• タグ 『 FF15 』 の記事

現在地:Chapter05・六神の力を求めて(強くてニューゲーム)
シリーズ記事「FF15 物語を見直す旅」の趣旨は、2017年2月1日記事参照。

キングベヒーモス

記事はそこまで辿り着いていませんが、アラケオル基地を攻略した時点で街道封鎖が解かれるため、無事タイムドクエスト「悪名高きキングベヒーモス」戦を遊べました。
Lv.140の超強敵! エリクサーとハイエリクサーが、これまでにない速度で消え、写真を撮る余裕もありませんでした。
戦闘中「もしものときは逃げろ」とか、物陰で回復を促す台詞など、初めて聞くやり取りが多かったのも特徴的。討伐には苦労しましたが、これまでにない1体で強いタイプの敵で面白かったです。

注意:ゲーム本編・映画・アニメネタバレ満載です。
現在FF15プレイ中でネタバレを気にされる方は、進行状況を確認の上、ご自身の判断でお読みください。

Chapter05が始まりました。
タイトル画面で「そんな事態になったの!?」と驚かされる、最初のChapterです。

CHAPTER 05 暗雲

多くのプレイヤーは、物語を連続で描写しないと「間に何があったのか」と気になるものです。ましてや、前回はアーデンが正体を明かして敵だと分かったうえ、敵地と言うべき揚陸艦に収容された状態で終わっています。
当然、緊迫した場面から始まると思っているのに、Chapter冒頭の「数日後」とテロップひとつで勝手に割愛され、まるでファストトラベル後のような気楽さでチョコボポスト・ウィズにいる状態から始まります。
結果、プレイヤーは
「揚陸艦の中でどんなことが起きたのか」
「帝国は王子を解放していいのか」
「数日間、ノクト達はどうしていたのか」
と疑問を抱えてしまいます。不要な疑問は、物語への理解を妨げますので、取り除かねばなりません。

最低限必要なのは、ノクトの現在地を示すことでしょう。揚陸艦内から始まると思っているプレイヤーに対し、「これ以降の場面から操作してください」と提示するのです。それをやった結果がタイトル画面なのでしょうが、状況が変わる大事なシーンは、ちゃんと見せるべきです。

  1. アーデンに詰め寄り、思惑を聞き出そうとするも躱される。
  2. 噴火が収まった段階で、揚陸艦から丁重に降ろされる。
  3. レガリアがないことに気付き、一行は途方に暮れる。

という様子を、台詞なしの第三者視点で流す程度で十分伝わります。

挿入位置としては、冒頭にある「レガリアが帝国に回収される光景」をカットし、上記のダイジェストを無声で入れてはどうでしょうか。レガリアがどうなったのかプレイヤーに分からなくなりますが、ノクト達も知らないのですから、特に問題はありません。
なお、揚陸艦から降ろされた後の数日間にノクト達がどうしていたかは、フォッシオ洞窟攻略後の会話から推測できます。レガリアを探していた、というそれほど重要でない行動なので、この場では割愛しても良いでしょう。

アンブラを追った先でゲンティアナに出逢い、ルーナが無事であることと、雷神から啓示を受ける指示が伝えられます。

聖石を背負いし王よ
雷神の啓示により 力を宿しなさい
聖石を取り戻すために 神凪はーー

ゲンティアナ

最大の指摘事項は下記の通り。

  • 啓示」とは六神が与える試練のことで、これをクリアすると力が身につくという大前提を教える。巨神のときも、本当に力を授かったのか実感がないまま終わっているので、目的意識が持てないまま、お使いで石碑巡りをさせられた感がある。
  • 誓約」も説明不足。辞書的な意味と違うため、言葉と意味が結び付かない。

単語の意味が推測できるよう、全体的に平易に変えてみます。

【変更案】

聖石に選ばれし王よ
雷神の「啓示」を受けなさい
王が聖石を取り戻せるよう 力を授けましょう
そのために 神凪は神々と「誓約」したのです

冒頭の呼び掛けを変えたのは、「聖石を背負う」の意味がピンと来なかったのと、「聖石」と「クリスタル」が同一だと補足するためです。
回想シーンで「僕(ノクティス)がクリスタルに選ばれた」という台詞があるので、「聖石に選ばれし王(ノクティス)」というフレーズならば、推測が容易くなります。
単語の不統一は混乱を招くため、本当は「クリスタル」で統一したいくらいです。現状でも、そこまで難しい推測は要求されないけれど、「聖石」と聞くと条件反射で「ゾディアックストーン」と思い込む人もいますし(笑)。

