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アニメBLEACH 168話「新隊長登場!その名は天貝繍助」を見ました。
三番隊メイン話と言われたら、一回はチェックしておかねばいけないだろうという義務感で見たのですが、最後にアランカル大百科があったのは嬉しい誤算。ギンと一護って、突っ込みとボケの相性が良いですね。原作では一回しか絡んでないけれど。

オリジナル死神二人が登場。三席はまだ人物像が分かりませんが、新隊長の方はお約束要素てんこ盛り。思っていたよりも好感の持てるキャラでした。裏があるタイプには見えないので、だとしたら本編展開に戻る前に死ぬしかないですね……。隊員を護ると公言しているのが、死亡フラグかしら。
天貝の隊長認定に協力した二人は、白哉と浮竹が第一候補ですが、それだと普通過ぎてつまらないので、マユリ様だったりするんでしょうか。ここは大穴で、ギンが数分だけ舞い戻ってきて「ええんちゃう?」と言った説を唱えてみます。嘘です。
後は、吉良が意外に(=過剰でない程度に)評価されていて良かったです。もう少し三番隊員にとってのギンの存在が分かるようなエピソードだと嬉しかったですが、それは原作で描かれてないことだから、描けないのかな。

本誌で展開されている回想話に仔ギンが登場したそうですが、見ることなく週末になってしまいました。コンビニの棚には既に見当たらず。本屋に行けばあるのかな。
ヴェスペリアのお犬様イラストも載っていることだし、自分への誕生日プレゼントと思って買おうかとも考えましたが、幾ら何でもそれは虚しい!

改めて、今年の《天の響》エイプリルフール企画について記します。

1日別サイトとしてBLEACHサイト「四月の道化師」をアップ。
正確には、市丸ギンサイトと言った方が良いかもしれません。
エイプリルフール限定サイトを作ったのは2004年のアルナムサイト「黄塵平野」以来で楽しかったです。

内容については、昨年夏にカラブリを買った時点で「嗚呼あ今年も柿が生る」のネタを思い付き、BLEACHでいこうと冬から密かに温めてました。残りの「噤んだ言葉」とSSS2編が後から浮かんだ御陰で、思ったより豊富にお見せする事が出来ました。
ちなみに、生まれも育ちも東京っ子による似非京都弁ですので、なにかおかしな所もあると思われますが、何分お遊びですので、軽く眼をつぶって頂けると幸いです。

本当はこの企画用に観劇レポートも書き直したかったのですが、ちょっと時間切れ。そこだけ心残りです。
あと、自分のサイトに掛かり切りになっていたため、23時を過ぎてからネットへ繰り出したら、既にコンテンツを撤去されているサイトさんがちらほらとあり、大変残念でした。なので、頑張って59分までBLEACHは残します……。

「ROCK MUSICAL BLEACH the LIVE 卍解SHOW:code002」13:00観劇。
本日はDVD収録日でした。後半のメドレーで音割れがあったり台詞噛みがあったので、夜の回が主に収録されると良いんじゃないかと思います。

まず、ALL版に引き続きSHOW版パンフレットを購入。私服ショットを見て、非常にビックリいたしました。
臼井氏(一角役)に髪の毛がある! ヒゲ! ダンディ!
他の方は、役の衣装でも私服でもイメージは変わりませんでした。

どういう状況設定でいくのか疑問でしたが、三人組の離反後設定でライブ開始でした。
「冬花火」のシーン以外は、ほぼコメディ。
初演のみで歌われ、ずっと復活を希望していた処刑宣告の歌「掟そして迷い」を使ってもらえたのは凄く嬉しかったですが、まさかの兄様アカペラで大爆笑しました。音響さんに音量と凄まじいエコーを掛けてもらって、コマ劇場中にお声を響かせていました。ちょっと音程が狂ったけれど、その堂々とした歌いっぷりと愛されっぷりに拍手です。
ショウタイムの兄様は本当に生き生きと楽しそうで、その魅力に釘付けになりました。
ネタにされ具合は、九番隊の二人も凄かったです。東仙隊長が無理矢理「光をもたぬ私の世界」を歌い出した挙げ句にギンに美味しい所を取られちゃったり、檜佐木副隊長はすっかりヘタレ役でイヅルにまで虚仮にされ……。本当にコレ、集英社から苦情入らないのかしら。
全体的に、カラブリから細かいネタ(イヅルの俳句趣味・教えて修兵先生!・女性死神協会etc.)を持ってきていたので、購入理由は市丸隊長の干し柿ネタの為だったけれど、カラブリを読んでおいて良かったと心から思いました。

日替わりと思われる四番隊の新曲ゲストは一護と雛森でした。初対面の挨拶から始まり「苺と桃ですね!」とはしゃいでいる二人が可愛かったです。裏切った男に復讐だとか良い声聞かせてるんじゃねぇとか錯乱したことを言いつつ、歌ったり踊ったりする時はニコニコして、ブリミュの雛森は本当に良いキャラですね。

