「新妻聖子CONCERT TOUR 2017 ~alive&arrive~」@オーチャードホールに参加しました。
http://www.bunkamura.co.jp/orchard/lineup/kashi/20171114.html

ご縁があって、2年ぶり2回目の参加となるコンサート。
9月から始まったツアーで、今日明日の東京2公演が締めだそうです。ファン目線ではない感想なので、その点はご容赦ください。

本日のセットリストは下記の通り。
休憩挟んで二部構成、アンコール含めて2時間15分程度でした。

一部
  • 天地の声(NHKみんなのうた)
  • SWAN LAKE
  • 時の翼(映画「とある飛空士への追憶」)
  • 魔女の子守唄〜歌は魔法(映画「プリキュアオールスターズ」)
  • I Will Always Love You(映画「ボディーガード」)
  • ONE(コーラスライン)
  • All That Jazz(シカゴ)
  • Another Day of Sun(映画「ララランド」)
  • 自由の鳥になれ風になれ
  • アライブ
二部
  • ラマンチャの男(ラマンチャの男)
  • プリュメ街(レ・ミゼラブル)
  • 夢破れて(レ・ミゼラブル)
  • Beauty and the Beast(映画「美女と野獣」)
  • フライングゲット(AKB48)
  • あの人の手紙(かぐや姫)
  • 長崎の鐘(藤山一郎)
  • GOLD(GOLD〜カミーユとロダン〜)
アンコール
  • Nessun Dorma(オペラ「トゥーランドット」)

MCは、相変わらずセルフ突っ込み付きのチャキチャキした語りで面白かったです。

歌は素晴らしいのですが、全体的にエコーが効き過ぎだったと思います。
帰国子女だけあって、殆どの洋楽は原曲(英語)で歌われていましたが、「レ・ミゼラブル」の2曲は珍しく日本語訳を採用していました。さらに「あの人の手紙」「長崎の鐘」など、言葉を届けたいという意思を感じる選曲だっただけに、エコーのせいで歌詞が曖昧になる部分があったのは残念でした。
ちなみに、「プリュメ街」自体は、少しブリッコ感のあるコゼットが笑えました。でもなぜか、編曲が「囚人の歌」のワンフレーズから始まって「プリュメ街」「夢破れて」が途切れなく続く構成だったので、ミュージカルを観ていない観客は、2曲の切れ目が分からなかったのでないかと心配になりました。

一番盛り上がったのは、バンド紹介を兼ねた「Another Day of Sun」と、起立と手振りを要求された「フライングゲット」辺りでしょうか。
後者に関しては、MCで「アイドルソングはみんなの心を一つにする」と仰っていたのが印象的でした。アニメ「アイドルマスターSideM」視聴中の身としては、歌で生計を立てている本職がそういうのは擽ったいような、立ち位置不明な状態になります(笑)。

逆に、お上手なことは間違いないのですが、個人的に「Beauty and the Beast」はあまり感心しませんでした。聖子さんのメリハリが強い声質とは合っていなかったと思います。男声(ドラマーが兼任)はディズニープリンス風の甘い調子で良かっただけに、余計そう感じました。
あの人の手紙」も、あくまでフォークなので、メロディアスに歌う歌では無いように感じました。「役をやりたい」と仰った通り、感情を込めているのはミュージカル風で面白かったけれど、私が原曲を好きなので少し複雑でもありました。ジャンルを超えて歌うときは、どちらに寄せるのかが難しいところですね。

バンドは、ピアノ、ドラム、ベース(兼コントラバス)に加え、東京公演はヴァイオリン、ヴィオラ、チェロの弦モノ5人と、サックスとトランペットまで揃った贅沢な構成。音に厚みがあって良かったですが、「自由の鳥になれ風になれ」は前回聴いた時に比べると編曲がストリングス重視でバランスが崩れていたように思います。

オーチャードホールの演出には期待していなかったのですが、なかなか凝った照明演出と、まるで「スカーレットピンパーネル」の王宮シーンのような階段セットで、見た目も楽しめたのは嬉しい誤算でした。

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