シンフォニア10周年企画「いまさらだがシンフォニアを語ろう@天の響」
第3回の議題は「なぜ味噌は高くなったのか」です。
……とても些細な議題を取り上げてみました(笑)。
《注意》
・リアリティーより個人的ロマン優先な場合があります。
・基本的にゲーム本編のみを根拠とします。
・あくまで麻生流解釈ですので、準公式作品や他の方の解釈を批判する意図はありません。
下記は、適当に抜粋した消費アイテムと食材の買値リストです。
品目 | TOS | TOS-R |
---|---|---|
アップルグミ | 100ガルド | 96ガルド |
オレンジグミ | 200ガルド | 288ガルド |
ライフボトル | 300ガルド | 512ガルド |
チキン | 120ガルド | 38ガルド |
トマト | 60ガルド | 8ガルド |
ブレッド | 70ガルド | 12ガルド |
パスタ | 80ガルド | 14ガルド |
メロン | 100ガルド | 86ガルド |
みそ | 60ガルド | 168ガルド |
総じて、食材は安くなっています。
理由として考えられるのは、シルヴァラント側でマナ不足が解消され、食物が育ち易くなり、需要と供給が釣り合ったということです。
もっとも、物資は豊富にある筈のテセアラも、シルヴァラント同様の変動を見せます。統合前のテセアラ側はバブル経済だったのかもしれません。
一方、回復アイテムはアップルグミ以外は高額になっています。これは、平和だったテセアラがヴァンガードの破壊活動の影響で回復アイテムを消費するようになり、需要と供給バランスが崩れた為だろうと推察しています。
アップルグミは逆に少し値下がりしていますが……恐らく一番ポピュラーなグミなので、需要に応えて供給量を増やし過ぎ、TOS-Rの頃には値崩れしていたのかも知れませんね。
さて、食材の中で、味噌は売値が上がっているということは、供給が減ったか需要が高まったかのどちらかだと思われます。
需要を計るのは難しいですが、下記の点を踏まえると、味噌の需要が増えたとは見えません。
・みそが必須食材の料理はTOSの「みそおでん」のみ
・TOS-Rで世界的に和食が増えた様子はない
(新登場の「つけもの」はレシピがミズホ入手なのでミズホ製品)
供給に関しては、TOSではサイバック1ヵ所だったのが、TOS-Rではイセリアとミズホの2ヵ所で扱っているので、発売場所は増えています。
しかし、“サイバックでの取り扱いがなくなった”という点は着目に値します。
ミズホの民が、味噌を卸さなくなったのではないでしょうか?
ミズホで味噌を取り扱うようになったのは、もともと此処が味噌の生産地だと思われますので奇怪しくありません。そして、イセリアはロイドたちの故郷ですので、ミズホから味噌を融通してもらうことも可能でしょう。
要するに、味噌を扱っているのは、生産地または付き合いのある場所に限られているのです。
ミズホが味噌の商取引を止めたので、供給が減って、価格が上がった。
これが真相だと思われます。
商取引を止めた理由も、想像がつきます。
TOS-Rより更に先の未来の一つと考えられるTOPでは、忍者の里はトレントの森の奥深くにあり、外界との繋がりを断っています。
ミズホの民も同様に、世間に知られてしまった今の里を引き払って、隠れ住もうと考え、外界との繋がりを断ち始めたのでしょう。
しいなやロイド、コレットたちがいる間は、まだ繋がりが残るのでしょうが、次の世代の頃には、ミズホの民は世間から消え失せているのかもしれませんね。