TVアニメ「アルスラーン戦記 風塵乱舞」8話「風塵乱舞」(最終回)
http://arslan.jp/2/

王都奪還はこれからだ!で終了する、予想通りのエンドでした。
なぜ、8話という変則的な放送スケジュールだったのかは不明ですが、第一部完結まで進まないのであれば、これが一番良い最終回だったと思います。四つ巴の戦いが始まるという高まりがあって、この先の物語を期待させる終わりかたでした。
ただ、ルクナバードをヒルメスが所有しているという時点で、完全に原作から逸れているのですよね。
三期の予定がないから、アニメ的な面白さを追求して、好き勝手やった結果なのか、それともこの先の巧い展開を考えてあるのか、とても気になります。
ここで投げ出したらいくらなんでも中途半端なので、原作に忠実で面白い漫画とは別に、アニメはアニメでちゃんと完結して欲しいです。

最終話にして、ザンデが生き生きと活躍していました。だからといって、1話で最大の見せ場を奪ってしまったことは許さないぞ、と思ったり。
サーム卿との仲が良好そうなのは良かったです。原作でこの二人の仲が描写されていた記憶はないですが、サームにとっては息子世代のザンデを、多少微笑ましく見守っている雰囲気を感じました。

トゥラーン軍のことがきちんと処理されずに流されたこと、ジムサが結局出番がないまま終わってしまったこと、といった点は、アンドラゴラス側に割く尺がないということで仕方ないのかな。
それと、全体的にギスカールが無能に見える描写が残念でした。

エトワールの嘆願にはちょっと変な台詞回しがありましたが、ナルサスとダリューンの反論は原作通りで安心しました。

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