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ピエール・エルメ・パリのマカロンセット
http://www.pierreherme.co.jp/

マカロンという菓子は、素材や手順自体は家庭で作れる範疇なのですが、技術的難易度が非常に高いと言われています。
エルメのマカロンは、その「技術料」と思えばこれだけ価格が高くても仕方ないと頷ける、正に匠の技を感じます。
外側のサクっとした歯触り、内側のふわっとした口溶け、甘くしっかりした味のクリーム。
特に、「モンテベロ」というフレーバーが気に入りました。ピスタチオガナッシュとフランボワーズのジュレという思い掛けない組み合わせが、とても複雑な味わいで美味しいです。次点はバニラが効いた「クリームブリュレ」かな。
紅茶と合わせて頂くのに最適のお茶菓子でした。

昔、フランス旅行をしてパリに滞在した際、何処のマカロンを食べたら良いかと聞いたとき、「パリっ子に今一番人気なのはエルメ」とお奨めされたことが未だに印象に残っています。
以来、エルメと言えばマカロン最先端のイメージがあります。
まぁ、その時は結局、老舗ラデュレのマカロンを買い求めたのですけれどね。

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カラベルの「ピールチーズケーキ」
ベリー味とショコラ味を戴きました。

まるで6Pチーズのような包装が可愛いケーキ。
銀紙を剥いでそのまま食べられるのがウリだそうですが、皿に乗せて戴いた方が美味しいような気がします。チーズの包装は、大きさも小さいし、剥ぎ易くなっているけれど、このケーキはそうではありませんので。

肝心のお味は、濃厚なチーズ感の割に後味がさっぱりしていて、クドさがないので食べ易いです。
下にはタルト生地もついていて、立派なチーズケーキ。
ベリーの方が複雑な味わいで、食べるほどに美味しい感じ。ショコラはスタンダードな食べ易さがありました。

バッケンモーツアルトのブランド・牧場スイーツFARMのバターケーキ「ケーク・オ・ブール」
http://www.b-mozart.co.jp/cake_o_beurre.html

箱を開けると、バターの包装をイメージした銀紙に包まれたケーキが登場。

スイーツファーム
(画面注釈)うっかり、ロゴを逆向きで撮ってしまいました……。

中身を取り出して、1/4に切った状態がこちらです。

ケークオブール

割と小さめ。

バタークリームたっぷりですが、濃厚なミルク感の割に意外とクドくないです。奇を衒わない、素直な美味しさ。
スポンジの間にはジャムかクリームらしきものが挟まれていて、これが甘い濃い味を演出している模様。
スポンジには主張がなく、しっとり感の割に生地自体はポロポロ零れました。

箱の側面に、半冷凍状態がオススメと書かれていました。私は冷蔵庫に入れたのですが、少しクリームが緩かったかもしれません。

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キルフェボン(グランメゾン銀座限定)の「5種のフルーツとイチジクパウンドのタルト」
http://www.quil-fait-bon.com/

こちらは、9〜11月の秋限定タルト。
タルト生地にセミドライの無花果が入ったパウンド生地を流して焼き上げた上に、フルーツをたっぷりと乗せた贅沢なスイーツでした。
見た目がとても華やかで上等です。勿論、お値段もそれに比していますが……。

無花果効果で、生地はかなり重くて濃い味がしました。個人的な好みでいえば、濃過ぎかなぁと思います。ドライフルーツがお好きな方向け。
上に乗ってるフルーツは、とても瑞々しく美味しく、しかもたっぷりの量を味わえて満足しました。
ちなみに、無花果以外の5種のフルーツの内容は、ナガノパープル(巨峰とリザマートの交配葡萄)、ラズベリー、ブラックベリー、ブルーベリー。
濃い生地と爽やかな果物の組み合わせなので、合わせて食べれば良い塩梅という、この辺はさすがに匠の技でした。

白いロールケーキ

石屋製菓の「白いロールケーキ」
http://www.ishiya.co.jp/item/roll/details/

問題:どこからケーキで、どこから壁でしょうか?
――そんなキャプションをつけたくなる、見事な白さです。

食べてみると、色だけでなく、食感においてもスポンジとクリームの境界線がないことに驚かされます。つまり、スポンジがクリームと同等レベルでふんわりしているのです。
味は、かなり濃厚なミルク。
ミルク党の方にはオススメの一品でした。

なお、購入してから知ったのですが、冷凍商品でした。冷凍状態で販売されるケーキにあまり良い印象がなかったのですが、こんなホワホワした食感をキープできるなら、冷凍も悪くないな、と考えを改めさせられました。