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五十音順キャラクター・ショートショート【も】
→ルールは2012年12月17日記事参照


 もし、彼女が世界を壊すというなら、それでも良い。
 転送空間から飛び出していく背中を見送って、モーセはそう思った。

 一個人にとって、世界が破壊されることと、自分が死ぬことに、どんな違いがあるだろう。
 彼女の抹殺に失敗し、主君から捨てられた時点で、ミラージュのモーセは死んだのだ。死んだ者なら、世界が壊れたって構いやしない。

 破壊の使者は、ミラージュでもシルエットでも見たことのない、光輝く意志の力で真っ直ぐに突き進む。その先が世界の解放でも破滅でも、彼女は思うがままに己を通すだろう。
 モーセは信仰にも似た憧れをもって、彼女に夢を託した。

モーセの神
……モーセ(ゲーム「シルエットミラージュ」)


モーセはどうしてシャイナに協力したのだろう。もし本当にシャイナが破壊の使者だったら、モーセも死ぬことになるのに。
そう思った時、三行目のフレーズが浮かびました。
まぁ、基本的にはシャイナに惚れ込んだからだと思うのですが……

AREA6 ゼブルのゾファルに勝つパターンで再クリアしました!
最初は難し過ぎると思ったけれど、遊ぶ程に自然とプレイヤーの力量が上がるのが面白いですね。さすが、トレジャー製ゲーム。

ゾファル

ゾファル自身も強敵ですが、最大の敵は2分間という時間制限。1分50秒で撃破しました。
今回、AREA6まで一機も減らさずに進めました。それだけでも、アクション苦手の私には奇跡のようなプレイです。
このゲーム、異様に頻繁にセーブポイントが挟まる割に、ボス連戦の間など、本当に欲しいところにはないんですよね。ミスったらやり直しという集中力が、良い結果を生んだのかもしれません。

前回ノーマル属性の敵に散々苦しめられたAREA5 マティは、左側の竜に飲み込まれてみましたが、マップの左右が違うだけで右側の竜と同じ構造のようです。
ヨナアサシン(蜘蛛)はやはり強かったですけれど、前回に比べると反射攻撃も上手く決まったし、グラットニィの追尾機能で位置関係を調べながら戦うやり方も上手くできて、なんとか退治出来ました。

AREA6に行き着く前に、「死の園ゲッセマネ」へ召喚。
一機も減らさず進むと出現するPS版隠しボスだったようですが、最初の質問で「敵に恐怖したことがある」と答えたら、そのまま追い出されました。
初見の隠しボスにノーミスで勝つ自信はなかったので、無理矢理戦わされず良かったけれど、折角行き着いたのになんだかガッカリ……
ということで、後からやり直せるように、これ以降セーブはしないことにしました。

GAガルガリンを撃破したところで、遂に、前述の時間制限付きゾファル戦に突入。
いつもの私の戦い方は、同属性の攻撃で敵の精神力を奪い尽くして安全を確保した後、所持金をカツアゲし、最後に逆属性の攻撃で体力を削るという方法です。しかし、今回はそんなことをしている余裕がありませんので、いくら体力が減り残機を失おうと、正面から逆属性の攻撃を打ち込み続けることにしました。
ゾファルは戦いながら属性を変えてくるので、敵の属性に合わせて向きを変えることだけ気を付けて、ひたすら攻撃。ゾファルの精神力を削っていない為に、あちらの攻撃も激しかったですが、結局シャイナは2機失っただけで撃破できました。
が、実は激戦はその次でした。
真の姿を解き放たれたセーフル・ハ・ゾーハルは、なんと同属性攻撃が通じないという強敵。しかもシルエットの剣攻撃は攻撃範囲が広くて避け難い上、向き方向の問題でなかなか逆属性攻撃も上手く当てられないのです。
その上、体力が減ったセーフル・ハ・ゾーハルは精神量に関係なく猛攻撃を始めるので、地獄を見ました。ここで5機くらい死んだのではないでしょうか。
背後に流れている曲が凄く格好良さそうだったのですが、聞いている余裕などありませんでした。

そうしてなんとかゾファルとの決着をつけてからハールの質問に臨み、「戻さない」を選択。
……特に、エンディングの差は感じませんでした。
但し、シャイナの「モーセを探そう」という台詞は前回なかった気がします。これで、モーセの生存が確認できて少し嬉しかったです。

取り敢えず、セーブから「死の園ゲッセマネ」に戻り、隠しボス狂皇ザカリアスに挑んでみました。
元々メギド戦で体力が尽きかけていたこともあり、初っ端の一撃でシャイナが倒されるというとんでもない事態に。しかも、馬に乗っている間はダメージが与えられないらしく、最初はどうやって倒すのか検討つきませんでした。
幸い、何度か死ぬうちに戦い方は分かったのですが、1回ミスして馬の突撃攻撃を受けると、連続して3発は受け続けるのが辛かったです。