道中の会話で諸々の設定を折り込んでいくのは、凄く良いと思っていたのですが、途中で帝国兵が現れて遮られてしまい、聞けなくなってしまった会話があったのが残念です。
プレイヤーに聞く気があっても、聞けなくなってしまうのでは、理解度が落ちます。
Chapter05中は帝国兵乱入の確率を下げるか、喋っている会話の方を優先で続けるかして欲しいです。

なお、ひとつ目の石碑に触れると、12年前のテネブラエでゲンティアナと対面した際の回想が流れます。
ノクトが「今のは」と驚いた反応をするので、強制的に見せられた記憶のようですが、2つ目の石碑では発生しないし、その後なにかの話に影響するでもなく、なぜ挿入されたのか、これもよく分からないイベントです。
一般人のプロンプトに、六神二十四使のことを説明したときなどに、ごく普通の回想として処理しても良かったと思います。

ゲンティアナとノクト

イベント内容は、凄く可愛くて好きです。


記載されている会社名・製品名・システム名などは、各社の商標、または登録商標です。
Copyright (C) 2016-2017 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.

参考記事

現在地:Chapter04・巨神の啓示(強くてニューゲーム)
シリーズ記事「FF15 物語を見直す旅」の趣旨は、2017年2月1日記事参照。

王家の人間じゃねえのか?

注意:ゲーム本編・映画・アニメネタバレ満載です。
現在FF15プレイ中でネタバレを気にされる方は、進行状況を確認の上、ご自身の判断でお読みください。

地震の影響で二組に別れたノクト一行は、それぞれ巨神の下を目指して移動。
道中、頭痛や遅い来る巨神の手、大皿に巣食う魔物の戦いもあって文句を零し続けるノクトに、突如グラディオが掴み掛かるという会話イベントが発生します。

グラディオラス
いい加減にしろ ちったあ落ち着け

ノクティス
なんだよ

グラディオラス
おまえは 王家の人間じゃねえのか?

初回プレイ時は、前後の繋がりがない唐突な質問なので困惑しました。更に、グラディオから理不尽に怒られたという印象を受けました。
当然「物語を見直す旅」では、この会話が指摘対象になると思っていたのですが、再プレイしたところ、まったく違う印象を受けることになりました。

そもそも私を含めて、グラディオの態度に不快感や不信感を抱くことになったプレイヤーは、選択肢で「ひとりの人間だ」を選んだ可能性が高いと思います。

ノクティス
その前にひとりの人間だし

グラディオラス
国を背負う立場で
何 言ってやがる
おまえが死んだらどうなるよ
自分だけの命だなんて思ってんじゃねえぞ

グラディオの台詞は、最後まで声を荒げたままです。プレイヤーは基本的にノクトの立場で物語を体験していますので、頭痛等で苦しい状態なのに怒鳴られることになり、苛立ちを感じるのは当然です。
怒鳴り散らされた後に「いきなり悪かったな 行こう」と言われても、正直上滑りして聞こえます。
そもそも「ひとりの人間だ」を選んだプレイヤーの中には、責任を投げ出したわけでなく「現時点でノクトにそこまで覚悟があると思えない」等と判断した人もいます。そういうプレイヤーは、「王家の人間として胸を張るためには、もっとそれらしい態度を取るべきだ」と考えた責任感が強い人です。それなのにグラディオに詰られると「無責任扱いされた」と不快に感じるでしょう。

一方「王家の人間だ」を選んだところ、こんな展開になりました。

ノクティス
王家の人間だよ
だったらなんだ
イヤってほど自覚してるわ

グラディオラス
自覚してねえとはーー
思ってねえよ だがな
さっきから何度も危ない目に遭ってる
オレも気が張ってんだよ

このパターンのグラディオは、声も落ち着いており、また自分が突然激昂した理由を述べているため、「グラディオにも、思わず怒鳴りたくなる事情があった」とわかり、心証がまったく変わります。この前提があれば「いきなり悪かったな」という台詞も、ごく普通に謝罪として受け取れます。
実際、意識して聞いていると、この会話イベント以前も、グラディオはノクトに忠告を発し続けています。それに対し「何度も聞いてる」等と悪態で返されたら、グラディオもイライラするはずです。

