「フロンティアゲート ブーストプラス」(以下「FGB+」)体験版を遊びました。
http://www.konami.jp/gs/game/frontiergate/
※評価対象はソロプレイ限定です。
アクション音痴万歳! コマンド式戦略狩りゲー
アクションが苦手なので、マルチプレイ対応の狩りゲーはなかなか購入に至らないのですが、本作はなんとマルチ対応なのにコマンド方式のRPG。
「戦意」という要素がコマンドの手数に直結していて、パーティの戦意を高く、敵の戦意を低くすることを意識する戦略要素があり、更に技同士の繋がりもあるなど、色々要素は深そうなのですが、ある程度適当でもなんとかなる難易度が良い感じです。
体験版では、エミリオだけフロンティアLv.3になり、基礎APが1増えました。そうすると、繋げる技のバリエーションが広がって、戦闘が面白くなりました。
パネル登録できる技自体の数がもっと多ければ、色々戦闘ごとに違う技を楽しめそうでした。
世界観に合ったビジュアル調整
キャラクター作成時に、顔や髪型で好みのパーツが揃っていて良いな、と思いました。世界観から浮かない、品のあるビジュアルです。
但し、PSPo2iほど痒いところに手が届かないのが残念。眼の色や肌の色はそれぞれのパーツと連動しているため、変更できないのです。装備も分類が細かく、色々な種類があって楽しいのですが、こちらも色合いが固定のため、似合う組み合わせは決まっている感じでした。
良いと感じたのは、ボイス選択で、その声の性格設定が明記されている点。声質で選んだ後に台詞を聞いてミスった!と思う事があるので、他のゲームでもこれは参考にして欲しいです。
素材貧乏暮らしに泣く
FGB+の武器や防具は、ほとんど性能差がなく、鍛冶屋で好きなモノを鍛えていく方式。PSPo2iとはまた違う形で、装備のビジュアルと数値を別扱いしている訳ですね。
鍛冶屋の利用には、モンスターから手に入る素材が必要。その上、仲間の装備もプレイヤーが整えてやらねばならないので、あっという間に素材がなくなります。お金だけでなく素材まで考えて依頼をこなしていく必要があり、貧乏暮らしに泣けました。
仲間たちの着せ替えも楽しめるといえばそうなのだけれど、1人の冒険者なのだから、仲間たちの装備品くらい自分で整えて欲しいものです。
フロンティアを開拓していく、というタイトル通りの冒険への期待感。
時々マップをうろついている、異常に強い敵に襲われた時のヒヤっとした気持ち。
前述の素材や金策、更に仲間のレベルを上げる為に同じ依頼を何度も繰り返すことや、敵がタフで1回の戦闘に時間が掛かる面倒さ。
そういった冒険の楽しさと緊張感と退屈さを全部ひっくるめて、冒険している感のあるゲームだと感じました。
ちなみにこの体験版、終わりがハッキリしません。
依頼を特定回数こなすことがイベント進行のキーになっているようなので、何度か行ったり来たりして、新しい依頼や町中のイベントが発生しないので、エミリオだけフロンティアLv.3になる所までかな?と判断しましたが、実はもっと遊べるのかも……。