現在地:ラーサー離脱まで
……物語を進めると言っておきながら、10分しか進んでいないじゃないか! とお叱りを受けそうです。
傷心のラーサーを見つめる殿下の視線に、少し優しさも感じるのが却って悲しいイベントです。
最後の仕上げとして、ラーサー連れでトライアルモードを何処まで行けるか試そう、と思ったのですが、STAGE17のマインドフレアが放つ「ストップ」で文字通りストップしました。
それから、Aランクモブの「トリックスター」も、瀕死になってからの魔法障壁に阻まれ、あと1割を削れず逃げ帰る羽目になりました。無属性魔法が「ドレイン」しかないのは致命的でした。
実は、死都ナブディスまで行ったのに、特に得るものなく帰って来ているから、大して強化されていないのです。「バレルコート」や「魔神の帽子」で多少防御は固くできているけれど、武器は店売りか、一段階強い程度の内容でしかありません。
そんな状態が明白になり、せっかく「ガリフ前」ならぬ「ブルオミシェイス前」に時間を費やしたのだから、この段階では普通入手しない有用アイテムが欲しい! という欲が出ました。
ということで、アクセサリー「ニホパラオア」を入手することにしました。
この「ニホパラオア」は、装備者が使った消費アイテムの効果を逆転させるという、非常に癖のある効果を持っています。例えば、フェニックスの尾を敵に使えば即死させ、目薬を使えば暗闇状態にする、という塩梅。
FF12(オリジナル版)ではクランショップで買えるため、私も入手した経験はありますが、実際に活用したことはありません。
それなら、今回は早く入手して活用してみても面白いかな、と思ったのでした。
さて、FF12TZA版でニホパラオアを早期に入手する方法は、交易しかありません。
交換に必要なお宝は「血染めの首飾り×3」「シャレコウベ×2」「レオ×3」。このうち「血染めの首飾り」は、前回倒したアドラメレクのお供「コープス」のドロップアイテムなので、すでに必要数を入手済みでした。
残る2つのアイテムは、普通のプレイだとこの時点で手にしないお宝ですが、両方「ゴルモア大森林」で手に入れられます。
まず「シャレコウベ」をドロップするダークスケルトンは、特殊な出現状態さえ守れば次々出現するので、チェインを稼いであっという間にシャレコウベを入手できました。
苦戦したのは「レオ」です。ウェアドラゴンから低確率で盗めるのですが、ウェアドラゴンは他にも高確率で盗めるアイテムを所持しています。そして、一度盗みに成功すると、同一個体から別のアイテムを盗むことはできません。つまり、「レオ」以外を盗んでしまったら、エリアを2回切り替えて、敵を再出現させないといけません。
……途中まで2倍速で進めましたが、単純作業すぎるので4倍速モードを解禁。
4倍速のお陰で、飽きる前に集め切ることができました。
努力の成果で交易品「呪われた首飾り」が店頭に並びましたが、1つ欲を満たすと、新たな欲が出てくるのが人間というもの。
そもそも「ニホパラオア」は上手く活用しないと威力を発揮できないアイテムなので、強さとしてわかりやすい武器も1つ欲しくなりました。
最初は、バルハイム地下道のレアモンスター「ターゲッター」から片手剣「デスブリンガー」を盗もうかな、などと考えました。入手確率は低いけれど、ターゲッターはこれしか所持していないため、成功するまで「盗む」を繰り返せば良い点が魅力でした。
でも片手剣なら、トライアルモード序盤で手に入る「ブラッドソードA」を狙ったほうが、確率的にも能力的にもいいのでは?と思って試したら、日頃の運の悪さはなんのその、なんと一発で「ブラッドソードA」が盗めてしまいました。
攻撃力も凄まじいですが、混乱の追加効果(100%)が極悪です。敵が攻撃アクションを構える→「混乱」で行動リセット→他のキャラクターの攻撃で混乱が解ける→敵が攻撃アクションを構える(以後ループ)が可能。混乱耐性がない雑魚には、「デュランダルA」より効果的なんじゃないでしょうか。
本編クリアまで、殿下の武器はこれ一本で良さそうです。