どちらの選択肢を選んでも、続きは王の盾である自分語りに続きます。これも、前後が繋がっていない台詞なので要検討です。
それと、変更案を出す前に、少し気になったのが下記の部分です。

グラディオラス
アミシティア家は
言ってみりゃ王の盾だ

わざわざ「言ってみりゃ」と断っているということは「王の盾」という立場は、公式の役でなかったようです。
それなら、王の盾という固有名詞のような表現は、本人に言わせない方が良いかもしれませんね。

正直、台詞以上に胸倉を掴む動作と荒げた声音という暴力的な態度が最大の問題だと感じているのですが、一応要素や選択肢を残しつつ見直してみましょう。

【変更案】

グラディオラス
おい ちったあ落ち着け

ノクティス
なんだよ

グラディオラス
少しは 忠告を聞けよ
頭痛もあって集中できねえんだろうが
おまえは 王家の人間だろ?

▼選択肢
→ひとりの人間だ

ノクティス
その前にひとりの人間だし

グラディオラス
国を背負う立場で そういうことを言うな

▼選択肢
→王家の人間だよ

ノクティス
王家の人間だよ
だったらなんだ

グラディオラス
自覚があるなら 死ねないこともわかっとけ

▼共通
グラディオラス
オレはおまえを守るつもりでいる
盾として王を守れーー
ガキのころからそう教え込まれてんだ
だがな おまえがひとりで突っ走ってたら
守ることもできないだろうが
さっきから何度も危ない目に遭ってる
もう少し注意して進んでくれ

変更のポイントは下記の通りです。

  • 突然「いい加減にしろ」と怒鳴らない。普通に呼び掛ける。
  • 全体的に「叱る」ではなく、兄貴分として「諭す」方向にする。
  • ノクトの頭痛への配慮を先に見せて、話を聞く姿勢にさせる。
  • ノクトが言ってないことを「思ってんじゃねーぞ」と決めつけない
  • 結局ノクトにどうして欲しいのか、グラディオの主張を最後にまとめる。

少し悩んだのですが、「ひとりの人間だ」への返答は、ノクトの立場やグラディオが最年長ポジションである点を加味し、手厳しい対応のままにしました。その分、「王家の人間だよ」への返答も硬いものにしてみました。
これは「王家の人間じゃねえのか?」という質問が、そもそもノクトの自覚を促す台詞であって、自覚していなければ自覚させ、自覚しているならそれらしく行動をしろ、という話になると解釈したためです。

タイタン

この後はタイタン戦。
2周目だと、早い段階でタイタンのHPを0にできます。その影響か、全員で大ダメージを与える指令が発生せず、唐突にイグニスたちがブリザラを放ってビックリしました。
ちなみに、Chapter終了時に、下記のシステムメッセージが表示されます。

タイタンから授かった力が 巨神の証への形を変えた!

……いつ、力を授かっていたの!?
ここは、力を受け取った描写があって然るべきだと思います。

ルーナと話したのか

描写が難しいならば、上記画像のシーンで

おまえ ルーナと話したのか
だから オレを

と中途半端に打ち切られてしまうノクトの台詞を、

【変更案】

おまえ ルーナと話したのか
だから オレを呼んで試したっていうのか
六神は ほんとうに力をーー

と補完してあげるだけでも構いません。
この後にシステムメッセージ表示であれば、「戦闘の結果、ノクトを認めて力を授けてくれた」と少しは納得しやすくなるでしょう。

救出に来たアーデンの台詞は、実に憎々しくていいですね。

アーデン

もしや怪しいだけで善意の人?と疑っていたプレイヤーも、これは悪役だと安心したはずです。
しかしイグニスの「とりあえずここでは死ねない」という返事は微妙な日本語です。「ここで死ぬわけにはいかない」の方が自然だと思います。

余談ですがこのシーン、特撮爆破っぽい炎が映えます。

特撮風イグニス

無敵スーツ(魔導インビンシブル)が配信されたら、カーテスの大皿で特撮撮影をしよう!


