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宝塚雪組「Shall we ダンス?/CONGRATULATIONS 宝塚!!」15:30回(VISA貸切)を観劇。
午後の公演も、VISA貸切も久しぶりです。抽選お手伝い生徒は、彩月つくし(97期)。貸切アドリブは、ドニーを中心に「なんでも買ってあげるよ、VISAカードで」等の台詞がありました。

雪組トップコンビ代替わり後、初の観劇です。
コメディだけれど、あまり熱心に笑いを取りにいくのではなく、少し上品さがある辺りが雪組の品の良さでしょうか。
ただ、全体的に歌唱力が弱い気がしました。2007年頃の彩吹・音月・未来が揃っていた雪組をよく見てたので、隔世の感があります。

まず、ミュージカル「Shall we ダンス?」。
小説版を読んだとき、大団円にするのであれば結末を「妻と踊る」にしたら良いと思ったのですが、本作はそれに近い終わりかたでした。
(小説版の感想は、2010年9月2日記事参照
演出面では、やや映像に頼った部分があり、あまり大人口のシーンはなかったのが残念。競技会に向けた練習で、盆回しで時間経過や場所を変えて見せる演出は良かったです。
ダンスをする以上、男女ペアになる必要があり、女性役が多く印象に残りました。

ショー「CONGRATULATIONS 宝塚!!」は、オープニングがフィナーレのような構成で、スタートダッシュにクライマックスが来て畳み掛けられました。
序盤に勢いがある分、中詰め以降に少しだれた面もありますが、ワッと発散できる楽しいショーでした。

以下、キャスト評です。

ヘイリー@壮一帆は、平凡なサラリーマンを宝塚の舞台の主役にするという難しい挑戦に対し、真っ向勝負して、平凡さと華やかさをギリギリ両立させていたと思います。
ただ、声が籠っているせいか、歌詞が聞き取れなくて、ちょっと苦労しました。
実質ヒロインのエラ@早霧せいなは、体つきがダンサーらしく引き締まっており、逆にジョセリン@愛加あゆは丸みのある体型が家庭的と、配役に説得力がありました。
芝居の早霧は、綺麗で、頑なで、幸福には見えない女で、嵌り役でした。本来は男役なので、ハスキーボイスですが、それもエラの特別感に繋がっていたかなと思います。ショーは、やはり歌がネックで、今後が不安です。

稽古中の怪我のため大劇場は全休し、東京公演から復帰したアルバート@未涼亜希。登場シーンで拍手が沸いたことに、観客の暖かさを感じて、宝塚を見ていることを実感しました。
アルバートは意外にも若い役で、非常に新鮮。それに凄く優しくてバランス感覚の良い人物だと思います。恐らく今後はエラと組むのでしょうが、その2人の今後も期待したくなるキャラクターの組み合わせでした。
ちなみに、台詞は一言もないのですが競技会で審査しているシーンが作中で一番格好良かったです。

ダンス教室の男三人衆。
ドニー@夢乃聖夏は、本公演の目玉(笑)。原作映画の“竹中直人”役ですが、負けていなかったと思います。とにかく分かりやすく面白くできるキャラクターなので、コメディ部分を率先して作り上げていました。
ショーでも、ダンスの動きが非常に大きくて見栄えすることを知りました。
ジャン@鳳翔大は、とにかく可愛かった!
ほとんど棒立ちだったり、踊っていても動きがもたつくのが、素なのか演技なのか怪しいですが、可愛い人過ぎて登場シーンはずっと追っ掛けてしまいました。
レオン@彩風咲奈は年相応にチャラく、自信満々の風情。そのくせ肝心のところではジャンを前にしていたりするので、根は小身者なのかも? だからジャンを妙にかまうのか? と背景を広げて考えてしまいました。

探偵チーム。
クリストファー@奏乃はるとは、間の取りかたなど抜群に巧く、芝居を底上げしていたと思います。
ポール@彩凪翔はパッと目立つ美貌。ちょっと説明が過多な部分もありますが、美味しい役をちゃんと美味しく料理していました。

美貌と言えば、好みの顔の生徒さんがいました。
ショーの一場面、男役ダンス「テキーラ」にて、最後方(セリ上)の下手から3番目の位置にいた男役。思い当たる名前はないのですが、誰だったのかしら。
「テキーラ」は並びが段差付きで見分けやすかったので、どなたか立ち位置一覧とか作って下さらないかなぁ……なんて期待してしまいます。

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