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あまりの事に、個人的にお祭り騒ぎになってるので文体が乱れてるかも知れません。予めご了承下さい。
まず、次期宙組大劇場お披露目公演が公表されました。

2009年公演ラインアップ 宙組「カサブランカ」

原作映画のファンです。
出先で知り、余りのことに狂喜乱舞しながら帰宅して早々にDVDを引っ張り出し、脳内で配役妄想しながら、気障な台詞のあれこれに悶えつつ最初から最後まで観てしまいました。
やっぱり名作ですね。これはどう料理しても、面白くなくする方が難しい! 無論、二幕物ミュージカルにするのだから、そのまま演るわけではないでしょうけれど、出来るだけ原作を大事に作って欲しいと願います。
普通に考えたら、ヒロインの旦那になるラズロが二番手役でしょうけれど、劇中の比重で考えると、ルノー署長を蘭寿が演じた方が面白そう。私が署長好きなだけですけど、私が脚本書くならそうするな。サムはやはり歌巧者が希望なので比重を上げて北翔海莉、ラズロは悠未ひろでどうでしょう。シュトラッサー少佐は、逆裁ミラー州知事の延長イメージで寿つかさでいかがでしょう。
今からワクワクです。博多座遠征でかなり思い切った散財が決定しているのですが、来年一月までは待てそうにないので年末に大阪遠征したいと思います。
尚、ネットの噂話は常に話半分で聞いているのですが、本来現トップ用演目だったと言う噂には、なんとなく納得してしまいました。確かに現宙組トップに合う演目だったような気がします。と言うのも、リックは大和でも大空でもそれぞれの持ち味で演じられるだろうけど、イルザは陽月華で観てみたかったかな、と感じたので。野々には、一瞬抱いてしまったそんな印象を覆せるよう頑張って欲しいです。
それにしても、花組が「ベルばら外伝」だった時点で、宙組もベルばらなのではと戦々恐々としていた日々に比べて、なんて楽しい期待でしょう!
……ちなみに、なぜ宝塚ファンはベルサイユのばら公演を毛嫌いするのか? と友人に質問されたのですが、ゲーマー視点の麻生回答は以下の通りです。
「ファミコン時代の名作が、SFC、PS、PS2、DSと何度も劣化移植されてるのを見た往年のゲームファンの心境に等しい」
と言いつつ、私自身はベルばらを観た事がありません。でも花組観劇予定はあるので、外伝が初ベルばらになりそうです。それはそれで、地味にショック。まぁ、文句は観てから言おう。観たら楽しむ可能性大ですし。

それにしても、嬉しい事ではあるけれど、小池修一郎先生が年間4作の本公演一本物担当って、異常なスケジュールで大丈夫なんでしょうか?
東京の日程が正確に出てないのも気になるなぁ。
でも、今はまず演目の良さを心から喜びたいと思います。

で、その他の本日発表の配役などについて雑感。
まず、花組「ベルばら外伝」。ポスターの何とも言えない「薔薇」満載感に軽く苦笑。アンドレ編って、二番手はアランだったのですか。把握してなかったので不思議な感じ。
オスカルのいない本公演ベルばらポスターって、ちょっと如何な物かなと。一般客集客力のある演目だからこそ、劇団は気を遣うべきだと思います。
で、アラン@壮一帆と言う事で、遂に長年待たされた単独二番手ですよね。実は初観劇は壮会の方にチケットを取って頂いたと言う繋がりがあるので、私も嬉しいです。

そして、宙組「逆転裁判2」主な配役。殆どは前回から引き続きの役を確認しただけなのですが、遂に明かされた担当検事役がまず以下の通り。
 マイルズ・エッジワース 悠未ひろ
心の底から驚きました! まさか、役者を変えて御剣を出すとは……。偶然ですが昨日、ゲームファンで七帆エッジワースが良かったと感想を書いているサイトさんに出逢い、やはり検事は別のキャラ(悠未ひろが検事を演るのはほぼ確実だったので、それならゴドー)が良いだろうと考えていただけに、若干心配。演技力などの問題ではなく、それだけのイメージが出来上がってる役を、後から別の者が演じるのは、殆どの場合マイナス視点から比較されてしまうので、大変だなと言う意味合いです。とは言え決まった以上、そんな予想を覆す悠未エッジワースを作って欲しいですね。
で、もうひとりの見慣れない名前が。
 フランジスカ・ヴォン・カルマ 藤咲えり
これ、狩魔冥ですよね!?
宙組は前回が初観劇で、まったく下級生の顔が分からないため、カプコン公式の更新を待ちたいと思います(宝塚公式も、扮装写真くらい出せば良いのに)。
御剣は前回で「デレ」ちゃったから、今回盛り上げるの大変かと思っていたのですが、この配役を持ってきた以上、オリジナルと銘打ちつつ「逆転裁判2の最終エピソード」を踏襲するのでは、と想像してます。

