180811.jpg

三菱一号館美術館「ショーメ 時空を超える宝飾芸術の世界 1780年パリに始まるエスプリ」
https://mimt.jp/chaumet/

フランスの老舗ジュエリーブランド「CHAUMET」の伝統と歴史を紹介する展示会です。
いくつかの展示室は写真撮影が許可されていたので、カメラを用意していけばよかったと後悔しました。

展示は、8つのテーマに分かれています。
前半(1 歴史の中のショーメ・2 黎明期のミューズ)が、事前に想像していたショーメらしい展示室でした。
創業から間もない頃は、ナポレオンと皇后ジョゼフィーヌの御用達ブランドとして、非常に政治的な意味合いを持つ作品を作っており、歴史的にも興味深い内容でした。
個人的には、宝飾実物とそのデザイン絵やそれを身につけた貴婦人たちの絵を並べて展示してあるのが面白かったです。当時の肖像画家は、実に細かく見たままを描いていたことがわかります。でも、これを描くためには、描かれる側の忍耐力が必要だったでしょうね。

圧巻は、壁一面にティアラ模型が飾られたフロア(3 戴冠!ティアラの芸術)。
模型といっても、フレームの細工は実物通りなので、そのまま装飾として遜色なく見えます。ティアラ実物も展示されていましたが、模型の状態で十分興味深かったです。

コメント

水輪

 おお、とても興味深い展示会ですね。個人的な好奇心からも、文字書きとしても。
 もっと早く知っていれば、そして、こんなに暑くなければ、私も見に行きたかったです。

 装飾品の描写って難しいですよね。書き込み過ぎてもダルい文章になるし、簡潔過ぎると高価だったり高貴だったり品が良かったりの雰囲気が出ないと言う……

麻生壱埜

会期、もうしばらくありますのでお時間がありましたら是非!

ファンタジーを書いていると、装飾品描写は避けて通れないですね。
特に形状に意図がある場合、どこまで描写すればいいのかはとても悩みます。

コメント登録

  • コメントを入力してください。
登録フォーム
名前
メール
URL
コメント
閲覧制限
投稿キー
(スパム対策に 投稿キー を半角で入力してください)