PS4の箱庭シミュレーション「Birthdays the Beginning Demo」(バースデイズ・ザ・ビギニング)を遊んでみました。
http://www.arcsystemworks.jp/hakoniwa/
このゲームのジャンルは「いのちをうみだすみんなのハコニワ」。
要は「生態系シミュレーション」なのですが、プレイヤーにできるのは「地形を上げたり下げたりする」ことだけ。
これが意外と面白く、奥深く、妙に熱中しました。ゲームとしては荒削り過ぎるし、楽しいとは言い切れないため、一度終了すると熱は冷めちゃって、購入して長時間遊ぶほどじゃないと判断したのですが(笑)。
起動して2回驚いたのが、ビジュアル表現です。
そもそも、このゲームの公式サイトや起動時イメージは、こんな風に丸みを帯びたキャラクターと鮮やかな色使いでポップな印象です。
ところがゲームを始めると、洋書風のイラストとADVっぽいテキストで進行し、「ゲームを間違えたか?」と思わされました。
そして上記のプロローグ演出が終わると、なんともシンプルなこの初期「ハコニワ」画面が待っていたのです。
ここまでプレイ中のビジュアルが一貫していないゲームは、昨今珍しいと思います。
体験版で遊べるのは、チュートリアル的な内容で、誘導に従って、生命を順番に進化させるだけ。
地形を上げれば山ができて、下げれば海ができて、気候が変わっていきます。
思い通りの土地を作っても、生物が住める気候でなければ意味がないので、気温、水温、湿度といった要素を見ながら、地形を調整しました。
アイテムを使うと、細かい条件は無視して強制進化させたりできるようですが、アイテムに頼らず生態系の変化で進化を促してみたので、そこそこ時間がかかりました。
一応、作った箱庭世界の中を観察することもできます。動物が増えたら、見ているだけでもそれなりに楽しい……のかな。とりあえず微生物と植物しかない時点では見るものがありませんでした(笑)。
子供向けの教材ソフトみたいな雰囲気もありますが、実際に遊んでみないとまったく掴めない独特のゲーム性は好感が持てました。
水輪