PS4「DETROIT:Become Human」(デトロイト ビカムヒューマン)を遂に開始。
現在地:1話「人質」
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PS4のSFアドベンチャーゲーム「DETROIT:Become Human」体験版を遊びました。
https://www.jp.playstation.com/games/detroit-become-human/
本体験版では、製品版最初のステージ「人質」をプレイできます。
交渉人アンドロイド・コナーを操作して、所有者一家を殺害し、少女を人質にとった変異体アンドロイドに対し投降を呼び掛ける……という内容。
難易度CASUALでプレイ。
説明が一切ないまま現場に放り込まれるので、最初は戸惑いましたが、割とすぐ状況を把握できました。
ADVは不得意なので、1回目のプレイでEDにたどり着いた時点では、確かにすごいゲームだけれど一度体験すれば十分かな、と思いました。しかし操作性が良くわからなかったので念のためもう一度プレイしたところ、グッと面白くなりました。
これは、噛むほどに旨味が感じられる類のゲームですね!
まず感心したのは、臨場感があり、モーションも非常に自然で、極めて没入感が高いゲームである点です。
私は、ゲーム画面がフォトリアルになることと面白さが必ずしも直結すると思いませんが、本作のような探索系ADVに関しては、情報量の多さが面白さに繋がっているんだ、と思いました。
緊迫した交渉も手に汗握るけれど、個人的には、部屋を探索して事件の真相に迫って行くのがワクワクします。
人間ではなくアンドロイド達を主人公にしているのも、アンドロイドだから、画面に指示やコマンドが出るのも特に不自然に感じないと思うと、実に上手い作りですね。
スキャンして情報収集したり、分析後、どんな状態だったのか再現確認できる能力もアンドロイドならではと思うし、ストレスなく探索できます。
探索からそのまま移行する交渉シーンでも、選択肢は多いし、どれも正しく、またどれも間違った選択に見えて悩まされます。その上常にリアルタイムで決断を迫られるから、焦って手に汗握りました。
私はどうしても、高圧的に接することはできずに説得方向で進めました。
結果、初回は「エマを守りコナーが死んだ」エンド。
2回目は「SWATが変異体を撃った」エンドでした。
どちらでも人質は助け出せるのでミッション成功となり、そのことは少しモヤモヤさせられましたが、物語の導入としては正解なのかもしれません。
強いて不満を言えば、カメラアングルには不満があります。
もっとも、作り込まれた箱庭を探索するADVで360度回転ができると、却って必要な情報を見落としやすくなり、難易度が上がりそうなのでこれが妥当なのかもしれません。
また、分岐が多いのにスキップできないので、繰り返しプレイは多少飽きそうです。製品版で、どの程度フローチャートの任意地点に戻れるかがポイントになりそうです。
ただ、フローチャートは単に埋める楽しみだけでなく、ほかのユーザーがどんな道を辿ったか%表示でわかるのが面白いですね。ざっと見たところ、2回プレイしたのにまだ探索漏れがあったり、交渉も6通りの終わり方があるらしかったり、短い体験版だけでも凄まじい作り込みを感じさせるゲームだな、と思います。
私の好みとは大きく離れた作品なのですが、これを遊ばないのも勿体無い、と思わせる体験版でした。