あと、公式は公式でもTCAの方ですが、雪組「ソロモンの指輪」映画版の東京都内での上映が決定しましたね。
http://www.tca-pictures.net/solomon/index.html
ちょっと観たいなぁと思っていたので、検討。でも普通の時間帯に上映して頂けないものか……

夏の宙組博多座公演「大江山花伝」先行写真が公開されました。
http://kageki.hankyu.co.jp/revue/136/index.shtml

実は、大江山花伝と言うタイトルと、鬼の役と聞いた段階で、なんの疑いもなく酒呑童子だと思ってました。取り敢えず、違って良かった……。繊細な混血鬼の悲劇物なら、通えそうです。と言っても、せいぜい2回観られればいい方ですが。
大空は意外に女性的なビジュアルですね。初演も原作も知らないのですが、噂では女装シーンもあるそうなので、その辺を意識したメイクだったりするのでしょうか。
白塗り化粧はどうなるのか心配でしたが、綺麗で安心しました。野々すみ花も初めての大きな扮装写真だと思いますが、ちゃんと可愛い。

後は夏まで(先行販売日まで)の辛抱ですが、実は今欲しくて仕方ないのが下記の商品。
大和悠河DVD「Energy-新人公演ダイジェスト-」
「黒い瞳」新人公演! 大空のプガチョフ、観たい!
でも大和メインに編集されてるに違いないので、そこは我慢しよう、きっといつか販売される大空版新人公演DVDにも収録されるさ、と信じておきます……。主演新人公演が1本しかないので、販売されないのではと不安もあるけど、信じてますよ、TCA!

星組に引き続き、宙組もトップ同時退団者続出。

逆転裁判組からは、
レオナ・クライド 美羽あさひ
マイルズ・エッジワース 七帆ひかる
モエノ・クリステル 萌野りりあ
の3名が7月退団。
逆転裁判2の制作が発表になったばかりなのに、主要メンバーが欠けましたね。
取り敢えずレオナはオリジナルキャラだからこのまま退場させるとして、冥を新検事にする形で対応でしょうか? それとも敢えて新キャストのエッジワースで勝負するか……
逆転裁判2のキャスト層が薄くならないようにと願いつつ、でも博多座にも人材を配してほしいし、この線引きが難しいですね。その辺はじっと夏前の発表を待つのみです。
同時に、私でも分かる路線スターが減ってしまい、新トップ合流後の宙組体制にも色々疑問です。補強は新人配置のみで、異動はないのかしら。

こういう退団情報が怖くて、集合日と言うものを密かに恐れていました。
でも、もう集合日にはヒヤヒヤしない。そのことに安心するような、寂しいような気持ちを感じます。
今は「始まり」を楽しみにすべきなんでしょうけれど、なかなか心構えが出来てない初心者ファンなせいで苦労しています。

昨日感想を書いたばかりなんですが、続演だそうです。
2009年 公演ラインアップ<8〜9月・宙組『逆転裁判2』>
東京は赤坂ACTシアターですね。
見たところ脚本はオリジナルになるのかな? ゲームのどの辺を抜き出すつもりなのか、キャラクターはどうするのか、2ってのがコケそうなタイトルで心配だとか、鈴木先生の手腕が気になります。当然初演と違って期待度が高まるわけなので、脚本とキャスティングは要検討材料ですよね。
それにしても、千秋楽のカーテンコールで続編上演を発表したそうですが、異例のことではないでしょうか。再演間隔が短いので、後から東京公演が追加された「舞姫」と違い、元々2の制作も決まっていたんでしょうね。公式には好評に応えて〜だとしても、バウの出し物が半年前の段階で決まってないとは思えませんし。
しか8月と言う事は、博多座に逆転裁判組は出演しないと言う事でしょうか? 折角、昨日宙組の若手に着目して来たのに、博多ではトップ二人と北翔海莉しか判別できないことになるのかも。ちょっと残念です。

宝塚宙組東京特別公演「逆転裁判」15:00。

宙組初観劇です。遂に五組制覇しました。。
果たして自分はゲームファン、宝塚ファンどちらの視点で観ることになるのだろう、と直前まで自分でも分からなかったのですが、蓋を開けてみれば宝塚ファン寄りの感想になった様子です。

