シンフォニア用txtファイルの中に記したまま放置している一文抜き出し。

――けれど、彼は知っていた。
遠い日々は、最早二度と届かぬ高みへ飛び去ってしまったがゆえの美しさ、永遠に戻らないがゆえの眩さである事を。

それは貧しく辛い日々だったけれど、4人が揃い、未来への希望を持っていたあの頃。
マーテルが戻ったとしても、同じ日が戻って来る訳ではない。
当然そのことを、彼は――ユアンは、クラトスは、ミトスは、知っていたでしょう。

知っているから、彼等は余計に哀しいのだと感じます。

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