「ROCK MUSICAL BLEACH THE ALL(尸魂界総集編)」19時回観劇。

始まった瞬間の心境を凄く正直に言い表すと「どうしようこのヒーローショー」(開演間もないので、詳しくは伏せます)と思ったのですが、その印象は最初だけで良かったです。
ステージ使いとしては、客席降りが多く、客自身がぐるぐると視点を変えて見る構成になってました。通路を使った演出はたまに見ますけど、ほとんど第二の舞台扱いでしたよ。

内容の方は、端的に言ってしまえば、一幕が再演とthe Dark of the Bleeding Moonのダイジェスト、二幕がNo Clouds in the Blue Heavens圧縮版と言う構成でした。一幕は目まぐるしい展開でいつの間にやら引っ張り込まれ、却って二幕がもたついて見えた面もあります。
期待の復帰キャラであった乱菊、花太郎は、原作展開以上の出番追加はなし。なので、改めて脚本への感想と言うほどのものは正直ないです。
ただ、下記のシーンが削られていて驚きました。
 ・ルキア回想による海燕の死
 ・冬花火
前者は、好きなシーンなので勿体ないと思ったけれど、1本物の舞台としては主題がすっきりして良かったかなと思います。後者は、歌があるからショウに持ってくるのかな。

歌の数は少なかったです。ミュージカルなのだから、初演くらい芝居に音楽を組み込んで良いと思っているので残念。その分ショウは歌を詰め込んでくるのだろうと期待しています。
また、要所では歌として歌うことを重視せず、演技の一貫として歌う演技指導があったのかなと思いましたが、これはアリだなと頷かされました。

初めてのコマ劇場だったので、その辺りの所感も。
座席自体は思ったより良かったですけれど、やはり一階だけの構造であの収容人数ですので、平べったいなぁと言うのが第一印象でした。お手洗いの数は、いささか問題あり。
あと、随分舞台が丸く、客席に飛び出してるんですね。私の席は前方上手袖だったので、舞台を横から見ているような感じでした。幕が降りてる時の下手側や、両袖に組み立てられた櫓舞台の演技などは見切れてしまい、残念。後方センターだと、全体見えて楽しいだろうなと思います。
まぁ、袖には袖の楽しみがありますし、大変な盛況ぶりに、チケットを取れただけで有難くなるのが舞台好きの血なのでした。

役者の演技に関しては、明日改めて。
隊員ズ(アンサンブル)は最高でした!

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