記載されている会社名・製品名・システム名などは、各社の商標、または登録商標です。
Copyright (C) 2016-2017 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.

参考記事

現在地:Chapter04・いにしえの巨神(強くてニューゲーム)
シリーズ記事「FF15 物語を見直す旅」の趣旨は、2017年2月1日記事参照。

モルボル祭り

第二弾、第三弾のタイムドクエストは、1週間期限だったのですね。第二弾(モルボル4体)は配信直後にクリアしておきました。Chapter05まで物語を進めたことでリード地方に戻れなくなったので、第三弾は挑戦できていません。
連休でなんとかなる、かな……。

注意:ゲーム本編・映画・アニメネタバレ満載です。
現在FF15プレイ中でネタバレを気にされる方は、進行状況を確認の上、ご自身の判断でお読みください。

Chapter04が始まると、以下のテーマが表示されます。

神々の力を得るために

この後、神々の力を得る展開になるので内容は正しいですが、現時点ではタイタンがどんな理由でノクトを呼んでいるか明らかでないため、先走っちゃったな、という気がします。

ネタバレされた感を抱えつつ、アーデンの車を追うドライブが始まります。
一周目は、途中引き離されかけてヒヤヒヤしたのですが、二周目だとレガリアの最高速度を上げている都合上、ドライブ会話を最後まで聞かずに終わってしまうくらい簡単なイベントですね。
ドライブ中の会話内容は、突っ込むほどの点がないため、いつも通り割愛します。
毎回書いている気がしますが、本筋に絡まない、4人が楽しく過ごしているときの会話は実に良い雰囲気です。

途中、コルニクス鉱油カーテス支店で駐車。
操作ミスで発覚したのですが、ここでモービル・キャビンでの宿泊・経験値清算を確認するシステムメッセージをキャンセルした場合、アーデンとの宿泊が発生しないようです。
自腹で泊まり直しても駄目。一回しかない機会を逃すとは、勿体ないことをしてしまいました。

ここでラジオを聞いている男性3人組に話し掛けると、ルナフレーナの姿が見られるイベントが発生。
※3人が聞いているラジオ番組は、2017年2月18日記事の「ドキュメンタリー:神凪ルナフレーナの軌跡」再放送。

ルナフレーナ

このイベントから分かるのは「ルーナは癒しの力を持っている(その力に即効性はない)」「公務として人々を治療している」「人々から慕われている」ということです。
これまで曖昧だった「神凪」の世界における存在感が、なんとなく分かります。
しかし、治療シーン自体の謎が残ります。それは、場所と時間です。

まず、挿入の処理からこのシーンは回想風に見えます。回想と解釈した場合、ノクト一行は成人したルーナと会っていないため、ラジオを聞く3人組の回想だと自然に考えます。加えて、ルーナがChapter02のときと変わらない姿なので、多くの人が調印式後の光景だと思うでしょう。
最後に、コルニクス鉱油カーテス支店の、このタイミングでイベントが発生する点を踏まえると、「ルーナがタイタンとの誓約の際、この近辺に立ち寄って治療を行った光景」と誤解しやすくなっています。

では改めて、回想シーンでルーナがいる場所(背景)に注目してください。

ルナフレーナ治療シーン背景

特徴的な城と橋が見えます。そう、このシーンの現場は、テネブラエのフェネスタラ宮殿なのです!

当初考えたように、3人組の回想だとすると、“3人組の誰かがテネブラエに行ったことがある”ということになります。しかし戦争中に、一般市民が帝国領の奥深くまで行って帰って来ることができたとは思えません。回想と主張する根拠は乏しいです。

回想ではないとすると、このシーンはChapter02冒頭と同様、「ルーナが現在どうしているか」をプレイヤー向けに見せていたもの、と考えられます。
この解釈を適用すると、ルーナは調印式後、ルシス(2神と誓約)→テネブラエ(治療活動)→アコルド(水神と誓約)という超人的な移動をしたことになります。ただ、Chapter12でシヴァの啓示後に見ることができるレイヴスとの会話シーンの時期を考えると、Chapter06〜08の時期にテネブラエに居たようです。少し早いですが、Chapter04の段階でテネブラエに辿り着いていても奇怪しくありません。

