TVアニメ「アルスラーン戦記」最終回25話「汗血公路」
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完全オリジナル展開だった前話「決戦」は、どう書いても酷評になることが予想されたので、感想をパスしてしまいました。
さすがに最終話は「トンデモ」展開ではなかったので、その点は安心しました。ラブコメ展開だと、原作の台詞もところどころ活かされていて、それなりに見ていられました。問題点は、アルスラーン戦記はラブコメでないということですが。しかも結局は「2期へ続く!」と言わんばかりの最終話感が薄い終わりだったので、無理にオリジナル展開の戦闘を作らなくても良かった、と思わざるを得ません。
半年かけて「アニメ化するなら漫画版のストックがないと駄目だ」と分かったので、2期があるとしても、8年後くらいが妥当ですね(苦笑)。
同じ原作者の小説原作を9割方再現して好評を博した偉大な前例があるのだから、アルスラーン戦記も倣えば良かったと思うのですが、TV放送ではそれは許されないのでしょうか。
ギーヴも含めて主要キャスト総出演で、エトワールも可愛かったし、単体で見れば楽しい1話でした。
24話のことは蒸し返したくないのですが、一点だけ。
23話と24話の間で、地下水路にいたキシュワードがいつのまにか軍に戻っているというワープが発生した件は、脚本家が異なるため、展開の詳細がきちんと伝わっていなかったのだろうと納得しました。
しかしファランギースにイアルダボード教を「邪教」と呼ばせた脚本家と、25話では共存を解く台詞を持ってきた脚本家が同一人物ということに、酷く混乱しています……。