久保帯人作「BLEACH 48」
表紙が修行後一護でなかったのは意外でした。またあの姿を描く機会があると言う事なのか、藍染が最後だからなのか。
ギンの結末に、正直肩を落としました。
藍染を裏切ることは想定内でしたし、負けるのも仕方ないと思うのですが、いかにもなにかありそうなキャラとして思わせ振りに長年引っ張られただけに、動機にもっと深みが欲しかったし、藍染を倒す楔になるものを残して欲しかったと思います。
こんな単純なキャラだったのかな、と。
もう少し、ギンが不本意な立場に耐える葛藤の描写などあれば、受ける印象が変わった可能性がありますが、別に善人でいて欲しかった訳でもないので、そんな心の内を見せられなくて良かったのかも。
問題の乱菊が、現在なんの問題もなく副隊長を務めているため、ギンが100年も掛けて「乱菊が奪われたもの」を取り返そうとした意味があるのかどうか、良く分からないのですが、この謎はもう解かれないのかな。
ところで……尸魂界編で言っていたルキアのギン評って、結局伏線でもなんでもなく、単なるルキアの感想だったのか(笑)。
また何時かどこかで現れるのかもしれませんが、当面コミックスを買うことはなさそうです。
市丸隊長、お疲れ様でした。