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宝塚月組「宝塚をどり/明日への指針 -センチュリー号の航海日誌-/TAKARAZUKA 花詩集100!!」15:30回(VISA貸切)を観劇。
本日の初舞台生口上は蓮月りらん、華優希(100期)。
抽選お手伝い生徒は、紫咲樹れの(98期)でした。

日本物ショー(50分)、オリジナルミュージカル(35分)、レビュー(55分)という豪華三本立て。
100周年記念公演ということで、最初から最後までおめでたいムードの祝祭でした。
通常、東京公演では見られない初舞台生の口上お披露目とラインダンスはもちろん、100人のラインダンスも二度と観ることはないでしょうから、貴重な思い出になりました。

日本絵草紙「宝塚をどり」は、盆もセリも動くじゃないか!と言うことに驚きました。
(注)この演出家は、盆やセリを使わないことで有名。
「三番叟」の鏡の動きが面白かったですね。「郷土芸能」のよさこいは踊りが激しくて盛り上がりました。
しかし全体的に長く、この尺を芝居に割いてあげれば良いのにと思ったのも事実です。

プチ・ミュージカル・プレイ「明日への指針 -センチュリー号の航海日誌-」は、30分しかないため、全員が早口セリフな上に展開も余韻なしの超特急。しかし、多数の組子に役が着いているし、ナンバーも揃っているし、コメディで笑えるし、と予想以上に良かったです。
よく考えると、主役がとてつもなく酷い男且つダメンズなんですが……あてがき?(笑)

グランド・レビュー「TAKARAZUKA 花詩集100!!」は、最高でした。
退屈だったり、なくても良いと思うシーンがありません。あと半年くらい、組を変えて延々上演してもらっても良いです。
欲を言えば、「マーガレット」「ケシ」と悪徳が勝つ展開が続くのは勿体ないので、どちらかのオチを変えても良かったかな。
取っ替え引っ替えでどんどん変わる衣装は、どれも素晴らしかったです。
ポスターに使われている、「すみれ」のピンクスーツとドレスは、実物は砂糖菓子のように可愛く、月組トップコンビに似合いの一着だと思いました。デュエットダンス「銀の花」での黒と銀の衣装は、逆に凄くモダンで素敵でした。
6mもある長いスカートや、賛否両論ありそうなパレードの桜衣装など、とにかくインパクトがありました。アントワーヌ・クルック氏の起用は、宝塚の中でマンネリ化していた衣装デザインに、新しい風を吹きこんだ、と思います。

それにしても、月組の2番手は完璧にぼかされてますね。
星条海斗、沙央くらま、凪七瑠海、美弥るりかの四人が並んでいるところに、半歩下から珠城りょうがごぼう抜きの機会を伺っている感じ。
銀橋の立ち位置は凪七が2番手でしたが、パレードではエトワールを務めることで曖昧になっていたし、群舞は途中で内側と外側が入れ替わるので、目まぐるしかったです。
その分、トップコンビの比重が上がって、二人とも大活躍でした。特に愛希れいかは、歌も踊りもしっかりこなしてくれる頼もしい娘役トップだと思いました。

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