以前読んだ本で、ロシアの文豪について論じている下りが面白く、考えさせられました。
その論を要約すると、ツルゲーネフやチェーホフは美男子でモテたから女を捨てたり不倫して悪びれない男を書くのが巧い。ドストエフスキーやトルストイは醜男でモテなかったから、片想いや寝とられる男の心理描写が巧い、というもの。
モテた、モテないという話の真偽はともかく、経験したことがない事象を想像で書くより、体験から膨らませた事象を書く方がリアリティーが出るのは事実ですよね。出来事を描く場合、当事者だからこそ見えないということもありますが、心情などは当事者だからこそ描けるものですよね。

とはいえ、想像力で書いた作品が、リアルな体験に基づく作品より劣るとは必ずしも思いません。
一編の嘘もない作品より、上手に嘘をついた作品で楽しませてくれれば構わないし、自分でも思うがままに書く方が楽しいと思っています。
だから、ファンタジー作品はリアリティーがないと言われようが、やっぱりファンタジーが好きなのよね、と思いつつ久し振りに小説執筆ファイルを開いたところで、本日終了(笑)。

……今年中に、1編も新作がないという状態は打破したいなぁ……。

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