曽野綾子著「魂の自由人」

今なにかと話題の曽野氏による、魂の自由をテーマとしたエッセイ。ちょっとしたエピソードがなかなか面白く、頷かされました。健康に気を使わない人間が自由であろうとする権利はない(意訳)など、耳が痛いと同時に自戒の役に立ちます。
もっとも、「ミュールをはくと老婆になる」でのメールに対する苦言は、現代の視点からするとITの恩恵すら否定しているように感じるし、「人脈信仰」で女性全般を仕事ができないように語っている箇所は大いに反論したくなりました。
良くも悪くも、自分の価値観を持っているということではあるでしょう。

姫野カオルコ著「結婚は人生の墓場か?」

結婚を人生の墓場にしないための反面教師話。
もう少し面白い話かと思ったのですが、作中一番の話題になる小早川夫妻が夫も妻もイライラする相手で、特に犬への虐待的扱いには気分が悪くなり、嫌な気持ちで読了しました。

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