3DSのみまもりシミュレーション「ミートピア」体験版を遊びました。
公式ジャンルはSLGですが、個人的にはRPG寄りのゲームだと思います。
https://www.nintendo.co.jp/3ds/adqj/

Miitopia体験版

本作は、Miiの自作キャラクターを、物語上のキャラクターとして配役して遊ぶゲーム。
主人公と仲間、大魔王、大賢者は必ずMiiから選ばされます。

Miitopia配役

Miiは自分で作らなくても、全国ユーザーが作った「みんなのMii」から選択する方法があり、ゲーム本編以外の労力をかけずに遊ぶこともできる点はホッとしました。

一方、村人などのモブキャラは、あらかじめデフォルトキャラクターがセットされていますが、全員配役し直せます。

Miitopia配役モブ

仲間キャラクターの配役は強制なので面倒に感じたのですが、モブを変えられるのは結構面白いと思いました。モブと言っても、それぞれに一点目立つ個性が付与されているので、個性に合わせて配役しても良いし、あえて真逆の配役にしたりして、少し笑える状態にできます。

体験版で遊べる範囲は、オープニングから「町長の紹介状」を手に入れてサイショー城に行くまで。
かなり長く遊べる体験版でした。

個性は仲間にもちゃんとあって、職業と性格の設定が肝。
特に性格の方は「クール」なキャラクターは攻撃を受け流すことがあったり、「てんねん」は何をしでかすかわからない要素があったり、職業との組み合わせでかなり感触は変わる印象です。
職業は、純粋に成長度やスキルに差が出ますが、多少偏らせていても、クリアにはそれほど問題ない模様です。かといって、難易度が特別低いわけでもなく、巧く調整できてるな、と感心しました。

戦闘中は、仲間には指示が出せないため、強敵相手だと「この行動を取って欲しい!」という気持ちがハマったりハズレたりして、なかなかドキドキします。
そして「みまもり」と言いつつ、プレイヤーは本当に見ているだけでなく、傷付いた仲間を安全地帯へ避難させてあげたりする介入要素があるので、ゲームとしても機能しています。

この「思い通りにいかない」という要素は戦闘だけでなく、例えば消耗品や装備品の買い物も、「○○を買いたい」と思っている仲間にお金をあげるかどうか、という形で処理します。

Miitopia買い物

ところが、この買い物でも予定と違うものを買って来ることがあるため、思ったようには強化できません。逆に、値切り上手なのか渡した予算より多く消耗品を買って来ることもあり、これは純粋に嬉しくなります。

育成には他にも色々要素がありますが、宿屋の部屋割りを一緒にした二人が仲良くなって人間関係が深まっていくシステムが、Miiで作った仲間の存在と巧く噛み合って面白かったです。
ちなみに私の仲間は、3DSを買ったときに密かに作った「シンフォニアキャラMii」を配役したのですが、変な人間関係になって笑いました。

Miitopia人間関係

主人公とロイドを同じ部屋にしたせいで、コレットが怖いことに……(笑)。そこは、主人公の方に嫉妬を抱いて欲しかったですよ。

一回の探索エリアは非常に短く、サクッと終わらせられるという携帯ゲーム機の利点を生かした作り。それなのに、ついつい続けて遊んでしまう、地味な魅力があります。
任天堂らしい、ハードの特色を生かしつつ丁寧に作ったゲームだと感じました。

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