葉鳥ビスコ作「桜蘭高校ホスト部 18」

ホスト部最終刊。

大団円ハッピーエンド+後日談と言う構成です。
終盤はシリアスな展開が続いていましたが、久し振りのホスト部活動や初デートなど、初期のノリでバカ全開で面白かったです。
連載物でしたが、展開に安心感があり、最初から最後まで概ね楽しく読めたなと思います。嫌いなキャラが殆どおらず、嫌な奴ポジションの鳳秋人すら、番外編ラストの帰国一コマの情けなさで可愛く見えました。

「女子陣がハルヒの正体に気付いていなかった」と言うオチは、仮面舞踏会の段階で読めていたので、むしろ鏡夜すらその勘違いに気付いていなかったことに驚きました。
ボストンまで来てホスト部メンバーでつるんでいたら、世界が広がらないぞと苦言を呈しつつも、これは少女漫画らしい幸せのループなのだろうなと思います。
現実離れした夢々しさを味わえる作品でした。

ちなみに、没ネタの「モリ先輩だけ無意味に大ゴマ」。個人的には是非作中で観たかったです(笑)。

(追記)
そう言えば、最終刊で今更ヅカ部が出て来るとは思わなかったなぁ。
あと、描き下ろしの未来予想図でいきなり本編のネタバレ(悟の台詞)されたのは吃驚しました。

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