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PSPゲーム「クラシックダンジョンX2 無料体験版」を遊びました。
http://nippon1.jp/consumer/classicdungeon_x2/
→前作「クラシックダンジョン 扶翼の魔装陣」の体験版感想は、2014年6月13日記事参照

ダンジョンは、お試し島・はじまりの樹海・闇エルフのどうくつの3エリア10フロアまでプレイ可能。
キャラクターエディットは5人まで。レベルキャップはLv.7まで。
一部機能はロックされていますが、キャラクターや装備を自作する「おえかき機能」と、BGMを作る「おんがくエディット」も使えます。

前作の秀逸な魔装陣システムやダンジョン構成はそのまま、読み難かったドット文字は滑らかなフォントも選べるようになり、キャラクター(主人公)は最初からメイキングするようにして、導入の長いイベント等を撤廃するなど、個人的に不満だった箇所が改善されていました!
アーティファクトが起動しているか否かの差が分かりにくいとか、デフォルトキャラがあまり好みじゃないとか、アイテム類の表示が見難いなど、若干の難もあるのですが、もうこれは「クラシックダンジョン」というゲームの完成形だと思います。
しかも今なら、PlayStationStoreで日本一ソフトウェア値下げキャンペーン中(1月7日まで)! これは買いだ!
……と言って間違いないと思うのですが、なぜか購入意欲が湧きません。
前作を遊んだ時点では、これは将来的に買うソフトだと思っていたので、意外な結果になりました。

原因について考えたところ、様々な要素を自作できることが、完璧主義の割にスキルがない自分にとって負担だ、というところに帰結しました。
キャラクターの絵は作り込めるのに、会話パターン(性格)が極端で、普通の性格がないことも気になります。この性格の変な尖り具合は、日本一ソフトウェアのゲームらしいといえば、そうなのかも知れませんが。
それと実は、ダンジョン内で斜め移動・攻撃できないのが、少しストレスに感じました。敵の配置が凄く厭らしい箇所があるので、上下左右だけだと対応するのが面倒なのです。そのくせ、キャラの位置関係は凄く細かく見ているので、直線にしか攻撃できない武器だと、ほんの少しズレているだけで空振りします。それなら、ドット作品らしくマス移動制にすれば良いのに、と思ってしまったのです。
ドット絵である必要性は、お絵描きのためだと思います。そのため、ドット絵を思い通りに書き込めれば、この問題もクリアできるのですが、それができないとなると、自分ができない要素のために不便を強いられているということがマイナスになってしまうのですね。
あちらを立てればこちらが立たず、難しいものだと思いました。

ということで購入は見合わせましたが、ハッシュ&スラッシュにパズル要素が入ったゲームとして、唯一無二の存在だと思いますし、長く遊べる1本であることは間違いありません。

「クラシックダンジョン 扶翼の魔装陣」無料体験版+追加コンテンツを遊びました。
http://nippon1.jp/consumer/classicdungeon/

攻略できるダンジョンは3エリア(10フロア)まで。
仲間になるキャラは6人。ガーディアン以外の4職種が仲間になります。キャラクタークリエーションは2人まで。元々の仕様か体験版用のレベルキャップか不明ですが、Lv.10まで成長したらそれ以上には上がりませんでした。
ちなみにこの体験版、「+追加コンテンツ」というタイトル通り、製品版のセーブを読み込むと追加ダンジョンを遊べるという、無料拡張パックにもなっています。

無料体験版

シンプルな見た目と裏腹に、奥が深いゲームでした。
主役(操作キャラクター)と脇役(サポートキャラクター)を配置する「魔装陣」システムがとにかく秀逸。そして、レベルアップ時に主役だとHPが高くなり、脇役だとその他ステータスが上がるようにしたのが慧眼ですね。
主役は素の攻撃力や防御力が高い方が良いと思うし、脇役はHPとSPがものを言うので、成長と、攻略時のベスト配置が逆なんですよね。結果、色々な職種のキャラを使うことに繋がりました。またこれに関しては、キャラクタークリエーションができるので、育成の試行錯誤ややり直しが効くのが良いですね。

キャラクリ

各フロアのタイムアタックも結構面白いですね。初見では敵を撃破し仕掛けを理解しながら進むのですが、それだと目標タイムの3・4倍掛かります。最短ルートを最小の労力で進むにはどうしたら良いか、何度かやり直して覚えました。
やり込むほどに面白いシステム面は、大いに評価します。

優れた長所の反面、短所も目立ちます。
まず、説明書を読んでもどういうゲームか分からないのは、作品の味なのでしょうけれど、個人的には勿体ないと思いました。私がこのゲームの面白さが分かって来たのは、4フロア目辺りでした。
勿論、情報不足を補う為にゲーム中に「辞書」という要素の解説コンテンツが搭載されています。が、微妙に大きいドット文字のテキストが読みづらく、読む気になりませんでした。
そして主要キャラクターが「人の話を聞かない」系で、前後がなく突然登場して仲間になるので、体験版なのにお話に興味が持てませんでした。変にキャラクターの個性を入れず、システムだけで勝負した方が格好良かったのでは。

不満もありますが、ただひたすらやり込むゲームとしてはとても面白かったです。
長く遊べそうなので、製品版購入も有りだなぁと思います。ご覧の通り、体験版だと相手にしてくれないキャラクターもいますしね。

私はただじゃ無いんだから!

まぁ、今から遊ぶなら続編の方かな? そちらも体験版が出ているので、機会があれば比較してみたいと思っています。