舞台自体は、全体にゲームファンを意識した作りだと感じられました。
原作を踏襲した演出、例えば、証拠品が提示された時の効果音と映像、役者の仕草など、ゲームをそのまま三次元で観せているようでした。
役者は、演じる作品に原作があっても、自分なりの解釈で役を広げて演じるものだと思う(現に、花組生はドラマ太王四神記を観たらしいが、模倣はしなかった)のですが、今作では敢えて細かい動作までコピーしていると見える箇所が複数ありました。
また、フェニックスとレオナのキスシーンがない(過去の思い出映像のみ)点も、やはり配慮かなぁと思いました。
宝塚的には、公判後の五分の逢瀬シーンが、抱き締め合うだけなのは物足りないと言うか、そこはキスするタイミングだろう!と変な念を送っちゃいました。

とは言え、どちらか一方のファンで、他方を受け入れる余地がある人なら楽しめる舞台だと思います。
少なくとも、自分は楽しかった!
ただ、鈴木先生の演出自体は、もうちょっと工夫してもらわないと大劇場では難しいですね。映像の使い方は巧いけれど、それに頼り過ぎ感があったり、演出パターンが前作SECOND LIFEと同じで引き出しが少なそう、だとか。しかし生徒の役の付け方が良い感じだったので、座付き演出家としてはこれで良いのかもしれません。
音楽はゲームBGMオケverで逆転裁判世界の再現度ばっちり。歌の曲数が少なかったのが、ちょっと残念ですよね。
後は、どの役も基本的に着たきりスズメなのが観ていて寂しいかな。

出演者の中で唯一名前と顔が一致するフェニックス・ライト(成歩堂)@蘭寿とむは、これぞトップスター候補生だなぁと痛感。「キラキラオーラ」が全開でした。
歌はやはり苦手分野のようで、高音はかなり不安定でしたが、低い音が出せるので十分かと。
全体に、非常に余裕のある演技をしているなぁと言う印象で、さすが82期の主席。ラリー(矢張)に突き飛ばされる時の動きなど、ダンサーの受け方らしい身軽さ。
ただ、花組出身と言う事で、もっと男臭い役者かと思っていましたが、動作は意外にナチュラルですね。裁判時の「失敗しちゃった」の照れ具合等コメディ部分では妙に可愛い所があり、しかしラブシーンでの王子様っぷりはいかにもな具合で、こっちが赤面させられっぱなし。
今回、宙組人事の関係で蘭寿とむに対しても、どこか申し訳ないような複雑な気持ちを抱いていたのですが、非常に陽性の持ち味なので、陰性の大空祐飛とは好対照で面白い組み合わせかも知れないと思えてきました。少なくとも、同じ陽性の現宙組トップ・大和悠河と組んでいた時とは違う味が出るのではないでしょうか。

その他、気になった役者。
マイルズ・エッジワース(御剣)@七帆ひかるは儲け役。しかし失敗していれば、キャラ人気の強さから最も叩かれた事は確実なので、これも本人の力かと。事前の写真で判っていた通り、肩幅がないことだけ残念でした。
衣装を脱いでも判別できたのはディック・ガムシュー(糸鋸)@春風弥里。大きくて見栄えすることと、体当たりの演技をしながらも芸達者そうな様子があり、次回以降もチェックしたいと思います。
マヤ・フェイ(真宵)@すみれ乃麗は、とても可愛かった。演技力はちょっと頼りないですが、まだ92期生だと言う事なので、これだけ抜擢されていればその内磨かれるでしょう。

日曜日の為か、客席にはゲームファンらしき人がちらほら見られ、それなのに熱の入った拍手が多くて驚きました。先週のVISA貸切の本公演の方が拍手のタイミング悪かったですよ!あれは演出的に拍手が入れ難かったこともあるけれど……宝塚は観客が揃った拍手入れて盛り上げる面があるので、熱い拍手が入ると良いですよね。
実際の所、宝塚ファンと、ゲームファンと、関係者の割合はどのくらいだったのかな。その辺が気になりました。

今回のコラボ自体は、成功の方向だと思いますが、じゃあこれから宝塚のゲームコラボが増えるかと言うとそれは判りませんし、期待するかと言われるとそれも微妙なところ。
帰り道でゲームファンらしき方が「FFとか演れば面白そう」と話しているのを小耳に挟みましたが、私は逆にRPGは止めた方が良いだろうと思ってます。今回のようなアドベンチャーゲームが無難かと。