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荒川弘版 漫画「アルスラーン戦記」4巻

少し遅くなりましたが、無事購入。
面白くて安心しました。
ギルカールと銀仮面卿の腹の探り合いなど、ルシタニアパートにもちゃんと尺が割かれていて読み応えがあります。
エラムとナルサスの出逢いと、エラムの料理の腕が上達した理由となるエピソードがオリジナルで盛り込まれていましたが、そんなに無理がないし、なにより「解放奴隷の子が自ら目的を見付けて技術を手にする」という良いお話でした。
アクション面も、動きはない漫画なのに、重さと迫力がありました。中でも、ホディールの奴隷達が激怒し追い掛ける来るシーンはヒヤッとしました。

そして、遂に漫画でもザンデ登場!
デザインはアニメと同じ筈ですが、四角張った印象だったのに対し、漫画版は同じ四角でも長方形の顔なので、少し雰囲気が違うなと思いました。なんにせよ、ヒルメスから褒められたりうまく対応できるとニコニコ顔だったり、殿下呼びを改めさせられて慌てたり、非常に可愛いです。
ダリューンとの対決は次巻なので、来年まで楽しみにしています。

巻末の対談も読み応えがありました。
生き生き描いていると思ったギーヴが、一番荒川先生の引き出しにないキャラクターとは意外でした。

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