で、期待の「もう一つの地上」は遂にルキアも参加。間奏を殆ど省略したのに凄い長い曲になってました。どの公演で追加されたパートかによって、微妙に一人ずつの長さが違うんですよね。平均的に、初演組のパートは短く、the Dark of the Bleeding Moon追加組のパートは長い気がします。六、三、五番隊のパート部分が好きだからそう思うのかしら。
死神中心構成のため、主役の一護が一番出番が少なかった気がするけれど、新曲の時の効果(壁一面に「卍解」の文字)は格好よかったです。良く見てると白仮面も映っていて芸が細かかった。

休憩無しの約三時間、歌って踊って、途中に栄治さんが息を整える為に舞台上で自主休憩を入れたりもありましたが(笑)、楽しい舞台でした。

最後にちょっとだけ苦言。
ライブ公演と銘打っている以上、ある程度の声出しは許容範囲と思いますが、特定のお客さんが、役者が出て来る度にキャラの名前を叫んでいて、個人的に残念でした。声を出して欲しいタイミングは役者側で指示してくれますから、その時に思い切り出して、それ以外の役者が演技している間は黙って見守って欲しいなと思います。
お隣のお友達との私語も同様。演技や台詞に対して色々話したくなる気持ちも分かりますが、どうか幕が降りてからにしてください。

予告通り、キャラクターごとの雑感を記します(隊順)。
無駄に長いです。ネタバレも含みますので、予めご了承ください。

二番隊
砕蜂は元々序盤の出番がほとんどないキャラなので、1幕は顔見せした程度。双極の丘での「生かして帰すつもりなど~」の台詞を貰っていたのが印象的でした。
見せ場はやはり夜一との対決。迫力のアクションを生で見られた事に大満足しました。雀蜂の始解後は、片手で側転しているんですね。素晴らしい身のこなしでした。
夜一との出逢い回想が台詞に直されていたため、歌が丸ごと割愛されてしまうのかと気を揉みましたが途中から歌に入り、その慟哭に揺さ振られました。

三番隊
上手席は、三番隊が遠かったり見えない事が多かったので、間近だと印象が違うかも知れませんが、隊長と副隊長の間が、再演、血月の頃より冷めている感じがしました。ある意味、今までがやり過ぎだったから、原作に近付いたのかしらと納得しつつも、少し寂しいです。
それぞれの役を単品で見た時には、文句ありません。
同じ漫画ミュージカルでも、「テニスの王子さま」で大石秀一郎を演じていた時は、役者の持ち味にキャラを引き寄せていた印象なのですが、ギンは乗り移ってる感が大きいです。役者自身と役の間で、良い感じに折り合いが付いてるんでしょうね。
土屋ギンの放つ、ぬらーっとした雰囲気が、凄く好きです。
本人の演技解釈もあり、藍染とのやりとりは「行くぞギン」「はい」の可愛い返事等も、なんだか嘘くさくて素敵でした。
ただ、悪役三人組の離脱シーンは、端からだとセットの影でよく見えず、「さいなら」をどんな表情で言ったのか分からず、大変ショックでした。乱菊の反応も見えなかったです。
あと演技に関しては、一点だけ欲が。演出自体が分かりやすく変更になったのかも知れませんが、雛森とイヅルが切り結んでいる背後で、かなり明確に抜刀しようとしているのが見えました。原作や初演の、ぼーっと突っ立ったままに見えて何時でも抜ける姿勢、と言う深さが好きでしたので、残念。
イヅルは、前述の通りあまり隊長愛を前面に出さず、生真面目っぽさと操られている感のある演技だと思います。パンフではラブコールしてるんですけどねぇ。
なんと言っても、前述の雛森がギンに斬りかかった瞬間、イヅルが割って入らなかったことに驚愕しました。今までは彼も即時抜刀していたのに、ギンが二太刀ほど身を躱してから入りました。もしかして、今回はこの時点でイヅルまでギンを疑っているのでしょうか。
ただ、最後に堂に入った酔っぱらい演技で全て持って行きました。
乱菊との対決は、侘助の形と地味な能力が好きなので、始解されて嬉しかったです。

四番隊
卯ノ花隊長は、原作のイメージに沿う落ち着いた雰囲気で格好よかったです。
山田花太郎は、二幕は殆ど出番がなかったですね。予想通り全キャストで一番滑舌が悪かったけれど、元々舞台人ではないから仕方ないかと。

五番隊
藍染隊長は、パンフレットの写真がオールバックでしたが、「天に立つ」以外は眼鏡姿だったので、個人的には従来通りのショットで良かった気がします。
雛森副隊長は歌が巧いだけでなくて、演技も可憐で感動。上手の立ち位置が多く顔がよく見えたので、こんな可愛い女の子だったのか、と戦きました。

