観劇歴も長くなってきて、私もそれなりの人数を宝塚観劇にお連れしました。そのうち、ファンになったと言えるのは1割強ですが、8割の方から「また観たい」程度の好感触は得ています。
ファンにまでなって頂けなくとも、せっかく誘うなら、楽しんでいただきたいですよね。
ということで、この記事では、宝塚ファンが人を誘うときに悩むだろう「演目」について、一つの基準を提示したいと思います。
なお、あくまで私が選ぶ基準であって、異論反論はファンの数だけあると思います。
また、劇場という非日常の世界で、独自の空気感や存在感に触れて頂くべきだと思っているので、DVD布教は考慮しておりません。
その点考慮の上、参考にしていただければ幸いです。
【参考リンク】
http://kageki.hankyu.co.jp
※補足
本稿での「宝塚初心者」とは、宝塚観劇経験がなく、且つ予備知識がない方を指します(目安は、五組言えないレベル)。最初から宝塚に対する興味を持っており、自ら観劇するためにあれこれ調べている方は除きます。
あなたが相手の好みを熟知している場合
こんな記事をご覧にならず、あなたが良いと思うものを選んでください。
相手の方に観たいものがある場合
「逆転裁判」「銀河英雄伝説」など、原作ファンが宝塚版に興味を示した場合は、素直にその公演に連れて行ってあげると良いでしょう。
多少、宝塚ナイズされることは注意しておいた方が良いですが、自ら宝塚版に興味を示す時点で、原作原理主義者ではないと思われますので、たぶん笑って許容してくれるでしょう。
ただし、「ベルサイユのばら」に原作ファンの初心者を連れて行くのはお勧めできません。
舞台観劇経験が豊富な方(自分でチケットを取って年3回は舞台を観る方)の場合
1幕はオリジナルのミュージカル、2幕はショーを演じる「2本立て」(もしくは変則「3本立て」)を楽しんでもらえる可能性が高いです。
ぜひ、宝塚らしい華やかなショー作品付きの作品を選んでください。
上記以外
2幕通して1作品のミュージカルを演じる「1本立て」が無難です。
初心者の方は、明確なストーリーがないと、どういうスタンスで見れば良いのか分からず、興味を失いがちです。
例えば、物語が分かりやすい冒険活劇であり、派手なドレスも出てくる「スカーレット・ピンパーネル」辺りが一番初心者に喜ばれる作品だと思います。
※「MAHOROBA」のように、ストーリー性のあるショーは初心者にもお勧めです。
以上、楽しい時間を過ごす一助になれば幸いです。