• タグ 『 和菓子 』 の記事

151015.jpg

豊島屋は「鳩サブレ」が有名過ぎるため、鳩サブレ専門店のように錯覚してしまいますが、こちらの「きざはし」も人気商品とのことなので、いただいてみました。
https://www.hato.co.jp

私は求肥が好きなので、棒状で厚みがある求肥を思う存分味わえるのが嬉しい一品。
やわらかくほのかに甘い口当たりは、信玄餅をより上品にした感じです。

最初からきな粉が薄くついていますが、別袋で「添え味」として焦がし黄奈粉が添えられています。これを付けると、少し香ばしく苦みのある大人びた味わいに変わりました。
ところがこの添え味、残念ながら1箱に1袋しか入っていません。量は十分ですが、1箱分のきざはしを一気に食べない場合は、どう使ったら良いのか困りました。

150610.jpg

「鳩サブレ」で有名な、鎌倉の豊島屋本店の裏にある和カフェ「豊島屋菓寮・八十小路」で、段葛さくら餅と抹茶のセットを頂きました。
https://www.hato.co.jp/hatokoji/index.html

デパートの地下に入っている豊島屋は「鳩サブレ」しか扱っていないので、本来は和菓子屋だと知っていても、実際に豊島屋の和菓子を食べたことはありませんでした。
さくら餅としてはいわゆる「長命寺」のタイプですが、ペタンとした平らな形状です。
こちらのさくら餅は、生地も白ければ中身の餡も白い桜餡。そして、餅を2枚の葉で挟んでいるため、桜の塩漬けを食べているような感覚がありました。普通、1枚の葉で包んでいるから、葉が口の中に入って来ない部分が多少あるものですが、この形状だと確実に葉が口に入ります。私は桜の葉はそれなりに好きなので良かったですが、葉を一緒に食べないという方には不向きですね。
抹茶は、クリーミーな裏千家風でした。

150129.jpg

村中甘泉堂の「羽二重いちご 稚児のほっぺ」
http://www.kansendo.com/item/season/entry-110.html

実物を見れば意図はよく分かるものの、ちょっと食べ難い名前です。

羽二重餅を使った苺大福。
甘さは控えめ。イチゴは予想外に酸っぱかったです。紅ほっぺには、もう少し甘いイメージがあったので驚きました。
正に幼児の頬のような餅の柔らかさや、さらっとしているので指で摘まみ上げても破れない点は、個人的にとても好き。
それだけに、酸っぱいイチゴに当たったことが残念でなりません。

なお、写真は袋詰めの状態で撮りましたが、パックされておらず、セロファン止めしてあるだけという包装の素朴さには驚きました。
細かいところでは、袋に高さがあって取り出しにくいのも難点かな。
でもお値段設定からして「町の和菓子屋さん」という感覚で、この気取らなさが丁度良いのかもしれません。

141110.jpg

京菓子司「仙太郎」の栗むし。季節限定商品。
http://www.sentaro.co.jp

毎年、秋の楽しみにしている栗蒸し羊羹です。
私は元々、栗が好き、且つ練りようかんより蒸しようかんが好きなため、採点が甘いかも知れませんが、控えめな甘さと適度な粘度を持つ蒸し羊羹に、隙間なく乗せられた栗の旨味が合わさっていて、毎回絶賛しながら食べています。
写真のものは「水無月」のように切り分けて販売しているタイプですが、栗が中に入っているバージョンも美味しいです。そちらは、竹皮に包まれたパッケージで販売されています。

141101.jpg

たねやの近江大福栗
http://taneya.jp/home/index.html

近江大福の栗入りバージョン。
餅の生地は、半殺しのため米のつぶつぶ感が残っています。柔らかすぎず、固くもなく、非常に素朴な食感。中に入っている粒あんの味は予想より濃く感じたけれど、この生地があっさりしてるので、トータルでは非常に上品な印象でした。
おはぎが好きな方なら、安心してオススメ。
そこそこ大きいため、食べ応えもありました。