時期と場所が明らかになったところで、男性3人組の台詞を再検証しましょう。

男性
どこへ向かわれたんだろうな

(ルーナの治療シーン)

店主
街でかくまってやりゃよかったのに

男性
ほんとだよ オレんち来いってな

男性
なあ かみさん追い出すわオレ

合わせてみると「(レスタルムから)どこへ向かわれたんだろうな」という疑問の答えとして、先の治療シーンが挿入されていたことになります。
しかし前述通り、多くのプレイヤーが回想と誤解する挿入方法のため、意図は伝わっていないと思います。そもそも1周目のプレイヤーはまだテネブラエを訪れていないため、あのシーンを見てテネブラエだとわからないのです。
会話の合間に挿入するのでなく、Chapter04のドライブ前に表示してくれれば、見逃すプレイヤーも居ませんし、これまでのChapterがそうだったように「いま、他の場所で起きていること」だと理解できます。ついでに「テネブラエ」というテロップを入れることも可能でしょう。
なぜこんな不思議なシーン挿入をしたのか、実に疑問です。

なお、治療シーンと関係ありませんが、少し気になるのは3人組の中で「かくまう」という表現が出てきた点です。ルーナが帝国に追われていることは、公に知られていることになります。
プレイヤーに確認できる範囲では、報道されていないのですけれどね……。

カーテスの大皿

その後のドライブシーンは問題ないため、次回、タイタン戦前後に進みます。
タイタン戦と言いつつ、記事の90%くらいが「王家の人間じゃねえのか?」問題に費やされる推定です(笑)。


記載されている会社名・製品名・システム名などは、各社の商標、または登録商標です。
Copyright (C) 2016-2017 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.

参考記事

現在地:Chapter03・王と神々の伝承(強くてニューゲーム)
シリーズ記事「FF15 物語を見直す旅」の趣旨は、2017年2月1日記事参照。

釣りを極めし者

遅まきながら、トロフィーコンプリート達成。プラチナトロフィーの「ワールド・ワンダラー」取得しました。
最後まで残っていたトロフィーは「釣りを極めし者」でした。釣り自体は楽しいけれど、釣りの時間を確保するのが面倒で、一番最後に回したためです。
偶然読み込みが遅れて、トロフィー取得のスクリーンショットはレベルアップの瞬間ではなく写真閲覧中になりました。でもこれまた偶然、ノクトの写真だったので、なんだか凄く狙ったような「釣りを極めし者」の写真になりました。

注意:ゲーム本編・映画・アニメネタバレ満載です。
現在FF15プレイ中でネタバレを気にされる方は、進行状況を確認の上、ご自身の判断でお読みください。

前夜の会話から引き続き、翌日はイリスとのデートから開始。
散歩を受け入れられて喜ぶイリスに、「お待ちになった甲斐がありましたな」と声を掛けるジャレッドが好きです。ノクトと出掛けたくて待っていた、と自然に第三者から気付かされるところが良いですよね。イリスを可愛く感じます。

イリス

散歩中の会話は、突っ込みどころがないので割愛。
基本は単純な二択ですが、会話パターンを聞いてみたくなるやりとりの楽しさだと思います。

ホテルに戻ると、タルコットから「伝説の剣」が近くの滝の中にあるという噂話を教えてもらえ、王の墓への探索が始まります。
……「伝説の剣」の存在が噂になるのは、よく考えたら不思議ですね。滝の中の洞窟は、現地まで行けば誰にでも発見できるけれど、仮にシガイを踏み越えて奥まで辿り着いても、墓所の扉が開かないため、剣があることは確認できないはず。
それとも、覇王の墓所のように暴かれた場所があることから、「墓所に剣がある」という情報が一部に知られていて、「滝の中に墓所があった」→「滝の中に伝説の剣がある」と転換されたのでしょうか。

滝の中は、相変わらず賑やかに探索して終了。
次はノクトの頭痛の原因を探ることになり、一旦レスタルムに戻ります。
ここで、頭痛を訴えるノクトを初めて見たイリスが心配して声をかけるのですが……

イリス
大丈夫? どうしたの?