ゲッセマネ

……勝った気がしない、酷い勝利でした。
次からは、この面に行き着いてもスルーしようと思います。

121104.png

1年前に触って以来のゲームアーカイブス「シルエットミラージュ ~リプログラムド ホープ~」。
なんと、クリアしました。

前回のプレイは、AREA2の途中にあるゾファル戦をやり過ごした後で止まっていました。
1年の間があったのは、モーセ戦とゾファル戦で残機をどんどん減らし、心が折れたためです。
取り敢えず今回はその続きから始めて、AREA4まで行ったところで最初のボス・サムスンに倒され、残機0でゲームオーバー。
「本体セカンドモードに入る」云々というゲームオーバー画面に、リトライできるのか?と思ったのですが、何事もなくタイトル画面に戻ったことに首を捻りました。まさかこれが伏線とは……。

そのまま不貞寝して投げ出しそうなところでしたが、気持ちを切り替え、最初からやり直しました。
というのも、AREA3でパラサイトを「グラットニィ(レーザー)」に切り替えたところ、これの使い勝手が非常に良く、序盤からこのパラサイトを使えばもう少し楽に進められるのでは、という光明が見えた為です。

想像通り、途中2機は失ったもののもう一度AREA4に到達。そしてその先も怒濤の勢いで攻略し、AREA7でクリアとなりました。
やり直し後のプレイ時間は2〜3時間くらいでしょうか。かなり短い内容のゲームだったんですね。

冒頭の最後の選択肢はやり直して両方見ましたが、どちらも物凄く短いエンディングでビックリしました。それで調べてみたら、AREA6でゾファルを倒していなかったので、PS版のおまけエンディングに行き着いたのかな?と思われます。

で、終盤の展開で明かされたのですが、ゲームオーバ時の「セカンドモード」って、自爆したという意味だったんですね!?
同時に爆発している一枚絵の謎も解けましたが、ナビゲーター役っぽいゲヘナの方が本体とも思っていなかったし、かなりアッと驚かされる展開でした。
ただ、エンディングは前述の通りどうなったのか良く分からないまま纏められてしまって、消化不良感がありました。
シナリオに定評のある作品なのに、ちゃんとしたエンディングを見ずに終わらせるなんて悔しいですね。
しかしAREA6のゾファル戦は2分という制限時間があるので、とても勝てる気がしません。

アクション下手な私は、シルエットorミラージュの固定属性の場合は同属性で攻撃し、敵の攻撃力を削ってから体力を削るという戦い方でなんとか進められました。殆どの場合、自分も攻撃力0になっていましたが、敵と違って攻撃できなくなる訳じゃないのが救済要素ですね。
一方、敵の攻撃を反射しないと倒せないノーマル属性には常に苦戦しました。やり直した時に、AREA5のヨナアサシン(蜘蛛)ともう一度戦うことを想像しただけで気力が下がります。
ちなみに、1年前に思っていた通りL2・R2ボタンを使うアクションは一切使いませんでした。使いどころもあまり良く分からなかった、かな。
難しいのは確かだけれど、段々動かし方が分かったり敵の動きを見切れるようになると、カツアゲする余裕もできたりして、動かしていて楽しいゲームでした。

キャラクターは、格好よかったり奇抜過ぎたりド派手だったり気持ち悪かったりで、どれも印象に残りました。
一番可愛いのは、「アネゴ」と慕ってくれるモーセ。
エンディングは、どちらの展開でも生命が消えてしまっていそうな感じでしたが、モーセはエドから転移して無事でいて欲しいな、と思いました。

そういえば、スタッフロールで意外と声優陣が豪華だったことに気付きました。
9割方を音声0で遊んでいたので、勿体ないことをしたかも。

「シルエットミラージュ ~リプログラムド ホープ~」を少しだけ触ったので、雑感です。
→シルエットミラージュ ソフトウェアカタログ

まず、起動するとアニメOPが始まるのですが、尺は長いし綺麗だしよく動くので驚きました(ダウンロードサイズが152MBだったので、そんなにムービーがあると思っていませんでした)。
更に、内容をまったく知らなかったので、ビルなどが立ち並ぶ意外と現代な世界観にも驚かされました。操作説明書を読んでみたら、未来世界だったのですね。パッケージの印象から、ファンシーなファンタジー物だと思い込んでいました。
キャラクターたちは独特の尖ったデザインですが、愛敬があって可愛いです。
プレイヤーキャラであるシャイナは少女型なのでしょうけれど、ドットだと少年のようにも見えて、可愛さとクールな格好良さが共存している辺りが、いまだに古びない印象を作り上げてるように思います。

ゲーム本編に関しては、操作がちょっと複雑ですね。
向きによってシャイナの属性が変わるため、敵との位置関係を変えつつ攻撃しつつ弾を避けると言う3要素を同時にこなす必要があります。そのため、1対1のボス戦より、1対多の雑魚戦が意外と厳しいです。先に進めばボスも難しくなるのでしょうけれど……

あとは、アクションが多彩すぎて覚えられません。局面に応じて、アクションを使い分けられたら楽しいのだろうなと思いつつ、ショット、バリア、ダッシュしか使えてないアクション音痴です。
特にPSPの場合は、L2・R2ボタンの操作がしにくいので、このボタンが必要な操作はなるべく行わずに済ませたくなります。

なんにせよ、アクションゲームは「慣れ」が重要なので、遊んで覚えていきたいですね。
ポケモンをクリアしたら、腰を据えて挑戦しようと思います。