PSP「英雄伝説 碧の軌跡」体験版を遊んでみました。
http://www.falcom.co.jp/ao_psp/index.html
軌跡シリーズの1本で、物語的には「零の軌跡」の続編に当たる作品。
体験版は、序章丸ごとと、第一章1日目の警察学校に到着するところまで遊べる内容。拠点となるクロスベル市が大きいこともあり、結構長いこと遊べます。
体験版クリア時点でセーブできないのは残念だと思いました。私の場合、西クロスベル街道でセーブしたのが最後でしたので、製品版を買って続きを遊ぶ気が湧いても、またノックス森林道を通るのは面倒だな、と思ってしまいます。
選んだ難易度はNORMAL。以前体験版を遊んだ「イース7」同様、ゲーム開始後は変更不能の仕様でした。
設定的に、1つの事件(前作)が終わった後ということになっているので、キャラクターのレベルは45からスタート。が、敵もその分強いので、そこそこ歯応えのある難易度です。
雑魚相手でも、奇襲されて始まった場合は危ない局面がありました。
行動順を管理して追加効果を取っていくという独自の戦闘システムが面白いです。状況に応じて戦い方を考えていく必要があります。
キャラクターたちは、RPGでは珍しい社会人。前作で活躍した後のためか、主人公たち特務支援課の存在が周囲から認められていて、理不尽なことを言う人物もいない様子は感じがいいです。
また、主人公ロイドは、敬語を使えて仕事もちゃんとしている好青年である点も高ポイント。ただ、TOSのロイド同様、男女問わないハーレムパーティを築いているようなのですが、「ロイド」という名前にはそういう効果があるの?
テイルズの名前を出したついでですが、TOVのラピードを彷彿とする狼(ツァイト)がいて驚きました。でもツァイトは仲間メンバーに入らないようで、ちょっと残念ですね。
体験版で触れる範疇では、しっかり作り込まれていて好感覚ですが、ネックは前作から完全に繋がってる続編であること。
一応、データベースはあるので、前作でどんなことがあったかは想像できるのですが、「主人公が既知のキャラクター」が多いという点が結構大変でした。例えるならば、これは「40人くらい人がいる部署に異動した初日」の体験でしたね。
かといって、「零の軌跡」から遊ぶとなると今度は、その前作である「空の軌跡」3作が前提になって……というわけで、英雄伝説シリーズは一貫した世界観を貫いているが故の広がりと、新規ユーザーの入り難さが問題点だなと思いました。