グラディオラス
イリス 心配すんな

気遣われたノクトが「心配するな」と答えるならば構いませんが、第三者であるグラディオが、わざわざ二人の間に割って入って気遣いを断るのは、非常に変な態度です。

謎の三角関係

まさか、妹を盗られたくない、シスコン兄の嫉妬なのでしょうか……。
これ以前のやりとりも相俟って、グラディオは「頭痛の件を深刻に考えていない」ように感じてしまいます。そう思わせる目的がないなら、ここはノクト自身に「心配ない」と言わせておくべきでしょう。

カーテスの大皿を観察するため、一行は展望台へ移動。

うさんくさい男アーデン

うさんくさい男
あれ 偶然

グラディオラス
おい またおまえか

重箱の隅を突きますが、「また」というほど遭遇していたかしら。これが2回目です。しかも前回は調印式前ですから、それなりに間が空いています。
王の盾として警戒心なのでしょうが、現段階では、電話番号総当たりで王子の携帯に辿り着いたストーカー気質なディーノ氏の方が余程危なく感じます。
プレイヤーに対する注意喚起なら、プロンプトに「あ、ガーディナにいた…」と呟かせる手法もありますね。土地と結びつけて「前も会ってる人」と思い出させるのは比較的有効だと思います。

アーデンの台詞はテンポが良いため手を入れにくいのですが、「カーテスの大皿は帝国軍が封鎖しているため入れない」という前提情報が抜け落ちているのが気になります。アーデンと一緒に行く利点を盛り込んでもらわないと、ドライブへ続く必然性がわかりません。
アーデンの台詞の途中で、イグニスに少し割り込んでもらうのが良いかと思います。

【変更案】

うさんくさい男
会いにいってみる?
何か伝えたいんだと思うよ

イグニス
あそこは帝国軍が封鎖している
入れないはずだ

うさんくさい男
じゃあ いっしょに行こう
オレ 帝国に顔が効くんだよね

なお、「ってみる」は平仮名で、「いっしょにこう」は漢字なのは、ゲーム中の表記通りです。
職業柄、このような表記の揺れは気になります。本来なら、表記ルールを作ってゲーム内で統一すべきでしょう。少なくとも、同一イベント中は統一して欲しいです。

次回、楽しいドライブに続きます。


記載されている会社名・製品名・システム名などは、各社の商標、または登録商標です。
Copyright (C) 2016-2017 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.

参考記事

現在地:Chapter03・期待を背負って(強くてニューゲーム)
シリーズ記事「FF15 物語を見直す旅」の趣旨は、2017年2月1日記事参照。

プロンプト撮影の写真

遂にプレイ時間が100時間を超えました。それだけ遊んでいても、まだ初めて聴く台詞があることに感動します。アルティマニアで、どんな状況に応じた台詞が用意されているのかくらい公開して欲しかったです。
宿泊時の一コマも、時々見知らぬカットがあるから侮れません。
逆に、写真時の構図はだいたい見たことがある感じになってきたなぁと思っていたら、凄い記事が上がっていました。

「ファイナルファンタジーXV」“孤高の写真家”プロンプトの撮影技法が明らかに
http://game.watch.impress.co.jp/docs/news/1047778.html

プレイヤーがどの写真を保存したか、をプロンプトのAIが記憶して、より好みに合わせた写真を撮る傾向が強まるのですね。ヤラレた……!

注意:ゲーム本編・映画・アニメネタバレ満載です。
現在FF15プレイ中でネタバレを気にされる方は、進行状況を確認の上、ご自身の判断でお読みください。

寄り道の末、レスタルムに到着。
南のコルニクス新道からレスタルムに行ってみたところ、初到着時の会話が発生しませんでした。イベント進行を考えると、ダスカ地方に繋がる北側からレスタルムに到着する方が普通のルートなので、この経路は想定していないのかな。ちょっとした出来心だったのですが、勿体ないことをしました。
それが原因かどうかは不明ですが、同時に光源の影響が異常に強くなる画面表示バグも発生。
そんなわけで、初訪問時はダスカ地方から行かれることをおススメします。

