収集漏れしていた北米版「パルマコスタ人間牧場」の台詞が書き写し終わり、昨日ユアンさま専門情報サイト(旧ユアンさまサーチ)を更新しました。
今回書き写すに当たって、気にしていた台詞は2つあります。
1つはゼロスの「だからマーテルさまには涙をのんで消えてもらうってか」。
「涙をのんで」という部分が浪花節の日本語っぽい表現ですし、揶揄している調子も伝わらないといけないし、ということでどう訳されたのか気になっていたのですが、北米版だとこのような台詞になっていました。
So, you're gonna have Miss Martel be a good little girl and disappear.
書き写している最中、元の台詞なんだっけ?と一瞬考えてしまいました。
私がこれを日本語に再翻訳するとしたら、「それで、アンタはマーテル女史に聞き分けのいい良い子になって消えてもらうつもりか」という感じかしら。「good little girl」という部分はニュアンスで意訳しています。
そして他の全員が「Martel」と呼び捨てにしている中、一人だけ「Miss Martel」と呼ぶ辺りが、女たらしの面目躍如と思いました。
もう1つは、リーガルの「獅子身中の虫…か?」。
獅子身中の虫ということわざが英語にあるのだろうか、と疑問に思っていたところ、こんな台詞に変わっていました。
A double-agent?...
二重スパイという意味だと、ユアンさまはレネゲード側の情報をクルシスに渡していないからちょっと違うので、「逆スパイ」という感じでしょうか。こちらは少々苦しい台詞ですね。でもリーガルだから、産業界っぽいセリフにしたのかなぁとも思います。
それから、実際に書き写したことで「お?」と思ったのはロイドのこのセリフ。
How do we resurrect the Giant Tree?
日本語だと「どうしたら大樹が復活するんだ?」と単に質問しているだけですが、英語だと「We」と言っているので、まだ手を組むかどうかを吟味しているはずなのに、既にやる気だな!と感じました。
実際のところ、そこまで主語に強い意図はないのかしら。この辺の感覚は、母語が英語圏の人に伺ってみたいところです。