佐々木健一著「辞書になった男 ケンボー先生と山田先生」

実在した辞書編纂者について取材した本。NHKの番組は未見。
「新明解」の語釈が面白いという話は聞いたことがありましたが、それぞれの編纂者の辞書に対する考えを知ると、一層「辞書が読みたく」なりました。
同じエピソードが何度も繰り返し語られるので、わかりやすい反面、段々うんざりさせられたのが少し残念でした。

有吉玉青著「恋するフェルメール 36作品への旅」

フェルメール作品を見るため、展覧会や世界の美術館を巡ったエッセイ。中には、自分の展覧経験に置き換えて、ニヤリとする場面も。私は、ルーブル美術館で「レースを編む女」を探したら、あまりの小ささに見過ごし、同じ場所をグルグルしてしまったことを思い出しました。
7割くらい知らない作品でしたが、カラーで全作品が掲載されているので、絵の印象をある程度掴めるのが嬉しいです。

田中芳樹著「創竜伝 超能力四兄弟」

キャラクターの性格付けなどで良く引き合いに出されるので、「オタク教養」として読んでみました。
「銀英伝」は歴史ネタを元に未来を描いているため、いま読んでも時代を感じないのに対し、本作は日本を舞台にしているせいか、時代の古さを感じました。

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