劇団・大人の麦茶「認めてどうしても欲しくて」14時公演@下北沢Geki地下Liberty。
http://ameblo.jp/otonanomugicha/

演劇好きを名乗るなら一度は行かねばならない下北沢。遂に行ってきました!
いかにも下北沢という印象を受ける小さな地下劇場でしたが、想像していたのと違ったのは、清潔感があったこと(笑)。
座席は区切りがなく、チラシが席の目安になっていました。正直、終盤はお尻が痛くて辛かった!

お芝居自体は、出演者が全員巧いし、最初バラバラで謎めいていたピースが繋がっていく話も面白かったです。ただ、時事ネタが多いのは現代劇らしくて良いものの、震災展開だとは思っていなかったので、中盤で地震が発生したときは一瞬強張ってしまいました。
下ネタが混じるのは、この手の劇団だと基本なんでしょうか。角一の妄想セックスシーンは、笑ったけれど必要があったのか?と首を捻りました。もしかすると、こういう卑猥なところから、原始的なパワーが沸き上がってくるのかもしれませんが。

狭い舞台に、13人のもの役者(二役があるため役は14人分)が登場しますが、それぞれが非常に濃い個性を持ちつつ、どこか身近な印象深いキャラクターでした。

キャスト評は、語りたい人の分だけ。
椿@和泉宗兵は、非常に雰囲気のある役者ですね。椿という人物の奥行きを感じました。
角一@全原徳和は、役のために頭を剃ったようですが、暴力とエロスとが混ざった格好良さがありました。
綾部先生@並木秀介は、底知れぬ怖さがありましたが、ただ、綾部・角一・蝶子・針金の人間関係と過去がイマイチ掴みきれなかったのが残念。

女優陣は客演。
主人公格の赤星@今井和美は、「拗らせている」タイプで、ウザくなりそうなのですが、“邪悪な自分”と純情な部分が組み合わさって可愛く見えてくる感じでした。ところで、30歳というのはリアルな話なんでしょうか。
白玉さん@傳田圭菜の大きくて美しい胸が露わになった瞬間、凝視してしまいました。宝塚音楽学校出身という設定でしたが、どことなく、花組の娘役・花野じゅりあに似てるな、と思いました。
妹分の枋子@小山まりあは、別人を装って喋るシーンがありますが、それが非常にその相手を巧く表現していて役者だな!と思いました。ただ、枋子のキャラクター的には、そこまで相手に似せて喋れる必要なかったのでは、と思います。
女性側のエロかった大賞は、蝶子@うえのやまさおりに進呈します。

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