」
 互いこそ最大の味方であった筈の二人が刃を間に置き、いま正に喜劇の幕を開けようとしている。紅い月が舞台に照明を与えた。

 一言、言えば良いのに。
 少年は最後のチャンスを口をつぐんで見過ごした。問えなかったのは彼の怖れゆえだ。
 ――俺がそんな奴に見えるか、と。


雛森副隊長は、少しギンを見習って、幼馴染を大事にするべきだと思います。

今日一日のネタが全部吹っ飛んだ商品。
STUFFED Collection わかめ大使 from BLEACH
わかめ大使って、カラブリで1コマ出て来ただけですよね……?
通販サイトをいくつか覗いてみましたが、どこも残念ながら(?)完売だそうです。わかめ大使自体のキャラクター力なのか、これがゆるキャラ萌えなのか、或いは特典の朽木隊長イラストが本命で大使はオマケなのか。

「ROCK MUSICAL BLEACH No Clouds in the Blue Heavens」がKID'S STATIONにて6/1放映。
http://www.kids-station.com/program/program.3784.html

偉いぞキッズ! いつかはやってくれると信じていたぞ、キッズ!
来年の今頃には、3月に観た総集編も放映してくれるかしら。
「No Clouds~」はギンの見せ場があまりないので、「土屋ギン」ファン的には美味しくないですけれど、夜一vs砕蜂という見所があるので楽しみです。尺も長いし、総集編で微妙に短縮されていた砕蜂の歌が聞けることを目当てに、いそいそと録画準備です。
しかし最大の問題は、放映時間が普通に家人がTV観てる時間だということ!
果たして麻生壱埜は、無事「No Clouds~」放映を観る事が出来るのでしょうか。待て、続報。