宝塚宙組「オーシャンズ11」千秋楽ライブビューイングに参加。
面白かったです。
退団者7名の挨拶まで込みで、終了時刻をややオーバーしました。
今日のアドリブ大賞は、ベネディクトのオフィスにあげたいです。
言い訳は「ベスの願いを叶えていた」で、ベスが「腕立て100回」を要求。みんなが頑張るのを静観していたベネディクトに「ボスは?」と促したところで大爆笑でした。突然のバトン渡しに慌てず対処するクールな秘書っぷりと、そんなベスへの愛を叫びながら腕立てしたベネディクト以下メンバーが愛おしかったです。
千秋楽&退団者餞別という点では、ソールの演技指導で、全員での口上に加えてフランク&バシャー宛&指名の「愛してるぜ(投げキス付き)」も、最高のサービスでした。
逆に、今日のジョンソン先生は、特定のネタで攻めることはせず、キャラクター(小池先生の物真似?)の面白さで勝負していたので、私では残念ながら説明不能。普通に漫才してるのかと思う面白さで、これはさすがに関西人の血だなと思いました。
しかし最早怪しさを隠せておらず、ベネディクトが思わず「怪しい…」と零したのをマイクが拾っていて、これにも笑えました。
その他、ダイアナへのハロルドのフォローは「あなたが一番輝いてる」。
ハロルドのバシャーへの迫り方は、遂に強引なディープキスに至りました。やるんじゃないかと思っていたけれど、期待に応えてくれて嬉しいです。
そんなこんなで、再演作品にしては退団者への餞別要素が多々あってありがたいことでしたが、正直、私自身は退団という実感が薄いまま今日を迎えたような気がします。
しかし、りくがパレードで銀橋に出たときに二階席を見上げていたのが、別れを告げているように見えて、ここで私も退団を実感できました。
挨拶は、一瞬泣きそうな様子も見受けられましたが、最後まで笑顔全開のりくでした。他のメンバーも、ニコニコと笑っての最後で、やりきった気持ちの良さを感じる卒業でした。
ただ、カーテンコールで「一言」を求められたときに、真風から本名で呼ばれたせいか、素のまま「ゆりかさん、ありがとうございました」と言い出した時は「劇場を出るまで蒼羽りくを維持するんだ!」と思わず念を送ってしまいました。最後までヒヤヒヤさせて、私に母親のような心境を味わわせる唯一の役者でした。もちろん、その後にキチンと「蒼羽りく」に戻って、客席宛のメッセージを言い直してくれましたが。
蒼羽りくを見送るために参加したのですが、通常公演ということもあり、正直、最後は真風氏の可愛さに持っていかれましたね。
カーテンコールにて、キメ顏で盛大な拍手を操った後、「快感だ」台詞で沸かせ、そのことにニコニコしている姿だとか、最後は鳴り止まない拍手に応えて緞帳前に出て来た後、「また会いましょう」と言いながらカニ歩きで袖に引っ込もうとしてセットに引っ掛かり、「あ!」と声を上げたところで暗転終了するというオチまで付けたのが、実に真風氏らしいユルさで、好きになりました(笑)。