葉鳥ビスコ作「桜蘭高校ホスト部 12」
前巻から続く修学旅行での母親探しと、双子の喧嘩はもっと引っ張るかと思いましたが、思いの外スムーズな展開でオチを付けました。この辺のテンポのいい展開は、個人的に読んでいて気持ちがいいです。
全体的にネタが面白かったのは、どれも鏡夜先輩絡みでした。
今後、ハルヒが恋を自覚することになりそうでビックリしています。
もう一つ意外だったと言えば、これから物語はホスト部解散へ向かうのですね。アニメ最終回とは違う方向性でまとめるようで、楽しみです。
まぁ三年の二人はまだしも、環と鏡夜の卒業後もこの部が立ち行けるかと考えると、今のうちに惜しまれつつ解散した方が正しいと言う気もします。まるでタカラジェンヌの退団時期についてのコメントのようですけれどね。
それと、恋の三角関係シーンで気付きましたが、れんげちゃん達は未だにハルヒを男の子だと思ってるんですね。読み手からすると、このところずっとハルヒが女の子らしい話が続いているので、なんだか違和感がありました。
そろそろホスト部+ボサノバ君以外にも、性別をバラして良い時じゃないかしら。
なお、双子の髪型が変わった事に関しては、フランベル1話で見分け方ネタを書いたばかりだったのでショックでした。コミックス派は月刊誌だと情報が1年くらい遅れちゃうので、仕方ないのですけれど。
今度加筆しようかな……。