リオン編クリア。
以下、ネタバレ且つ辛口です。

前回のプレイ日記でも書きましたが、DCのシャルティエは子犬のようです。絵は変わっていないし、そもそもソーディアンに目はないけれど、絶対「捨てられそうな子犬の目」をしているに違いないと思う演技でした。PS版の頃に思い描いたシャルティエ像と相当違い、言いたい事があるけれど、愛犬家には否定できない可愛さです!

マリアンとのデートイベントで、「エミリオと呼ばれない」ことを喜ぶリオンに、どうしても納得できませんでした。PS2リメイク版リオンは、「リオン」の名を自分で付けた、即ち「エミリオ」から「リオン」になりたかった、と考えられるので筋は通っているけれど、PS版のリオンとは真逆。結局、別人なんですね。
その後は悪夢の展開へ直行。まさか一度も本物のマリアンと会わずに海底洞窟へ行き着くとは思いませんでした。人質を取ったと言いつつ一度も会わせてもらえない時点で、自分なら狂言を疑います。視野が極端に狭くなってしまったリオンを残念に思う反面、年相応とも感じました。よくよく考えれば、PS版の頃から、リオンは自分から崖に突き進んでしまう破滅型だったんですよね。
幻想のマリアンに会うシーンは、もう少しイベントに入る前に間を作ったり、D2の夢イベント風セピア調にするなどした方が分かりやすかった気がします。

最終戦で、スタン一行に勝てるとは思ってもみませんでした。負け戦闘と思っていたら勝ててしまい驚愕。スタンが「殺劇舞荒剣」を使ってきた瞬間、ハーメンツのリオン戦と同じようにこれで確実にトドメを刺される仕様に違いないと思いきや、大してHPが削られなかったので、もしやと思って真面目に戦ったのが功を奏しました。負けたらゲームオーバーだったのでしょうか? 逆に気になります。

スタッフロールはリオン祭りでした。新規書き下ろしのようなモノクロ絵が2点ほどあり、見入りました。もしかすると小説の挿絵かも知れませんが、最近のテイルズ公式小説は買ってないので不明です。
ちなみに、ウイル役は「ラタトスクの騎士」のデクス役で出演が決まっている陶山章央氏でした。

本編クリア後の世界も少しだけ触ってみました。
「秘密の施設」はオベロン秘密工場の流用。
「ソーディアン研究所」は敵が強過ぎて必死なので、ホーリーボトルの使用を解禁。DC版ホーリーボトルは出現率が0になるので快適ですね。無事「デモンスランス・ゼロ」を習得いたしました。
「アルカナルイン」はPS2リメイク版当時から好きじゃなかったので、わざわざリオン編でまで遊びたくないです。しかし闘技場ディフィニットモードをクリアするなら、現レベルだと技数が足りないため、アルカナルインでのレベル上げが必須ですね。
独りでサイグローグ(とねこにん)しかいない箱庭に閉じ込められている窮屈感は、このクリア後の世界こそ悪夢の続きだと感じる嫌な気配がします。それを計算でやっているのだとすれば、凄いソフトですよ。

結局、“思い出補正”だと分かっていても、自分はPSオリジナル版が好きです。
PS2リメイク版のリオンは、PS版でリオンに味わわせてあげられなかった「いい思い」を色々させてあげる事ができて、その点は嬉しかったけれど、彼自身にはPS版リオンに抱くような愛しさを感じません。
一般的にはリオンは「悲劇のキャラクター」として認識されているようですが、中盤で死亡という同じ結末を迎えるキャラクターなのに、PS2版とPS版には隔たりを感じます。そのことから、自分がPS版リオンに感じていたのは、悪役・ダークサイドの魅力だったのかなと最近思い始めています。

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