「インフィニットループ ~古城が見せた夢~」体験版を遊びました。
http://nippon1.jp/consumer/infiniteloop/

幽霊の主人公が、他人に憑依しながら悲劇回避のために謎解きをするゲーム。
私が過去に考えていたシステムに近くて、物凄く吃驚しました(2010年7月22日記事参照)。本作は2008年発売だから、書くのが2年遅かったですね。このゲームの存在に気付いてなかったので、仕方ありませんが。

公式サイトで遊べる「Flash体験版」の感触が非常に良かったので、実際のゲーム難易度を知るべく、PS Storeで取得できる「大容量体験版」を遊んでみました。
Flash体験版は作中時間4日目の悲劇回避、大容量体験版は作中時間10日目の悲劇回避までのループを遊べます。

とにかくキャラクターの動きが魅力的。
特に、女性の夢を覗き見た翌朝は、王子が微妙に目を逸らしていたりするのが可愛いのです。
同じ出来事でも、憑依する人=視点を変えると違った側面が見えて、物語の理解を深めてくれました。
オート、スキップ、タイムテーブル上の移動など、システム面も充実。キーワード取得やタイムテーブル完成の為、ループを何度もする必要があるので、この配慮は有難かったです。
強いて不満を上げるなら、任意に初日へ戻れないことと、データベース情報に未読と既読の差がない&何処にどの情報があるか、パッと見て分からないこと。普通に一覧形式の方が良かったのでは。

王子は毎夜、憑依中の人物に取得した「キーワード」を与えて、夢を見させるという、直接現世に関与できないもどかしさがこの作品の面白いところ。
人数×キーワード×日にちというパターン数の多さは難易度に直結しそうですが、ストーリー上の謎解きに必要な情報は、ループ時等に王子がヒントを呟くので、思ったほど難しくなさそう。それより、キーワードの多さに対して、各人の反応する夢が思ったより少なかったのは残念でした。

物語は、結構真面目な中世王室物語。
ミステリー苦手の私でも、10日目までの時点で黒幕と犯行動機は推測できたくらい(笑)なので、思ったより短い話みたいです。

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