六番隊
実はこの二人が、初演からまったく変わらず安定してる気がします。安定しているということは変化もないので、あまり語るところがありません。

九番隊
東仙隊長は、この舞台を見て初めて「危険人物」に思えました。悪役としては正しいのではないでしょうか。
原作でも「正義」主張で怖い人だとは思っていたのですが、役者の発声がやや一本調子な分、余計に「己の正義」盲信家という印象がして、この人は絶対危ない人だ、と確信。そんなわけですので、こんな危ない人を尊敬している副隊長が心配になりました。

十番隊
日番谷隊長は、無理に背を小さく見せるのは止めたのでしょうか。普通に立っていたように見えました。自然で良いと思います。
ちなみに、始解でスモークが出ないというアクシデント有り(お陰で、ギンは演技だけで氷漬けを表現。しかし両者共、まるでそれが予定通りのように何食わぬ顔してたので、氷輪丸のスモーク演出は止めたのかと騙されました)。
乱菊さんは、上手側通路を通られた時に、胸元の開き具合と大きさに納得しました。
イヅルとの対峙は「何様!」の台詞が大変低くドスが効いていたので、いつもお姉さんが強いんだろうなぁと、力関係が伺え、面白かったです(乱菊とイヅルの役者は実の姉弟)。

十一番隊
やはり達者な方が演じてるので、余裕を感じました。
ただ、一角の鬼灯丸を槍から鬼灯丸へ変化させるのは、凄い勢いで留め具を回してるのが見えました。大変そうでした。

隊員(アンサンブル)
増員したけど個性的! そして縁の下の力持ちに留まらぬ活躍ぶりが、もはや名物の域。
一カ所、一護の台詞終わりが歌い出しに被ってしまった時、アンサンブルの方で、恐らく音を一つ飛ばして歌詞を入れて合わせたようでした。生音なら曲の方で修正が効きますが、録音はこの点が大変ですね。
そういえばアクションシーンのSEも、役者の演技に合わせて都度入れてる訳でないように思いました。だとしたら、皆さん音に合わせるのに苦労してるんでしょうね。

主人公二人は……これも回数が長い分、あまり印象の変化もないので割愛。
あ、伊阪は一回しか噛みませんでした!
偶にはルキアに可愛い服を着せてあげたいです。

「ROCK MUSICAL BLEACH THE ALL(尸魂界総集編)」19時回観劇。

始まった瞬間の心境を凄く正直に言い表すと「どうしようこのヒーローショー」(開演間もないので、詳しくは伏せます)と思ったのですが、その印象は最初だけで良かったです。
ステージ使いとしては、客席降りが多く、客自身がぐるぐると視点を変えて見る構成になってました。通路を使った演出はたまに見ますけど、ほとんど第二の舞台扱いでしたよ。

内容の方は、端的に言ってしまえば、一幕が再演とthe Dark of the Bleeding Moonのダイジェスト、二幕がNo Clouds in the Blue Heavens圧縮版と言う構成でした。一幕は目まぐるしい展開でいつの間にやら引っ張り込まれ、却って二幕がもたついて見えた面もあります。
期待の復帰キャラであった乱菊、花太郎は、原作展開以上の出番追加はなし。なので、改めて脚本への感想と言うほどのものは正直ないです。
ただ、下記のシーンが削られていて驚きました。
 ・ルキア回想による海燕の死
 ・冬花火
前者は、好きなシーンなので勿体ないと思ったけれど、1本物の舞台としては主題がすっきりして良かったかなと思います。後者は、歌があるからショウに持ってくるのかな。

歌の数は少なかったです。ミュージカルなのだから、初演くらい芝居に音楽を組み込んで良いと思っているので残念。その分ショウは歌を詰め込んでくるのだろうと期待しています。
また、要所では歌として歌うことを重視せず、演技の一貫として歌う演技指導があったのかなと思いましたが、これはアリだなと頷かされました。

初めてのコマ劇場だったので、その辺りの所感も。
座席自体は思ったより良かったですけれど、やはり一階だけの構造であの収容人数ですので、平べったいなぁと言うのが第一印象でした。お手洗いの数は、いささか問題あり。
あと、随分舞台が丸く、客席に飛び出してるんですね。私の席は前方上手袖だったので、舞台を横から見ているような感じでした。幕が降りてる時の下手側や、両袖に組み立てられた櫓舞台の演技などは見切れてしまい、残念。後方センターだと、全体見えて楽しいだろうなと思います。
まぁ、袖には袖の楽しみがありますし、大変な盛況ぶりに、チケットを取れただけで有難くなるのが舞台好きの血なのでした。

役者の演技に関しては、明日改めて。
隊員ズ(アンサンブル)は最高でした!