佐渡島紗織・坂本麻裕子・大野真澄共著「レポート・論文をさらによくする「書き直し」ガイド ー大学生・大学院生のための自己点検法29ー」

早稲田大学ライティングセンターの文章指導員による、推敲ノウハウ本。

各項は、まず「悪い文章」が提示されて、切り口ごとに悪い点を確認し、それを書き直した文章が提示される、という流れになっています。
「一度書いたものを直す」という目的に沿った作りで分かりやすいですし、1つの文章を複数の視点で見直して書き直す(直した文章も、完璧な正解というわけではない)ため、単に「こうしなさい」と示すのでなく「自分で考えなさい」と成長を促す意図になっているのは、なるほど「指導」目的の本だなと思いました。

本書がテーマとしているのは、論文を書くことが目的の「アカデミック・ライティング」であり、「テクニカル・ライティング」で使われる技法とは違う部分もありますが、勉強になるところは十分あります。
難を言えば、独学でこの内容をきちんと理解して自分の文章に応用できる人は、そもそもある程度の文章作成能力があるように思えることかな……。

なお本書では、タイトル通り文章をよくする29の技法を取り上げているのですが、技法ごとに執筆者が異なります。最終的に佐渡島教授たちが編集したとはいえ、最初から最後まで違和感なく読めたので、最後に執筆者一覧を確認して驚きました。

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