レスタルム大通り

大通りに着くと、イリスはリウエイホテルに泊まっている、という情報がグラディオから提示されます。
その際、グラディオは電話を手にしていますが、通話をしていた様子はありません。プレイヤーとしては「メールで聞いたのか」と考えてしまいますが、FF15の世界にメールが存在しているのかどうか不明です。個人的にこのような設定部分は、もう少し描写して欲しいと思います。
ホテルへ向かう途中、地震が発生し、ここで初めてノクトが頭痛を訴えます。

ホテルに着くと、何度も名前だけ聞かされていたイリスが遂に登場。この、ロビーでの再会のやりとりは特に問題ないのですが、

時間取れ いろいろ聞きたい

というグラディオの台詞が、この後問題になります。

ホテルの部屋に場面が移り、今度はタルコットとジャレッドが登場します。

ジャレットとタルコット

ここの問題点として、彼らが何者か、プレイヤーにはわからないまま話が進みます。ノクティスたちにとっては旧知の相手なので、説明する方がおかしいという理屈はわかりますが、「誰?」という疑問を抱いたまま進むと、続けて提示される情報を受け止められない人もいるので、早く解消した方が良いでしょう。
こんなとき、役立つのが一般人のプロンプトです。彼は「初めまして」の立場でもおかしくないので、後にChapter05でゲンティアナのことをプロンプトに説明したように、イグニス辺りからそっと説明して貰うのが良いでしょう。

【変更案】
グラディオラス
よく無事だったな
ジャレッド タルコットも

プロンプト
誰?

イグニス
グラディオの家の執事と、お孫さんだ

この程度のやりとりを入れるだけで、プレイヤーは不要な疑問を抱かずに済みます。
Chapter02時点でイリスを守っていたダスティンは何処へ消えたのか、という疑問は解消されませんが、この段階でダスティンの名前を覚えているプレイヤーはたぶん数人ですから、無視して良いでしょう(笑)。

さて、問題はジャレッドたちが退室した後になります。

ノクティス
イリス 王都 どんな感じだった?

イリス
ーーお城とその近くがすごくやられちゃって
大丈夫だったトコも多いと思うんだけど

……それだけ!?
事前に「いろいろ聞きたい」と声を掛けたグラディオからも、特に追加質問はなし。イグニスは「目的はやはり 限定的だったのか」と一人で納得してしまいます。
王都が陥落したという情報の補強として、城近辺が集中攻撃された、とわかったところで、特に益がありません。せめて「クリスタルが盗られた」という情報の裏付けであったり、「王都の帝国軍兵力はどのくらいか」「王都の住民はどうなった」など、国が現在どういう状況なのかを教えて欲しいところです。
そこまで高度な話をイリスに望めないとしても、どうやって脱出したのかを話して貰い、Chapter14ではその脱出経路を使って侵入するとか、色々展開は考えられます。
そんな次第で、会話全体を直す方が良いと思います。単独の台詞として見ても「大丈夫だったトコ」が「お城とその近くの中で無事だった地点」を言いたいのか、「王都全体の中で無事だった地点」を言いたいのか曖昧なので、要修正でしょう。

イリスと会話

王都情報は持っていなかったイリスですが、新情報もあります。

イリス
あのね ルナフレーナ様
この街にいらしてたって噂があって
でもすぐに街を出たって
無事でよかったじゃん

さて、これまでの突っ込みの多くは「登場人物は既知の話を喋らないため、前提知識がないプレイヤーにはわかりにくい」という理屈でしたが、ここは逆です。
ルーナが生きていることをプレイヤーは知っていますが、ノクトは知りません。ルーナの滞在について話す前に、生存を知らないと、「この街にいらしてた」の時期がいつの話かわかりません。
これをフォローするには、ほんの一言足すだけで良いでしょう。

【変更案】
あのね ルナフレーナ様
調印式の後 この街にいらしてたって噂があって
でもすぐに街を出たって
無事でよかったじゃん

調印式の後、というタイミングを言うだけで、生きていたことも直ぐわかります。
3行目の「でも」は、「会えると思ってぬか喜びさせないように」というイリスの配慮から咄嗟に出たと感じましたので、そのまま生かしました。


記載されている会社名・製品名・システム名などは、各社の商標、または登録商標です。
Copyright (C) 2016-2017 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.

参考記事